大根おろしを食べるとダイエットできる、そんな噂を聞いたことはないですか?大根おろしにはダイエット効果がありますので、大根おろしを食べると痩せやすくなるのです。
大根おろしダイエットの方法や注意点をまとめました。簡単&手軽に痩せたい人は、大根おろしダイエットを実践してみませんか?
大根おろしにダイエット効果がある4つの理由
大根おろしに、ダイエット効果があることを知っていますか?大根おろしにはなぜダイエット効果があるのか、4つの理由をご紹介します。
イソチオシアネート
大根おろしのダイエット効果の1つ目は、イソチオシアネートです。イソチオシアネートとは、大根おろしに含まれるファイトケミカルの一種で、大根おろし独特の辛み成分になります。
イソチオシアネートは、高い抗酸化作用を持っていますので、活性酸素を除去して全身の細胞の機能を高め代謝をアップさせる効果があります。
代謝がアップすれば、カロリーの消費量が自然に上がりますし、脂肪を溜めこみにくくなるので、痩せやすい身体を作ることができるのです。
このイソチオシアネートは、大根そのものには含まれていません。大根おろしにしないとダメなんです。
大根のイソチオシアネートは大根の細胞が壊れて、グルコシノレートとミロシナーゼという物質が化学反応を起こすことで作られます。
生の大根はそれ程辛くないのに、大根おろしが辛いのは、こういう理由があるからなんですね。
たくさんの消化酵素
大根にはたくさんの消化酵素が含まれています。炭水化物を消化するジアスターゼ(アミラーゼ)、タンパク質を消化するプロテアーゼ、脂質を消化するリパーゼなどが大根には含まれていますので、大根を食べると消化が促進されるんです。
消化に時間がかかると、腸内に老廃物が溜まり、便秘になって代謝が落ちますが、大根に含まれる消化酵素が消化を助けてくれると、それだけ老廃物が溜まりにくく、腸内環境が改善しますので、痩せやすい身体になります。
食物繊維
大根おろしにダイエット効果がある理由の3つ目は、食物繊維です。大根には100gあたり1.3gの食物繊維が含まれています。
食物繊維は便を軟らかくしたり、便の嵩を増して腸を刺激することで、便秘を解消してくれますし、善玉菌の餌となって善玉菌を増やして腸内環境を改善してくれるのです。
ダイエット中はどうしても便秘になりやすいのですが、大根おろしダイエットは便秘を予防してくれる効果もあるんです。
カロリーが低い
大根おろしのダイエット効果、4つ目はカロリーが低いことです。ダイエット中は食事制限をしてカロリーをコントロールしますよね。
でも、カロリーを気にして、食事量を減らしてしまうと、満腹感を得られず、途中でダイエットを挫折することになります。
大根のカロリーは100gあたり18kcalと大根はダイエット中には嬉しい低カロリーの食品なんです。大根おろしを食べて、お腹を膨らませれば、満腹感を得やすくなりますので、ダイエットに挫折するリスクが低くなりますね。
大根おろしダイエットの方法
大根おろしのダイエット効果を説明しましたので、次は大根おろしダイエットの方法をご紹介します。
大根おろしダイエットは、1日300gの大根(約6センチ)を大根おろしにして食べるだけです。あとは、特にありません。
食事は普段通りに1日3食食べOKです。もちろん、食事を食べ過ぎるとカロリーオーバーになりますのでNGですが、節度のある範囲なら、大根おろしを食べれば後は基本的に何を食べてもOKです。
また、一度に300gの大根おろしを食べる必要はありません。食事前に100gずつ、1日3回に分けて食べると良いでしょう。食事と一緒に食べてもOKです。食事前や食事と一緒に大根おろしを食べると、消化酵素が上手く働いてくれるんです。
大根おろしダイエットの最大のメリットは、頑張らなくても良いことです。ただ大根おろしを食べて、普段と同じ食事を食べるようにしましょう。
大根おろしを300g食べたとしても、摂取カロリーはたったの54kcalですので、大根おろしを食べた分食事を減らさなくちゃと思わなくて大丈夫です。
ただ、少しでもダイエット効果を高めたいなら、無理のない範囲で、カロリー制限をしたり、運動をすると良いでしょう。
大根おろしダイエットの8つの注意点
大根おろしダイエットの注意点は8つあります。大根おろしダイエットは、ただ大根おろしを食べればOKという手軽なものですが、注意すべきことはあります。
注意点といっても簡単なものばかりですので、せっかく大根おろしダイエットをするなら、今から説明する8つのことを頭に入れてダイエットをしましょう。
汁を捨てない
大根おろしダイエットの注意点の1つ目は、汁を捨てないことです。大根おろしを作ると、汁がたくさん出ますよね。その汁は捨てずに、大根おろしと一緒に食べましょう。この汁の中に重要な栄養素であるイソチオシアネートが入っていますから。
加熱しない
2つ目の注意点は、加熱をせずに生の大根おろしを食べることです。加熱をすると、イソチオシアネートや消化酵素が壊れてしまいます。イソチオシアネートも消化酵素も、熱には弱いんです。
そのため、加熱せずに生で食べるようにしましょう。ポン酢などをかけてそのまま食べるのも良いですし、ドレッシングに混ぜて「おろしドレッシング」にして食べるのも良いですね。
また、リンゴと一緒にすりおろすと食べやすくなるのでおすすめです。
大根は食べる直前にすりおろす
大根おろしダイエットでは1日300gの大根おろしを食べる必要がありますが、1度に300gをまとめて食べる必要はありません。食事の時に3回に分けて食べると良いでしょう。
ただ、この時に注意したいことは、食事の直前に食べる分だけすりおろすことです。朝、一度にすりおろして、冷蔵庫に入れておいたものを昼や夜に食べるのはダメです。
なぜなら、イソチオシアネートはすりおろしてから5分後には少しずつ減少していくからです。そのため、大根おろしは食べる分だけ食べる直前にすりおろすようにしましょう。
大根は根元の部分を使う
大根は根元の部分を使いましょう。根元部分と首の部分では、大根は根元部分の方が辛みが強い、つまりイソチオシアネートが多いということになります。
イソチオシアネートが多いと、それだけダイエット効果が高くなりますので、根元部分は大根おろしに使って、首の部分はほかのお料理に使うと良いでしょう。
できれば皮まですりおろす
大根おろしを作る時は、できれば皮まで一緒にすりおろしましょう。イソチオシアネートの成分やそのほかの栄養素は、皮の部分に多く含まれているんです。そのため、大根のダイエット効果を最大限に活かすには、皮を良く洗ってから、そのまますりおろして食べると良いでしょう。
栄養のバランスを考える
大根おろしダイエットは、大根おろしを1日300g食べる以外には、特に制限はありません。だからといって、栄養のバランスを考えない食事を摂るのはダメです。
大根はほとんどが水分で、ビタミンは含まれているものの、炭水化物やたんぱく質、脂質はほとんど含まれていませんので、大根おろしでお腹いっぱいになったからといって、他のものを食べないと、栄養不足になってしまいます。
ですから、大根おろしダイエットをする時は、きちんと栄養のバランスを考えた食事を摂るようにしてください。
カロリー計算はきちんとする
何度も言いますが、大根おろしダイエット中は、特に食事制限は必要ありません。でも、これは「常識の範囲内で」のことです。いくら食事制限がないからといって、暴飲暴食をしていたら、間違いなく太ります。
大根おろしは魔法の食べ物ではなく、痩せやすい身体を作るためのものですので、大根おろしを食べたから必ず痩せるというわけではないのです。
ですから、カロリーオーバーにならないようにしなくてはいけません。少しでも痩せたい人は、無理のない範囲で少しだけ食事制限をしてみると良いでしょう。
すぐに結果は求めない
大根おろしダイエットは痩せやすい身体を作るものですから、大根おろしを食べ始めて、すぐに結果が出るわけではありません。最低でも1ヶ月は毎日続けるようにしてください。
ダイエットはすぐに結果が出ないとなかなかモチベーションが保てないものですが、「大根おろしを食べる以外には、特に何もしない」というダイエットなのですから、すぐに結果を求めずに、長い目で見るようにしましょう。
大根おろしダイエットについてのまとめ
「イソチオシアネートが得られる」「たくさんの消化酵素」「食物繊維」「カロリーが低い」
・大根おろしダイエットの方法
「1日300gの大根おろしを食べるだけ」「1日3食食べる」
・大根おろしダイエットの注意点
「汁を捨てない」「加熱しない」「大根は食べる直前にすりおろす」「大根は根本の部分を使う」「できれば皮まですりおろす」「栄養のバランスを考える」「カロリー計算はする」「すぐ結果は求めない」
大根おろしダイエットの効果や方法、注意点8つをまとめました。大根おろしダイエットはとても手軽で簡単に始められて、頑張らなくて良いダイエットなのでおすすめです。
ただ、大根おろしを食べる以外に特に制限はないと言っても、食べ過ぎれば、大根おろしの効果以上にカロリーオーバーになって太ってしまいますので、気を付けてくださいね。