リラックスタイムに紅茶は人気ですが最近では痩せる効果があると紅茶ダイエットが話題です。
今回は紅茶の基礎知識&種類、カロリー、太る口コミ&痩せる口コミ、ダイエット中におすすめの飲み方、紅茶ダイエット3つを紹介します。
この記事の目次
紅茶の基礎知識&種類
あなたは紅茶にどのようなイメージを持っていますか?
「洋菓子と相性が良い」「何となくおしゃれ」というようなイメージを持っている人が多いのではないでしょうか。
はじめに、紅茶に関する基礎知識を紹介していきます。
紅茶とは
紅茶とは、乾燥・発酵させた茶葉、もしくはその茶葉から抽出した飲料のこと。
紅茶というとヨーロッパを連想するかもしれませんが、紅茶は中国発祥の飲み物です。
紅茶は伝統的に中国で栽培されていたチャノキ(学名:Camellia sinensis (L.) Kuntze 基本変種)の葉から作られていたが、1823年にインドのアッサム地方で高木になる変種のアッサムチャ(学名:Camellia sinensis (L.) Kuntze var. assamica (J.W.Mast.) Kitam.)が発見され、以後インドやスリランカなどでは後者の栽培が盛んになった。
引用:wikipedia
中国で生まれた紅茶は、その後インドやスリランカで盛んに作られるようになりました。現在では世界各国で愛されています。
緑茶やウーロン茶との違い
紅茶に使用する茶葉はツバキ科の茶の樹(学名:Camellia sinensis)のものです。実は、緑茶やウーロン茶なども同じ茶の樹の茶葉を使用しています。
同じ茶葉を使用しているのに、味や香りが異なる理由は「発酵の度合い」にあります。
- ■紅茶:発酵茶
- ■ウーロン茶:半発酵茶
- ■緑茶:加熱不発酵茶
紅茶は、茶葉に含まれる酸化酵素の力を利用してしっかりと発酵させる「発酵茶」に分類されます。
酸化酵素の作用によって茶葉は茶褐色に変わり、紅茶独特の深い香りを生み出します。
なお、緑茶は発酵させない「加熱不発酵茶」、ウーロン茶は発酵を途中で止める「半発酵茶」に分類されます。
紅茶の種類
紅茶にはさまざまな種類があり、生産地の名前がそのまま名称となっています。今回は特に有名な6種類を紹介していきます。
- ■ダージリン(北インド):独特の香りが特徴的で「紅茶のシャンパン」と呼ばれる。
■アッサム(北インド):コクがあり濃厚な味わい。ミルクティー向き。
■セイロン(スリランカ):スリランカ産紅茶の総称。
■ウバ(スリランカ):独特の渋みがある。ミルクティー向き。
■キーマン(中国):スモーキーな香りが特徴的。
■アールグレイ:フレーバーティーの一種。ベルガモットで香りをつけている。
「ストレートで飲む時はダージリン、ミルクティーにする時はアッサム」というように、用途やその時の気分によって使い分けてみてはいかがでしょうか!
紅茶のカロリー&栄養成分
ダイエット中にどうしても気になってしまうのがカロリーです。
紅茶にはどれくらいのカロリーがあり、どのような栄養素が含まれているのか調査しました。
紅茶のカロリー
紅茶100mlあたりのカロリーは1kcalです。
カップ1杯(200ml)のカロリーは2kcalとなりますので、紅茶はカロリーゼロの飲料ということになります。
「カロリーひかえめ」は、100mlあたり20kcal未満の場合に、「カロリーゼロ」や「ノンカロリー」は、100mlあたり5kcal未満の場合に、それぞれ表示することが可能です。
引用:サントリー
100mlあたり5kcal未満の場合、カロリーゼロやノンカロリーと表記することができます。
紅茶の栄養成分
まずは三大栄養素についてみていきましょう。
紅茶100mlにはたんぱく質0.1g 、脂質0g、炭水化物0.1gが含まれています。その他の主な栄養素は以下の通りです。
<ビタミン>
栄養素名 | 100mlあたりの栄養価 |
ビタミンK | 6μg |
ビタミンB2 | 0.01mg |
ナイアシン | 0.1mg |
ビタミンB6 | 0.01mg |
葉酸 | 3μg |
ビオチン | 0.2μg |
<ミネラル>
栄養素名 | 100mlあたりの栄養価 |
ナトリウム | 1mg |
カリウム | 8mg |
カルシウム | 1mg |
マグネシウム | 1mg |
リン | 2mg |
銅 | 0.01mg |
マンガン | 0.22mg |
ビタミンKとマンガンの含有量が多くなっています。
【商品別】紅茶のカロリー
茶葉から入れた紅茶(ストレートティー)はほぼ0kcalです。しかし、砂糖やミルクを入れれば当然カロリーは高くなります。
特に注意したいのがインスタント紅茶や市販の紅茶飲料です。中には驚くほど高カロリーな商品も!
インスタント紅茶のカロリー
インスタント紅茶とは粉末タイプの紅茶で、水やお湯に溶くだけで簡単に本格的な紅茶が楽しめます。茶葉やティーバッグよりも手軽なことから人気となっています。
レモンティーやミルクティーなどラインナップも豊富です。
便利なインスタント紅茶ですが、はじめから砂糖などが入っている商品が多いので注意が必要です。
一例として、「名糖 レモンティー 500g」のカロリーは1食分(13g)で51kcalとなります。
紅茶飲料のカロリー
ペットボトルや缶の紅茶飲料をよく飲む人も多いのではないでしょうか?
便利で美味しい紅茶飲料ですが、高カロリーな商品が多いので注意が必要です。
今回はキリン「午後の紅茶」シリーズの100mlあたりのカロリーを紹介していきます。
■おいしい無糖:0kcal
- ■ストレートティー:16kcal
- ■あたたかいストレートティー:16kcal
- ■レモンティー:28kcal
- ■あたたかいレモンティー:33kcal
- ■ミルクテティー:37kcal
- ■あたたかいミルクティー:44kcal
特にミルクティーはカロリーが高めです。100ml単位で見ると少なく感じるかもしれませんが、コップ1杯飲めば100kcal前後となるので軽視できません!
紅茶は太る?痩せる?口コミを検証
「紅茶を飲むと太る」そんな噂を耳にしたことはありませんか?
今回は実際に太った人がいるのか、SNSなどで口コミを調査しました。そこから見えてきた太る原因とは?
紅茶を飲んで太った
タリーズで毎日ロイヤルミルクティ飲んでたら太った(´・ω・`)
今日から紅茶にする(´・ω・`)
引用:Twitter
私は昔からとてもレモンティーが好きでテレアポのアルバイト時代なんかは1リットル?パックのレモンティーを飲みながら仕事に励んでいた。
しかし、あれめっちゃ砂糖入ってるんですよね。あれで凄い太った。でも飲み続けた。
引用:Twitter
紅茶で太ってしまった人の多くがミルクティーやレモンティーを飲んでいたことが分かりました。
茶葉から抽出しただけのストレートティーと異なり、これらの紅茶には砂糖やミルクがたっぷり入っているので要注意です。
むしろ痩せた!
しょうが紅茶で痩せたって眉唾ものかと思ったんだけど…ここ数日飲んでて2kg弱減ったのはこれのおかげなのだろうか。
因みに昨日一昨日2日で軽く5000キロカロリー摂取している。
引用:Twitter
体重はそれほど変わりませんが、会う人会う人に「小顔になってる!」と言われるようになりました。効果はすぐ出ます。
引用:ダイエットナビ
紅茶を上手に活用してダイエットに成功した人も!特に「しょうが紅茶ダイエット」が人気のようです。
紅茶を使ったダイエット方法に関しては、後で詳しく紹介していきます。
ダイエット中の紅茶の飲み方のポイント3つ
紅茶で太らないために、以下のようなことを意識しながら飲んでみましょう。
ストレートティーを飲む
一言に紅茶と言ってもさまざまな種類があります。
紹介してきたようにレモンティーやミルクティーは高カロリーなので、ダイエット中は避けたほうが無難でしょう。
ダイエット中に紅茶を飲む場合は、茶葉から抽出したストレートティーをおすすめします。
砂糖やミルクを入れすぎない
せっかくストレートティーを選んでも、砂糖やミルクをたっぷり入れたら意味がありません。
たとえば、スティックシュガー1本(5g)のカロリーは19kcal、コーヒーフレッシュ1個のカロリーは13kcalです。
スティックシュガー1本程度なら問題はありませんが、甘さを求めてつい何本も入れてしまう人が少なくありません。
ダイエット中はなるべく砂糖やミルクを入れずに飲むことをおすすめします。
ホットで飲む
ダイエット中に紅茶を飲む場合は、アイスではなくホットを選ぶようにしましょう。
熱い紅茶を飲むことで、体が温まって代謝が上がりやすくなります。代謝が上がると消費カロリーが増え、自然と痩せやすい体へと変わっていきます。
紅茶のダイエット効果3つ
実は紅茶にはダイエット効果があります。つまり、飲み方に気をつければ痩せる可能性があるのです!
紅茶でダイエットできる理由を解説していきます。
脂質や糖質の吸収を抑える
紅茶を発酵させる過程で、紅茶ポリフェノール(テアフラビン)という成分が生まれます。
テアフラビンは紅茶葉に特徴的に多く含まれるポリフェノールであり、赤色を呈する成分です。
引用:焼津水産化学工業株式会社
このテアフラビンには、脂質や糖質の吸収を押さえる作用があります。
暴飲暴食はNGですが、多少食べすぎても紅茶を飲めばカバーしてくれる可能性があります。
紅茶はダイエットサポートにおすすめの飲み物なのです!
脂肪燃焼を促進する
紅茶にはカフェインが多く含まれています。
カフェインは脳を興奮させる「アドレナリン」の分泌を促します。アドレナリンには脂肪分解酵素「リパーゼ」の分泌を促す作用があるため、結果的に脂肪が燃えやすくなります。
なお、紅茶1杯に含まれるカフェインは約30mgとなっています。コーヒー1杯あたりのカフェイン含有量は約60~100mgです。
コーヒーと比べるとカフェインの量は少なめですが、十分に効果は期待できます。
整腸作用
紅茶に含まれる紅茶ポリフェノール(テアフラビン)には整腸作用があります。
紅茶に含まれるポリフェノールの1種テアフラビンには、腸内の一部の悪玉菌を抑える効果があるという研究結果があり、腸内環境の改善につながる可能性があるのです。
腸内環境が良くなることで、便秘が改善して体内に老廃物を溜め込みにくくなります。
代謝アップにも繋がり、ダイエットに良い効果をもたらしてくれます。
紅茶ダイエットの方法3つ
世の中には紅茶を使ったダイエット方法が数多く存在します。
今回はその中から人気のダイエット方法を3つ紹介していきます。
普通に飲むだけ
紹介してきたように、紅茶には脂質の吸収を抑えたり、脂肪燃焼を促す作用があります。つまり、普通に飲むだけでダイエット効果が期待できるのです!
劇的に痩せることはありませんが、ゆっくりとダイエットしたい人におすすめです。
やり方は簡単で、1日に3~5杯程度の紅茶を飲むだけでOKです。食事前後や運動前にホットで飲むようにしましょう。
もちろん砂糖やミルクは入れずに、ストレートで飲んだほうがダイエット効果が高いです。
しょうが紅茶ダイエット
温かい紅茶にしょうがを入れるだけの簡単ダイエット方法です。
しょうがはチューブ入りのものや粉末のものでもOKです。1日3~5杯を目安に飲みます。
しょうがに含まれる「ショウガオール」や「ジンゲロン」という成分には、血行を促進して代謝を上げる作用があります。
カフェインが含まれる紅茶と組み合わせることで、効率よくダイエットを行うことができます。
紅茶キノコ(コンブチャ)ダイエット
昭和50年代に大流行した紅茶キノコ。別名コンブチャとも呼ばれており、再ブームの兆しを見せています。
紅茶キノコとは、紅茶に砂糖を加え、さらにキノコのようなゲルを入れて発酵させた飲み物のことです。
紅茶キノコには乳酸菌が豊富に含まれており、整腸効果が期待できます。便秘解消やダイエット効果があると話題です。
紅茶ダイエットについてのまとめ
「ストレートティーを飲む」「砂糖やミルクを入れすぎない」「ホットで飲む」
・紅茶のダイエット効果
「脂質や糖質の吸収をおさえる」「脂肪燃焼効果」「整腸作用」
・紅茶のダイエットの方法
「普通に飲むだけでOK」「1日に3~5杯」「食事前後や運動前に飲む」「しょうが紅茶ダイエット」「紅茶キノコ(コンブチャ)ダイエット」
紅茶は美味しいだけでなく、ダイエット中にもおすすめの飲み物です。
ただし、市販の紅茶飲料やインスタント紅茶はカロリーが高いので注意しましょう。茶葉から抽出する際も砂糖やミルクの入れすぎはNGです!
茶葉から入れたストレートティーなら太ることはありませんし、むしろダイエット効果が期待できます。
あなたも毎日の生活に紅茶を取り入れてみませんか?