手間がかかるイメージで敬遠されがちな「玄米」ですがダイエット効果も高く、食べる量を減らさなくてもいいおすすめのダイエット方法です。
今回は玄米ダイエットの効果4つ、具体的な方法、注意点2つ、体験談を紹介します。
玄米ダイエットとは?
玄米ダイエットとは、玄米を食べることによってスリムを目指すダイエット方法です。やり方もとっても簡単。いつも食べている白米を玄米に変えるだけのものです。たいてい普通の炊飯器で炊けます。玄米ってなにか特別なものが必要なのではと思っていたのですが、違うのですね~。
最近では電子レンジでチンするだけで食べられるレトルト玄米もあるので、1回だけのお試しもOK。万が一、挫折してしまった場合にも、たいしてコストはかかりません。おまけに、自分で炊く場合には、白米と玄米のブレンドもOKですし、中間的存在の胚芽米も売っています。
そんな玄米ですが、そもそも玄米って何?という方もいらっしゃるかもしれませんので、具体的に見ていきましょう。玄米とは、精米されていないお米のことです。水を与えれば発芽する種の状態です。
ちなみに、白米とは、玄米から「胚芽」「糖層」を取り除いたものを言います。さらに、玄米から「糖層」だけを取り除いたものが、中間的存在の胚芽米になります。
玄米と白米のカロリーを比べると、ほとんど差はありませんが、栄養分には雲泥の差があります。玄米には食物繊維の他さまざまな栄養素がぎっしりと詰まっているのです。
※カロリーと栄養成分表
玄米ダイエットの4つの効果
玄米ダイエットの効果について見ていきましょう。さすがは栄養満点の玄米だけあって、ダイエットにも、美容にも、健康にも威力を発揮します。以下にまとめてみました。
摂取カロリーの抑制効果
玄米と白米は、カロリー的にはほとんど差がありません。しかし、白米と違って玄米は硬いため、必然的によく噛んでゆっくり食べることになります。
やや時間がかかることから中枢神経から脳へ満腹の信号が伝えられ、少量でも満足感が得られます。これにより、全体的な摂取カロリーを抑えることができます。
デトックス効果
玄米には食物繊維が豊富に含まれています。これにより体内の老廃物がスムーズに排出され、お腹がすっきりします。デトックス効果が見込めるのです。
体に脂肪がつきにくい
玄米は、低GI食品であるため、食べても血糖値が上がりにくく、インスリンの分泌をおさえることができます。インスリンは「肥満ホルモン」と呼ばれていて、分泌が多いと体に脂肪がつきやすく、肥満になる傾向が強いです。これとは真逆のため、脂肪を蓄積しないのです。
美肌効果
玄米にはビタミンやミネラルが豊富に含まれています。同じく玄米に含まれている食物繊維のよって体内のデトックス効果が見込め、つづいて、ビタミンによって活性酸素の除去が行われます。これらによって、美肌効果が見込めます。
玄米ダイエットの方法
玄米ダイエットの方法について見ていきましょう。基本は白米の代わりに玄米を食べるだけの簡単なものです。たったこれだけでダイエット効果が見込めるのですね。
しかし、白米に慣れ親しんできた人から見ると、玄米は硬くて色もあるので抵抗を感じることが多いようです。中には慣れることができずに挫折してしまう方も…。挫折しないための、具体的な方法をご紹介しましょう。
食べ方のポイント3つ
玄米ダイエットは、白米を玄米に置き換えるダイエットです。ただし、急に玄米に切り替えてしまうと、なかなか慣れずにそのままリタイアしてしまう危険性もあります。これを回避する良策をご紹介しましょう。
■レトルト玄米を試してみる
電子レンジでチンして食べられます。1回分の食べきりサイズなので、1回だけのお試しができます。玄米ダイエットをやってみようと思ったら、まずはこれから入るのがよいでしょう。
■白米に玄米をブレンドする
自宅で玄米を炊く場合には、まずは白米と玄米を混ぜて炊きましょう。最初はブレンド比率を白米多めに設定します。徐々に玄米の比率を高めて、切り替えます。
■胚芽米にしてみる
どうしても玄米の硬さに慣れないという場合は、中間の胚芽米を食べてみます。一袋食べ終えるころには胚芽米の硬さに慣れているはずなので、改めて玄米にチャレンジしてみます。きっとスムーズに切り替えることができますよ。
具体的なダイエット方法
具体的なダイエット方法について見ていきましょう。とても簡単です。1日の食事のうち、1~3食を玄米に切り替えます。はじめは1食だけ切り替えましょう。時間帯はいつでもかまいません。ご自分のライフスタイルに合わせて決定するとよいでしょう。
慣れてきたら2食を切り替えて、さらに慣れたら3食すべてを切り替えます。ゆっくりでよいです。いつかは確実にゴールにたどり着きます。
玄米ダイエットの2つの注意点
玄米ダイエットの注意点についてみていきましょう。食品ダイエットですので、特に難しい注意点はありません。ごく基本的なものをあげてみました。
無理をしない
無理に玄米を食べようとするのはやめましょう。味覚の問題は意外に重要で、慣れないものを食べると、満足感が得られず、ストレスを感じることがあります。最悪の場合、暴飲暴食につながるので、無理をせず、ゆっくり慣れるようにしましょう。
食べすぎに注意する
玄米ダイエットは、白米を玄米に置き換えるだけのダイエット方法です。食事制限もありませんので、玄米を食べ過ぎたり、また、安心しすぎて、おかずを食べすぎたりしたのでは、逆に太ることになります。食事はほどほどを心がけましょう。
玄米ダイエットの体験談
玄米ダイエットの体験談がありましたので、ご紹介します。
「最近、玄米ダイエットをはじめました。白米と玄米を混ぜて炊いています。やや硬いので、早食いのクセが治り、食事も半分程度で満足できるようになりました。結果的に痩せ始めています。たしかに効果のあるダイエットだと思います。(30代女性)」
「玄米ダイエットを始めて以来、お通じがよくなり、トイレの回数も増えました。運動不足のせいかむくみがちでしたが、それもなくなり、友達からは「痩せたんじゃない?」と言われるようになりました。食事の量は減らしていないので、ずっと続けられそうです。(40代女性)」
「3か月前から玄米ダイエットをしています。体重が5キロ程度痩せました。ダイエットよりは健康に良いと聞いて始めたので、嬉しい誤算です。太ももがパンパンだったジーンズがスルンと入るようになりました。まとめて炊いて、冷凍保存にして食べています。(20代女性)」
最後に
「摂取カロリーの抑制効果」「デトックス効果」「体に脂肪がつきにくい」「美肌効果」
・玄米ダイエットの方法
「1日の食事のうち1~3食を玄米に置き換える」「レトルト玄米を試す」「白米に玄米をブレンドする」「硬さに慣れない場合は胚芽米にしてみる」
・玄米ダイエットの注意点
「無理をしない」「食べ過ぎに注意する」
なかなかよさそうなダイエット方法ですね。
ひもじくもないですし、辛くもなさそうです。ただし、玄米が口に合うか分からないので、まずはレトルト玄米にチャレンジするのがよいでしょう。1食分だけできるので、話のネタにもなりそうです。試してみて下さいね。
以上、玄米ダイエットのおまとめでした。