上品な甘さがたまらないメロン。贈答用としても人気のフルーツですよね。
そんなメロンにはさまざまな美容・健康効果があります。意外とカロリーが低く、ダイエット中の人にもおすすめです!メロンを食べることで今以上にキレイになれるかも…?
メロンの種類と栄養、カロリーや5つの効果、そしてダイエット中の食べ方をまとめました。
メロンの基礎知識(種類)
メロンにはさまざまな種類があることを知っていますか?始めに、メロンに関する基礎知識を紹介していきます。
メロンは野菜?
メロンはウリ科キュウリ属の植物。メロンは植物学的には野菜に分類されます。しかし、栄養学上の分類や流通分野では果物として扱われることがほとんど。メロン=果物という認識で問題ありません。
メロンの種類
メロンはネット系の青肉種、ネット系の赤肉種、ノーネット系メロンの3つに分類されます。ネット系とは皮が網状になっている品種のこと。一方のノーネット系は、皮に網目がなくツルッとしているのが特徴です。
◎主な品種
- ネット系の青肉種・・・アンデスメロン、アールスフェボリット、オトメメロン など
- ネット系の赤肉種・・・夕張メロン、ルピアレッド など
- ノーネット系メロン・・・ハネデュー、ホームランメロン など
メロンのカロリー
「メロンを食べたいけどカロリーが気になる」
そう思っている人は多いのではないでしょうか?メロンは甘いので、カロリーが高いというイメージが強いかもしれません。
気になるメロンのカロリーは100gあたり42kcalです。意外と低いですよね!他のフルーツと比較してみても、特別カロリーが高いという印象は受けません。
果物名 | 100gあたりのカロリー |
メロン | 42kcal |
スイカ | 37kcal |
りんご | 54kcal |
ブドウ | 59kcal |
桃 | 40kcal |
メロン(大玉)の重さは1kg前後です。メロンの果皮や種子は破棄するので可食部は半分程度となります。つまりメロン1個丸ごと食べても、カロリーは210kcal前後しかないということになりますね。
なお、品種によって多少のカロリー差はありますが、それほど神経質になる必要はありません。
メロンの栄養成分
メロンには炭水化物12.98g(糖質12.35g+食物繊維0.63g)、たんぱく質1.39g、脂質0.13gが含まれています。メロンは可食部の約90%が水分、残りのほとんどが糖分なのです。
「それならあまり栄養がないのでは?」とガッカリしないでくださいね。メロンには体に必要なビタミン・ミネラルが豊富に含まれています!主な栄養素は以下の通りです。
栄養素名 | 100gあたりの栄養価 |
ビタミンB1 | 0.08mg |
ビタミンB6 | 0.13mg |
葉酸 | 40.32μg |
ビタミンC | 22.68mg |
カリウム | 428.4mg |
マグネシウム | 16.38mg |
銅 | 0.06mg |
セレン | 2.52μg |
モリブデン | 5.04μg |
メロンにはビタミンC、カリウム、マグネシウムなどが豊富に含まれています!
メロンの5つの美容・健康効果
メロンに期待できる主な美容・健康効果を紹介していきます。
むくみ予防・改善
メロンにはミネラルの一種、カリウムが豊富に含まれています。含有量はスイカの約3倍ほど!
カリウムには体内の余分な塩分を排出して水分調整をする作用があります。この作用によってむくみ予防・改善に効果が期待できるというわけ!足や顔のむくみに悩んでいる人必見です。
アンチエイジング
メロンに含まれるオキシカインという成分には強力な抗酸化作用があります。
オキシカインとは、南フランスのアヴィニョン地方で栽培されているヴォークルシアン種のメロン抽出物に由来するSOD様物質を小麦抽出物のグリアディンというたんぱく質でコーティングした成分のことです。
引用:わかさの生活
抗酸化作用とは、老化の原因となる活性酸素を除去する作用のこと。オキシカインは一度体の中に入ると細胞内に長く留まるという性質があります。他の抗酸化物質と比べると効果が持続しやすいです。
ダイエット効果
メロンにはビタミンB群の一種、パントテン酸が豊富に含まれています。
パントテン酸はエネルギー代謝を助ける働きを持つ栄養素です。ビタミンB群のひとつで、脂質や糖質の分解に携わっています。
引用:痩せるダイエット方法
パントテン酸は三大栄養素(脂質、糖質、タンパク質)を分解してエネルギーに変える手助けをしています。パントテン酸をしっかり獲ることでエネルギー代謝を上げることが可能!つまり、太りにくく痩せやすい体に近づけるということです。
美肌効果
メロンには肌に良いビタミン・ミネラルが豊富に含まれています。特に多く含まれているのがビタミンC。
ビタミンCにはコラーゲンを合成したり、メラニン色素の生成を抑える作用があります。コラーゲンは肌の潤いを保つために欠かせない成分!メロンはシワ、シミ、たるみ予防に効果が期待できます。
便秘予防・改善
メロンにはペクチンという食物繊維が含まれています。ペクチンには善玉菌を増やし腸内環境を整える作用があります。また、便のカサを増やし腸のぜん動運動を促す作用も。便秘に悩んでいる人におすすめです。
ダイエット中にメロンを食べる方法
メロンは100gあたり42kcalと低カロリー。さらにダイエットや便秘解消に良い成分が入っています。つまり、上手に取り入れることでダイエット効果が期待できるのです!
しかし、メロンは糖度が高いので食べ過ぎると逆効果になることも…。ダイエット中にメロンを食べる時は以下のようなことに注意しましょう。
◎太らないメロンの食べ方とは?
- 食べ過ぎない
- 夜遅くには食べない
- なるべく皮に近い部分まで食べる
- 朝食代わりに食べると◎
どんなに低カロリーでも食べ過ぎたら意味がありません!1日200g程度を目安に食べましょう。
また、メロンに含まれる果糖は体に吸収されやすいという特徴があります。夜遅くに食べてしまうと脂肪になりやすいので注意してください。
ダイエット効果を狙うなら朝食代わりに食べる「置き換えダイエット」がおすすめです。朝食をメロンのみにすることで大幅なカロリー節約が可能となります。3食全てをメロンにする、というような過激なダイエットはおすすめできません。
メロンの種類と栄養・カロリーと効果・ダイエット中の食べ方のまとめ
・メロンの種類
「青肉種」「赤肉種」「ノーネット系メロン」
・メロンのカロリーは100gあたりで42kcal
・メロンの栄養素は、ビタミンB1やビタミンB6などが含まれている
・メロンの美容効果と健康効果
「むくみ予防や改善になる」「アンチエイジング効果」「ダイエット効果」「美肌効果」
・ダイエット中にメロンを食べる方法
「1日200g程度」「ダイエット効果をアップさせるなら、1食置き換えにする」
メロンの栄養価や美容・健康効果を紹介してきました。想像よりもカロリーが低く、驚いた人も多いのではないでしょうか?100gあたりたったの42kcalしかないのは嬉しいですよね。
低カロリーなだけでなく、体に良い成分がたっぷりと入ったメロン。上手に取り入れて今よりももっと健康に、そして美しい体を手に入れませんか?