和食に欠かせない「味噌汁」はダイエット効果抜群で、具材を工夫することで飽きずに毎日継続しやすくおすすめですが塩分など注意点もあります。
今回は味噌汁ダイエットの効果5つ、具体的な方法、注意点3つ、体験談を紹介します。
味噌汁ダイエットとは?
味噌汁ダイエットとは、味噌汁を飲むことによってスリムを目指すダイエット方法です。
味噌汁でダイエット?と不思議に思われるかもしれませんが、味噌汁の味噌の中にはダイエットに効く成分がぎっしり詰まっているのです。
具体的には、植物性たんぱく質、アミノ酸のロイシンやイソロイシン、大豆サポニンやペプチド、などがあげられます。また、味噌は発酵食品ですので、便秘解消にも威力を発揮するんですよ。
日本食はダイエット食品の宝庫とよくいわれますが、代表的日本食である味噌汁もその例に漏れないのですね。日本人なら活用しなきゃもったいないおすすめ食品といえるでしょう。
しかも、日本ならどこにでも売っていて、お値段も安価ですよね。詳しくご紹介していきます。
味噌汁ダイエットの5つの効果
味噌汁ダイエットの効果についてみていきましょう。基本的には味噌汁の味噌がすごいのです。この味噌に日本古来のわかめや豆腐を入れたらダイエットとしては最強食品になりそうですね。味噌の効果を以下にまとめてみました。
代謝アップ
温かい味噌汁を食事中に飲むだけでも基礎代謝アップにつながりますが、さらに味噌に含まれている大豆ペプチドが優れものです。これには腸内環境を整える作用と、基礎代謝アップの効果があります。
脂肪燃焼効果
味噌汁の味噌には植物性たんぱく質がたっぷり含まれています。味噌のたんぱく質に中には、アミノ酸のロイシンとイソロイシンがあります。
また味噌はビタミンB群も豊富です。これらにより味噌汁を飲むだけで、体脂肪を効率的にエネルギーとして使うための脂肪燃焼効果が見込めます。
体に脂肪が溜まりにくい
味噌汁の味噌には、大豆サポニンが含まれています。大豆サポニンには体が脂肪を吸収するのを防ぐ効果や、脂肪の代謝促進の効果があります。これにより脂肪が溜まりにくくなります。継続的に味噌汁を飲むと、痩せやすい体質になります。
水分排出効果
味噌汁の味噌には塩分が含まれますが、この塩分はカリウムと一緒に摂ると、体内の余分な水分を排出する効果が高まります。このため、味噌汁の具にカリウムを多く含む食材を使えば、スムーズに水分が排出され、むくみなどの改善につながります。
便秘解消効果
味噌汁の味噌に含まれている大豆ペプチドは、腸内環境を整える作用がありますが、これが腸内の善玉菌を増やしてくれるため、便秘改善効果があります。発酵食品であることも効き目をアップさせます。おなか周りもすっきりしますよ。
味噌汁ダイエットの方法
味噌汁ダイエットの具体的な方法についてみていきましょう。基本的には、1日3食のすべてで味噌汁を飲む方法と、1食を味噌汁に置き換える方法、の2つがあります。それぞれまとめてみました。
1日3食で味噌汁を飲む方法
これは味噌汁の味噌による効果を最大限に生かすためと、味噌汁を飲むことによってカロリーが多くなりがちなおかずの量を抑えるため、の2つの効果を期待するものです。
味噌汁は飲むだけで脂肪燃焼効果などにつながるので、ダイエット効果が出ますし、それにカロリー制限を追加することで、よりスムーズに目的を達成していきます。コツとしては、味噌汁の具にカロリーの高いものは加えないことです。日本古来のわかめや豆腐などを活用しましょう。
1食を味噌汁に置き換える方法
これは一日のうちの1食を味噌汁だけにする方法です。もちろん一番効果が出るのは夕食を置き換えることです。味噌汁のボリュームは具によっていくらでも調整できますので、お腹と相談して決めるとよいでしょう。
睡眠中に体や細胞が作られますので、豆腐やしじみなどたんぱく質の多いものを具に選ぶとよいです。比較的取り組みやすく、効果も出やすい方法と言えるでしょう。
効果アップの方法
味噌汁に使われるみそには3つの種類があります。「赤みそ」「白みそ」「合わせみそ」です。合わせみそとは赤みそと白みそをブレンドしたものです。
赤みそにも白みそにもダイエット効果のある成分が含まれているので、お好みで選んでもよいのですが、最大限に効果を追求する場合は、赤みそを選ぶとよいです。赤みそに含まれているメラノイジンが血流促進や腸内環境改善に効いて、より高いダイエット効果が見込めます。
味噌汁ダイエットの3つの注意点
味噌汁ダイエットの注意点についてみていきましょう。特に難しい注意点はありません。基本的なものをあげてみました。
無理をしない
味噌汁は飲むだけでもダイエット効果がありますが、即効性を期待して、食事の量を極端に減らしたり、カロリーを制限しすぎるのはおすすめできません。体調不良の原因になるので慎みましょう。
塩分を摂りすぎない
味噌汁は塩分があるため、大量に飲むことはおすすめできません。毎食1杯にしておきましょう。また、最近は減塩の味噌もたくさん市販されているので、それを使うのもよいでしょう。
具を工夫する
味噌汁の具を工夫するとよいです。食材を選べば、低カロリーなのに腹持ちもよく、暴飲暴食が防げますし、味に飽きて挫折することもなくなります。日本古来の食材やお野菜を上手に使うとよいでしょう。
味噌汁ダイエットの体験談
味噌汁ダイエットの体験談がありましたので、ご紹介します。
「味噌汁ダイエットをしています。夕食を味噌汁だけで済ませています。夜は寝るだけですし、お腹もたいして減りません。たまにたくさん食べたいときは具で調整しています。糖質カットにもなるようで、3か月で無理なく3キロ痩せました。(30代女性)」
「味噌汁ダイエットをはじめました。毎食味噌汁を作って、必ず最初に味噌汁を飲みます。食事の量が半分以下に抑えられて、カロリーも少なくなります。確かに体重が減ってきました。さすが日本人だけあって飽きることもないので、長続きするダイエット方法だと思います。(40代女性)」
「一人暮らしなので、コンビニでインスタントの味噌汁を購入してダイエットしています。味噌汁の中にわかめを追加するだけでボリューミーになります。お腹が空いたな思ったら間食代わりに飲んでいます。たったこれだけですが、お菓子などの間食がぴたりとなくなりました。特におなか周りが細くなったように思います。お通じの調子もよいです。(20代女性)」
最後に
「代謝アップ」「脂肪燃焼効果」「脂肪が溜まりにくい」「水分排出効果」「便秘解消」
・味噌汁ダイエットの方法
「1日3食で味噌汁を飲む方法」「夕飯1食を味噌汁に置き換える方法」「赤味噌が効果アップ」
・味噌汁ダイエットの注意点
「無理をしない」「塩分を取りすぎない」「具を工夫する」
なかなか続けやすいダイエット方法ですよね。
さすがは日本食だけあっていつでもどこででも手に入ります。外食も和食を選べばメニューについてきますし、ミニパック入りのみそにお湯を注げば即席で味噌汁が作れますよね。カップ入りもいいけど1杯20円程度でできますよ。
せっかく日本人に生まれたのだから、こういうものから手を付けてみてはいかがでしょうか。ぜひチャレンジしてみて下さいね。
以上、味噌汁ダイエットのおまとめでした。