あまりに大きすぎても困るし、かといって小さすぎても悩みの元になるヒップライン。できるだけ小さくしたい!大きくしたい!と思っても、自力でやるには難しいことも多いです。ヒップを含む下半身は遺伝や骨盤、骨格によるところも大きく、ダイエットだけではどうしようもないことも多いのです。
まずは正しく測定する方法を理解して、自分のヒップサイズを知りましょう。そこから対策を考えてみても遅くはありません。服のサイズの測定方法も合わせてまとめました。通販を利用する時などに参考にしてみてくださいね。
ヒップサイズの正しい測り方
ヒップサイズの計測は他のパーツに比べると比較的簡単です。
2:ヒップの高い位置を確認する
3:その高い位置に地面と水平にメジャーを巻きつける
全身が映る鏡の前で計測するときちんと水平になっているかも確かめられるので便利です。ギュッと締め付けず、肌にぴったりとつける程度の巻きつけ程度で計測しましょう。
太ももの方が張っている場合
服や下着のサイズの計測を目的としていて、お尻よりも太ももの方が張っているという場合は、出っ張っている太もものサイズもヒップサイズと同じように計測しておきましょう。
服のサイズを選ぶ時は、計測したサイズで大きい方の数字を基準にして選ぶと失敗も少なく、自分に合うサイズが見つけられるはずです。
服のヒップサイズの測り方
自分に合う服のサイズを探している時にヒップサイズを確認するなら、自分に合うと感じている服からヒップサイズを確かめるという方法もあります。
1:自分に合うボトムスを履いてみる
2:鏡を見て1番出っ張っている位置はベルトの下から何cmの位置か確かめる
3:服を脱いで服を平らなところにきれいに置く
4:確かめた位置でメジャーや定規を使って水平に長さを計測する
5:測ったサイズを2倍にする
この2倍にした数字が自分の服のヒップサイズということになります。このサイズだけでなく、自分の股下サイズやわたり幅(太もものサイズ)、ウエストサイズなども計測して記録しておくのもおすすめです。
ボトムスを購入する時の目安になるので、試着しなくてもおおよそのフィット感を推測することができます。
理想のヒップサイズの算出方法
自分の理想的なヒップサイズがどれくらいになるか、身長から算出することができます。ヒップの計算式はこちらです。
自分の身長×0.54=理想のヒップサイズ
160cmの女性なら86.4cm、155cmの女性なら83.7cmが理想のヒップサイズとなります。やはり少し小ぶりのお尻が良いんだろうな…と感じる数値です。この計算式位はワコールが編み出したものですが、全体的なバランスで考えると確かに目標としておきたい数値なのだと思います。
ウエストとの黄金比率も考える
小ぶりなお尻というだけでなく、バランスの良いヒップサイズとして考える基準として、自分のウエストサイズから理想のサイズを算出することも可能です。
ウエスト:ヒップ = 7:10
比較的太り気味でもこのバランスが取れているとスタイルが良いように見えるし、痩せていてもこのバランスが悪ければ痩せすぎなどスタイルが悪く見られがちなんだそうです。具体的に数値で見ていくと納得できます。
ウエスト:ヒップ
56cm:80cm
58.8cm:84cm
60.2cm:86cm
63cm:90cm65.8cm:94cm
70cm:100cm
ダイエットを実践していても、いきなり理想のヒップサイズになることはまず不可能です。でも、この理想の黄金比率なら比較的目指しやすいと思います。特にウエストはトレーニング次第で比較的簡単に引き締めることが可能だからです。
自分のモチベーションアップにもつながるので、まずはこの黄金比率を目指すところから始めてみても良いでしょう。
日本人の平均ヒップサイズ
ちなみに、日本人の平均的なヒップサイズは約90cmとされています。
この数値は資生堂の「生活と美の白書」によるもの。年代別に見てみても、20代でも88.2cm、30代では89.1cm、40代で90.4cmとなっています。出産などで骨盤が開き、ヒップサイズが大きくなるという場合もあります。
それに女性はそもそも皮下脂肪がつきやすく、お尻は大きくなりやすいです。年齢を重ねるほどその傾向は強くなっていきます。そのため、徐々に平均値が押し上げられていくという傾向があるのでしょう。
理想のヒップサイズと現実との差
ヒップサイズは頑張って意識していてもなかなか小さいままでいるのは難しいパーツです。
ダイエットしているだけではなかなか減らすことはできないし、本格的にサイズダウンをしたければしっかりトレーニングを行ったり骨盤矯正など骨格のクセを直す必要があることも多いです。かなり努力が必要だという認識が必要でしょう。
ただ、だからと言って諦める必要はありません。ヒップアップにつながる筋力トレーニングでヒップラインを上げたり、ウエストの引き締めエクササイズを組み合わせてボディラインを整えていく方法でもヒップを美しく見せていくことは可能です。
確かに大幅なサイズダウンは難しいですが、こうした地道な努力の積み重ねで少しずつ数値を変えていくことはできます。ヒップサイズは他のパーツと比べても理想との差が大きいところですが、諦めずにコツコツと努力していきましょう。
ヒップサイズの測り方・理想サイズ・平均サイズについてのまとめ
「肌にぴったりとつける程度の巻き付けで計測する」
・理想のヒップサイズ算出方法「自分の身長×0.54」
・日本人の平均ヒップサイズ「約90cm」
ヒップサイズはむくみや食べ物による影響も少なく、サッと計測できるパーツです。なかなかサイズダウンが難しいパーツではありますが、ちょっとした努力で見違えるほど美しいラインにしていくことは可能です。
日々定期的に計測することで自分のモチベーションアップにもつながります。正しく計測してコツコツ努力して、自分なりに理想のボディラインを目指していきましょう。