ひたすら登って頂上を目指す、苦しい辛いイメージがある「登山」は実はダイエット効果抜群な上に即効性もあり、楽しく痩せられると今注目されています。
今回は登山ダイエットの効果、ポイント5つ、注意点4つ、体験談を紹介します。
登山ダイエットとは
登山ダイエットとは、登山(トレッキング)を行うことによってスリムを目指すダイエット方法です。
登山というとなんだか大変そうなイメージがありますが、難易度の低い初心者向きのコースでも消費カロリーは多いため、比較的簡単に効果を得ることができます。
また、準備が大変なのでは?と思われる方も多いかも知れませんね。まずは薄い入門書を1冊読めばOKです。きっと図書館にも蔵書があると思いますよ。新しい趣味としてチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
なお、どのくらい時間がかかるの?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。簡単なハイキングコースレベルで2時間程度、通常コースで日帰り(6~8時間)から2泊3日程度までがポピュラーです。
マイペースでできて、おしゃべりできる程度の運動量で歩くため、苦しいということはありません。もちろん休憩は取り放題です。
景色が変わるので飽きることもなく、時折はっとする情景に出会えることもあります。道を上がったらパーッと山一面のお花畑だったりして。自然って癒されますよね。
日常とは違う、非日常的なダイエット方法です。
登山ダイエットの効果
登山ダイエットの効果についてみていきましょう。
これは脂肪燃焼の一言につきます。有酸素運動は20分以上行わないと脂肪の燃焼が始まらないとよく言われますが、登山は20分どころではありません。
もくもくと数時間も有酸素運動を続けられる運動系ダイエットってほとんどないと思いますが、登山なら平気でできる上にたった1日で体脂肪が激減することもあるそうです。
そんな登山ダイエットの消費カロリーについてみていきましょう。
なんと、登山について1分あたりの消費カロリーを計算する公式まで存在します。「1分あたりの消費カロリー=体重×0.155キロカロリー」です。
例えば、体重55キロの女性であれば、1分あたりの消費カロリーは8.525キロカロリーになります。この場合、荷物の重さも体重に加算します。
10分なら約85キロカロリー。1時間ならなんと約500キロカロリーですよ。8時間だったら4000キロカロリーですね。アッという間に脂肪が激減してくれます!
おまけに休憩時間もボンボン脂肪が燃焼されるので、時間には休憩時間も含めて計算していいのです。1回の登山で即効性が期待できますね。ちなみに、一般的な富士山の登山などが8時間コースだそうです。
ついでに、有酸素運動だけでなく、無酸素運動の筋トレ効果もあります。登山は上りも下りも筋肉を使うのです。トレッキングボール(登山の杖)を使うと、さらに広範囲の筋肉が使われて、鍛えられるそうです。
登山ダイエットの方法は?5つのポイント
登山ダイエットの具体的な方法についてみていきましょう。
これは端的に言えば、登るべしの一言に尽きます。具体的に登山はどんな感じ?と疑問に思われる方も多いと思うので、実際の登山の方法についてあれこれまとめてみました。
食事は早めに済ませる
登山を行う前に、まずは腹ごしらえです。登山は運動の一種なので、直前に食事をとることは控えましょう。スタートする数時間前が理想的です。具体的には2~3時間前がよいでしょう。消化に良いものがおすすめです。
登山しながら行動食を取る
登山の場合、「行動食」というものがあります。これは歩きながら食べる間食みたいなもの。もちろん量としては少量になりますが、こまめに食べていいのです。
具体的には1~2時間に1個、おにぎりを食べるなどです。これはダイエッターにとっては夢のような話ではないでしょうか?挫折のしようがありません。食べてもどんどん消費されるのですね。
水分補給をする
登山は運動ですから、水分補給をしましょう。少量ずつちびちびこまめにとるのがよいです。一般的には普通の日帰り登山で1.5リットルから2リットル程度の水分が必要です。この量って、一日の必要水分量とほぼ同量ですね。歩きながらバンバン水分を消費しているのですね。
おしゃべりできる心拍数で
運動量としては、おしゃべりできる程度のスピードを心がけましょう。心拍数的にも基本はおしゃべりできる程度です。軽い運動を長時間続けるようなイメージになります。
こまめに休憩をとる
登山に休憩はつきものです。疲れた時の小休憩から、景色にうっとりして見入ってしまったなんていう休憩までさまざまだと思いますが、休憩時間も脂肪は燃焼されます。なんて効率の良いダイエットでしょう。体力と相談しながらマイペースに行うことができます。
登山ダイエットの4つの注意点
登山ダイエットの注意点についてみていきましょう。
すでに登山をされていて、「私は山ガールよ♪」という方はよいのですが、たいていはこれから始めようとする方だと思います。基本的な注意点をまとめてみました。
まずは情報収集する
まずは書籍やネットで情報収集をします。どんな目的で、どこの山に登るのか、を中心に調べていくとよいでしょう。また、登山愛好者のブログもたくさんあるので、読んでおくと実際の登山についてのイメージもわきやすいと思います。
工程表を作る
いつ、だれと、どこへ、どのコースで、登るのかを決めていきます。山の登山口までのアクセスもしっかり調べましょう。そして、工程表を作成します。縮小コピーした地図などに、道順やかかる時間を記入していきます。
登山計画書を作る
さらに、登山計画書を作成しましょう。登山計画書とは遭難したときに迅速に救助してもらうのに役立つ書類です。提出は任意だそうですが、やはりここはきちんと出しておいた方がよいでしょう。
登山グッズをそろえる
最後は登山グッズの準備です。まず基本の3点は必ず用意しましょう。基本の3点とは、登山靴、リュックサック(ザック)、雨具です。この3点を押さえておけばまずは安泰です。
できれば専門ショップなどで、登山に慣れている方、もしくは店員さんのアドバイスを受けながら選ぶとベストです。一度購入しておけば末永く使えますよ。
また、ネットで調べるとレンタル店もたくさんあるので、最初はレンタルを利用するのもよいでしょう。ハマッてから購入に踏み切るのも賢い方法だと思います。
登山ダイエットの体験談
登山ダイエットの体験談がありましたので、ご紹介しましょう。
「最近、登山ダイエットをはじめました。始めるまではちょっとめんどうなイメージがありましたが、一度経験したら病みつきになりました。たった1日で体重も落ちますし、それ以上に爽快な気分を味わえます。今では毎週のように通っているので、平日はダイエットをしなくて済んでいます。(30代女性)」
「登山ダイエットをしています。それまで数々のダイエットに挫折してきましたが、登山は楽しんでできるので続いています。おまけに食事を制限しなくてよく、おやつも食べ放題なのでストレスがたまりません。登山が終わって体重を測るのも楽しみの1つです。(20代女性)」
「主人とともに登山ダイエットをはじめました。日ごろ運動不足なので、その解消のためでしたが、ダイエット効果もすごいです。期待していなかったのですが、うれしい誤算でした。(40代女性)」
最後に
「脂肪燃焼効果」「無酸素運動の筋トレ効果」「トレッキングポールを使えばさらに効果アップ」
・登山ダイエットの方法とポイント
「食事は早めに済ませる」「登山しながら行動食を取る」「水分補給をする」「おしゃべりできる心拍数で」「こまめに休憩をとる」
・登山ダイエットの注意点
「まずは情報収集から」「工程表を作る」「登山計画書を作る」「登山グッズをそろえる」
いかがでしたか?登山ダイエット、なかなか即効性のあるダイエット方法ですよね。登山グッズはレンタルもたくさんあるので、ハードルは低いのではないでしょうか?
週末の趣味としてもぴったりだと思うので、新しい趣味の1つとしてなかなかおすすめできるダイエット方法です。
以上、登山ダイエットのおまとめでした。