たくさんのフルーツや野菜を入れたスムージーは、美容にも健康にもダイエットにも良いので、朝食代わりにスムージーを毎朝作って飲んでいる女性も多いのではないでしょうか?
今回は、スムージーの色にこだわって、スムージーの色の7種類とそれぞれの特徴やおすすめの食材をご紹介します。
この記事の目次
スムージーは色にこだわって選ぼう!
スムージーは、美容にも健康にもダイエットにも良い飲み物です。たくさんのフルーツや野菜を簡単に一気に摂取できますから、朝ごはん代わりにピッタリの飲み物ですよね。
あなたはいつもどんな種類のスムージーを飲んでいますか?スムージーの種類は、入れる食材によって無限にありますが、スムージーを飲む時には色にこだわりましょう。
スムージーの色にこだわることで、効率よく栄養を摂取できます。おすすめのスムージーの色は、次の7色です。
・オレンジ
・黄色
・緑
・紫
・白
・黒
それぞれの色のスムージーの特徴を知っておくと、「こんな悩みの時は、この色のスムージーを飲もう!」とスムージーをさらに上手に飲みこなせるようになるのです。
スムージーの色の種類① 赤
スムージーの色の種類、まずは赤からです。最近は、レッドスムージーが美容に良いと注目されていますよね。
レッドスムージーにはどんな栄養が多く含まれているのか、その特徴やおすすめ食材を見ていきましょう。
レッドスムージーの特徴
レッドスムージーは、当然ながら赤の野菜やフルーツを使ってスムージーを作ります。赤の野菜やフルーツに含まれる代表的な栄養素は、次の2つです。
・カプサンチン
肌荒れがひどい時やアトピーが悪化した時など美肌になりたい時には、レッドスムージーを飲むと良いでしょう。
■リコピン
リコピンは赤の野菜やフルーツに含まれるカロテノイドで、高い抗酸化作用を持っていることが特徴です。
美白・美肌効果やアレルギー緩和効果、生活習慣病や肥満の予防改善効果などがあり、女性は積極的に摂りたい栄養素になります。
■カプサンチン
カプサンチンも抗酸化作用があるカロテノイドになります。唐辛子に含まれるカプサイシンと名前が似ていますが、違うものですので注意してください。当然、辛み成分でもありません。
カプサンチンは善玉コレステロールを増やす効果があり、動脈硬化を予防することができます。
レッドスムージーのおすすめ食材
リコピンとカプサンチンが含まれている食材をご紹介します。
<リコピンが含まれる食材>
・トマト
・スイカ
・ピンクグアバ
<カプサンチンが含まれる食材>
・唐辛子
・赤パプリカ
<そのほかのおすすめの食材>
・イチゴ
・クランベリー
・ザクロ
これらの食材の中で、スムージーに使うと美味しいのは、唐辛子以外ですね。つまり、トマトやスイカ、ピンググアバ、赤パプリカです。特に、トマトや赤パプリカは、1年中簡単に手に入りますので、トマトと赤パプリカをたっぷり使ったスムージーを作りましょう。
また、上記の栄養素は入っていませんが、ビタミンCがたっぷり詰まったイチゴを使うと、スムージーが美味しくなって、飲みやすいと思います。また、クランベリーやザクロも美容に良い成分がたっぷり含まれていますので、おすすめですよ!
・トマト
・赤パプリカ
・イチゴ
・クランベリー
・ザクロ
スムージーの色の種類② オレンジ
スムージーの色、2種類目はオレンジです。オレンジのスムージーにはどんな効果があるのでしょうか?
オレンジスムージーの特徴やおすすめ食材をご紹介します。
オレンジスムージーの特徴
オレンジのスムージーには、次の栄養素が多く含まれていることが特徴です。
・β-クリプトキサンチン
・ゼアキサンチン
オレンジスムージーは最近目の調子が悪いと感じている人や、生活習慣病が心配な人におすすめのスムージーです。
■カロテン
カロテンは緑黄色野菜に含まれるカロテノイドで、高い抗酸化作用があることが特徴です。また、体内ではビタミンAに変わるという特徴があり、視力の維持(夜盲症の予防)や生活習慣病予防、美肌効果などがあります。
■β-クリプトキサンチン
β-クリプトキサンチンは、柑橘系、特に温州ミカンに多く含まれているカロテノイドで、様々な健康効果がありますが、特に骨粗しょう症予防や糖尿病予防に効果があることがわかっています。
■ゼアキサンチン
ゼアキサンチンも緑黄色野菜に含まれるカロテノイドで、抗酸化作用があります。ゼアキサンチンは体内では目の黄斑部に存在しているため、白内障や黄斑変性症などの加齢による眼疾患を予防することができるんです。
オレンジスムージーのおすすめ食材
オレンジスムージーを作るのに、おすすめの食材をご紹介します。
<カロテンが含まれている食材>
・ニンジン
・かぼちゃ
・柿
<β-クリプトキサンチンが含まれている食材>
・温州ミカン
・パパイヤ
・デコポン
・ポンカン
<ゼアキサンチンが含まれている食材>
・黄パプリカ
・トウモロコシ
・パパイヤ
・マンゴー
<そのほかのおすすめ食材>
・オレンジ
・甘夏みかん
・アプリコット
これらのオレンジの食材の中で、スムージーに向いてないのはかぼちゃやトウモロコシくらいで、オレンジの食材は基本的にスムージーに向いています。この中で手に入りやすいものを中心にオレンジスムージーを作りましょう。
・ニンジン
・温州ミカン
・黄パプリカ
・マンゴー
・オレンジ
スムージーの色の種類③ 黄色
次のスムージーの色の種類は、黄色です。黄色のスムージーには、どんな特徴があって、どんな効果があるのかを見ていきましょう。
黄色のスムージーの特徴
黄色のスムージーに多く含まれる特徴的な栄養素は、次のようなものがあります。
・ヘスペリジン
黄色の野菜や果物には、この2つのフィトケミカルが特に多く含まれていることが特徴です。そのため、黄色のスムージーは日焼けをしてしまった時や美肌になりたい時、さらに血行促進効果があるため冷え性の女性にもおすすめしたいスムージーなんです。
■ルテイン
ルテインは目の黄斑部にある抗酸化物質で、目を守ってくれる効果があり、先ほどオレンジのところで紹介したゼアキサンチンと同様に白内障や黄斑変性症を予防する効果があります。
また、炎症予防効果や美肌効果も期待できます。
■ヘスペリジン
ヘスペリジンは、ポリフェノールの1つで抗酸化作用を持っていることが特徴です。ヘスペリジンは末梢血管を強化する効果があるため、血行促進作用が期待できます。
このほか花粉症の症状を緩和するなど、アレルギーによる炎症を抑制する効果もあります。
黄色のスムージーのおすすめ食材
黄色のスムージーは、日焼けをした時や美肌になりたい時、冷え性を改善したい時におすすめです。
<ルテインを含む食材>
・卵黄
・トウモロコシ
・かぼちゃ
・ニンジン
<ヘスペリジンを含む食材>
・レモン
・みかん
・青みかん
<そのほかのおすすめの食材>
・パイナップル
・バナナ
・黄パプリカ
ヘスペリジンを含む食品を見るとわかると思いますが、ヘスペリジンを摂取すると、同時にビタミンCを大量に摂取することができます。日焼けした時には、ビタミンCは欠かせない栄養ですので、日焼けした時にも黄色のスムージーはおすすめなんです。
・ニンジン
・みかん
・レモン
・パイナップル
・バナナ
・黄パプリカ
スムージーの色の種類④ 緑
スムージーの色の種類、4つ目は緑です。緑のスムージーは、スムージーの基本ですよね。毎日、グリーンスムージーを飲んでいるという女性も多いのではないでしょうか。
また、グリーンスムージーを飲むと、それだけで健康になったような気がして、1日を元気に始められるという人も多いのではないでしょうか?
では、スムージーの基本であるグリーンスムージーの特徴やおすすめ食材を見ていきましょう。
グリーンスムージーの特徴
緑色のスムージーであるグリーンスムージーに多く含まれている特徴的な栄養素には、クロロフィルがあります。
クロロフィルとは葉緑素のことですね。葉緑素は、葉緑体の中にある緑色の色素のことです。
クロロフィルは抗酸化作用がありますので、抗がん作用や動脈硬化を予防する効果があります。また、コレステロールや老廃物、ダイオキシンなどを排出するデトックス効果もあります。
さらに、クロロフィルは血液の中のヘモグロビンを構成するヘム(赤い色素)と似た構造をしていて、鉄分と結合することで、ヘモグロビンに変わりますので、鉄欠乏性貧血を予防する効果があることが特徴です。
グリーンスムージーは幅広い健康効果があることが特徴ですので、誰にでもおすすめです。特にこれといった悩みはないけれど、健康になりたい、きれいになりたいという人は、グリーンスムージーを飲むと良いでしょう。やっぱりグリーンスムージーは、スムージーの基本であり、王道なんですね。
グリーンスムージーのおすすめ食材
グリーンスムージーを作るのにおすすめの食材をご紹介します。
<クロロフィルを多く含む食材>
・ほうれん草
・小松菜
・春菊
・にら
・ブロッコリー
・ピーマン
・ケール
・緑茶
<その他のおすすめ食材>
・アボカド
この中では、春菊やニラ、ピーマンなどはちょっと癖が強いので、スムージーには向きませんね。意外なところでは緑茶、特に抹茶を使うと、クロロフィルのほかにカテキンを摂取できるんでおすすめです。抹茶スムージーなんていかがでしょうか?
・ほうれん草
・小松菜
・ケール
・緑茶(抹茶)
・アボカド
野菜だけでは飲みにくい場合は、リンゴやバナナを入れると美味しくなると思います。
スムージーの色の種類⑤ 紫
スムージーの色の種類、次は紫です。「紫!?」と思うかもしれませんが、使う食材によっては、とても美味しいスムージーができます。
紫色のスムージーには、どんな特徴的な栄養素があるのか、おすすめの食材は何かを見ていきましょう。
紫のスムージーの特徴
紫色のスムージーには、次の2つのフィトケミカルが含まれています。
・レスベラトロール
紫のスムージーは、美意識が高い女性におすすめのスムージーです。紫のスムージーには、美容効果が高い成分が含まれていることが特徴なんです。
■アントシアニン
アントシアニンは紫色の色素で、眼精疲労に効果があることはよく知られていますよね。抗酸化作用が高く、眼精疲労を改善して視覚機能を保ったり、目の病気を予防したりします。
■レスベラトロール
レスベラトロールはポリフェノールの一種で、高い美肌効果を持っていることが特徴で、最近は化粧品にも使われるようになっています。
レスベラトロールは、肌のハリを保ったり、シミを薄くする美白効果や弾力性のある肌に整える作用があるんです。女性にはうれしい効果ばかりですよね。
紫のスムージーのおすすめ食材
紫のスムージーを作るのに、おすすめの食材をご紹介します。
<アントシアニンを含む食材>
・ブルーベリー
・カシス
・なす
・ブドウ
・紫キャベツ
・紫玉ねぎ
・シソ
・黒豆
<レスベラトロールを含む食材>
・サンタベリー
・プルーン
・ブドウ
・赤ワイン
・ピーナッツやアーモンドの渋皮
・ココア
ナスや紫キャベツ、シソ、赤ワイン、渋皮などは、さすがにスムージーには向きませんね。紫色のスムージーを美味しく飲むためには、次のような食材を使ってスムージーを作ると良いでしょう。
・ブルーベリー
・ブドウ
・プルーン
・紫キャベツ
・ココア
スムージーの色の種類⑥ 白
スムージーの色の種類、6つ目は白です。白のスムージー、なんだか美味しそうな気がしませんか?白色のスムージーに含まれる栄養の特徴やおすすめの食材をご紹介します。
ホワイトスムージーの特徴
ホワイトスムージーに含まれる特徴的な栄養は、次の2つがあります。
・硫化アリル
ホワイトスムージーは、風邪気味の人におすすめのスムージーです。風邪をひいている時にホワイトスムージーを飲むと、風邪が早く治って元気になりますよ。
■イソチオシアネート
イソチオシアネートは、がん予防がある成分です。また、殺菌作用があることでも知られています。
■硫化アリル
硫化アリルは玉ねぎやニンニクなどに含まれる成分で、あの独特の匂いは硫化アリルによるものなんです。硫化アリルは、風邪予防やがん予防、抗炎症作用、殺菌作用などがあります。
ホワイトスムージーのおすすめ食材
風邪気味の時に効果があるホワイトスムージーの特徴が分かったところで、次はホワイトスムージーを作るのにおすすめの食材をご紹介します。
<イソチオシアネートを含む食材>
・大根
・長ネギ
・キャベツ
・白菜
・わさび
<硫化アリル>
・玉ねぎ
・ニンニク
・セロリ
・ラッキョウ
<そのほかのおすすめ食材>
・ヨーグルト
・牛乳
・豆腐
・アロエ
イソチオシアネートと硫化アリルを含む食材を見るとわかると思いますが、どれもこれもあまりスムージーには向かないものばかりです。キャベツ、白菜、セロリあたりなら、何とか使えそうですね。
・キャベツ
・白菜
・セロリ
・ヨーグルト
・牛乳
・豆腐
・アロエ
スムージーの色の種類⑦ 黒
スムージーの色の種類、最後は黒です。黒のスムージーには何か抵抗があるかもしれませんが、黒色のブラックスムージーも栄養がたっぷり入っているので、おすすめなんですよ!
ブラックスムージーの特徴
ブラックスムージーに含まれる特徴的な栄養素をご紹介します。
クロロゲン酸は、抗酸化作用が高く、がん予防やアンチエイジング効果、糖の吸収を遅くする効果などがあります。
また黒の食材は体を温めて、脂肪燃焼を高める効果があるので、ダイエット中の女性におすすめのスムージーです。最近は、「ブラックチェリースムージー」という商品がダイエット効果があると人気になっていますよね。
ブラックスムージーのおすすめ食材
ブラックスムージーを作るのにおすすめの食材をご紹介します。
<クロロゲン酸を含む食材>
・コーヒー
・ゴボウ
・なす
<そのほかのおすすめの食材>
・黒ゴマ
・黒豆
・ブラックチェリー
黒の食材は、ごらんのとおり、あまりスムージー作りには適さないのですが、それでもブラックスムージーを作ることはできます。
・コーヒー
・黒ゴマ
・ブラックチェリー
このような食材を使って、ブラックスムージーを作ってみましょう。ちなみに、先ほど少し触れたブラックチェリースムージーという商品は、黒ショウガ、黒コショウ、黒玉ねぎ、黒米、黒豆という5つの黒い食材が入っているそうです。
ただ、自宅でこれらの食材を使って美味しいスムージーを作るのは難しいので、使えそうな食材だけで、まずはチャレンジしてみると良いでしょう。
スムージーの種類・色別の特徴についてのまとめ
・スムージーはダイエットや美容などの目的に合わせて選ぶと効率がいい
スムージーの色の種類と、色別の特徴やおすすめ食材をまとめました。スムージーは色によって効果が少しずつ違ってきますので、目的別に7色のスムージーを使い分けるのも良いと思います。
また、7色の種類のスムージーを1週間のローテーションで1日ずつ飲んでいくのも良いのではないでしょうか?
カラフルなスムージーを作ると、気分も上がりますので、色を楽しみながらスムージーで健康にきれいになりましょう。