パンが好きな人は、ダイエットをするのが辛いですよね。パンは一般的にカロリーが高い食べ物とされているので、パンを食べていると、なかなかダイエットできないんです。
でも、ベーグルならパンを食べながらでもダイエットしやすいのでおすすめです!ベーグルのダイエット効果、カロリーや糖質の詳細、おすすめの食べ方をご紹介します。
ベーグルのダイエット効果
ベーグルというパンを知っていますか?ベーグルというと、アメリカでサンドイッチ等に使われるパンというイメージがありますが、実はもともとは東ヨーロッパのユダヤ人コミュニティで食べられていたパンなのだそうです。
ベーグルの特徴は一度茹でることです。生地を捏ねて丸いドーナツ型にして発酵させた後、一度茹でてからオーブンで焼きます。
そんなベーグルは、ほかのパンに比べてダイエットしやすいパンなのです。パンが好きだけど、ダイエットしたいというあなたのために、ベーグルのダイエット効果をまとめました。
ベーグルは低カロリーのパン!
ベーグルのダイエット効果、1つ目は低カロリーであることです。ベーグル1個のカロリーは約179kcalです。このカロリーだけ見ると、カロリーが高いのか、低いのかよくわかりませんよね。そこで、ベーグルの原材料やカロリーを一般的な食パンと比べてみましょう。
■ベーグルの原材料やカロリー
<ベーグル1個分の原材料>
・強力粉:45g(165kcal)
・ドライイースト:0.6g(2kcal)
・グラニュー糖:3g(12kcal)
・塩:1g(0kcal)
・水:35g(0kcal)
・ハチミツ:0.1g(1kcal)
合計=179kcal
これは1個当たりのカロリーですので、100gあたりのカロリーは211kcalとなります。このベーグルの原材料を見て、気づいたことはありませんか?バターや牛乳、生クリームなどの食パンに使われるような脂質を含んだものが一切使われていないんです。
だから、ベーグルは低カロリーのパンと言えるのです。
■食パンの原材料やカロリー
食パンは製品によって、原材料の種類や使用量が異なるので、ここでは一般的な食パンの原材料とカロリーをご紹介します。
<食パンの原材料>
・強力粉
・バター
・砂糖
・牛乳
・塩
・ドライイースト
<食パンのカロリー>
・6枚切り1枚(60g)=158kcal
食パンのカロリーは6枚切り1枚で158kcal、100gにすると264kcalになります。
100gあたりの重さで換算すると、やはりベーグルはバターや牛乳を使っていないため、食パンよりもカロリーが控えめになっていますね。
ベーグルは腹持ちが良いパン
ベーグルのダイエット効果の2つ目は、腹持ちが良いことです。ベーグルと食パンのカロリーを比べてみて、「意外と差がないじゃん!」と思った人もいるかもしれません。
確かに、ベーグルは食パンに比べると、カロリーが大幅に低いというわけではありません。カロリー控えめという程度です。
でも、ベーグルはとても腹持ちの良いパンなので、1個食べただけで、満腹になり、結果的に食事量を控えめにできるので、ダイエットにピッタリのパンなんです。
ベーグルを食べたことがある人は、皆さん知っていると思いますが、ベーグルってとてもモチモチしていて、噛みごたえがありますよね。
食パンはどちらかというとふわふわしています。大げさに言えば、6枚切りの食パン1枚をギュッと丸めると、とても小さくなってしまいます。
ということは、胃の中に入ったら、小さくなりますので、あまりお腹が膨れずに、すぐに消化されてしまうので、食べてもまたすぐにお腹がすきますし、1枚では満足できず、2枚3枚と食べたくなってしまうのです。
それに対して、ベーグルはギュッと詰まったパンで、小さく丸めることなんてできません。食べごたえ満点です。しかも、モチモチしていて、しっかり噛まないと飲み込めませんよね。
そのため、よく噛むことができるんです。「噛む」という行為は満腹中枢を刺激して、少量でも満腹になりやすいので、ベーグルは腹持ちが良く、少量でも満腹になれるパンなんです。
だから、食パンよりもダイエットに向いているパンと言えるんですね。
糖質が少ないわけではないので注意!
ベーグルはカロリー控えめで、腹持ちが良いパンなので、ダイエット向きのパンと言えます。ただ、1つ気を付けなければいけないのは、糖質が低いわけではないことです。
糖質とは、炭水化物から食物繊維を抜いたものです。この糖質はダイエットには良くないものとされていますので、ダイエットをするなら、糖質を控えめにしたほうが、ダイエットが成功しやすくなります。
実際に、最近では「糖質制限ダイエット」が流行っていますよね。
なぜ、糖質を制限したほうがダイエットしやすいのか、それは糖質は中性脂肪に変わりやすいからです。
糖質はすぐに血糖値を上げる栄養素です。つまり、糖質を食べると、血糖値が急上昇します。そうすると、脳は「血糖値を下げなくちゃ!」と思って、インスリンを一気に大量分泌します。
そうすることで、糖とインスリンが結びついて、血糖値が下がるのですが、糖とインスリンが結びつくと、中性脂肪として脂肪細胞の中に取り込まれるのです。そのため、糖質をたくさん摂ると、ダイエットしにくいんですね。
では、ベーグルの糖質量はどのくらいでしょうか?ベーグル1個分(84.7g)の糖質は、約35gとなります。
次に、食パンの糖質を見ていきましょう。6枚切りの食パン1枚(60g)の糖質は26.8gです。100gに換算して比べてみます。
ベーグル100gあたりの糖質は41.3g、食パン100gあたりの糖質は44.6gです。食パンの方がやや多いものの、それほど大きな差はなく、ほとんど同じと言えるでしょう。
ベーグルはダイエットしやすいパンではあるものの、糖質は多めになりますので、その点は注意しなければいけません。
ベーグルでダイエットする時の食べ方の5つのコツ
ベーグルでダイエットをする時には、どうやって食べるのが良いのでしょうか?ベーグルでダイエットをする時の食べ方のコツを5つご紹介します。
1食をベーグルに置き換える
ベーグルダイエットをする時には、1食をベーグル1個に置き換えましょう。ベーグル1個はおよそ180kcalですので、これを1食に置き換えると、カロリーを簡単にセーブすることができます。
一般的な食事は600kcalであることを考えると、1食をベーグルに置き換えるだけで、420kcalもセーブすることができます。
ただ、ベーグルだけを食べるというわけにもいきませんので、サラダなどを付けましょう。それでも、300kcalはセーブすることができるのです。ベーグルに置き換える食事は朝食が最も良いと思います。
まずは、朝食をベーグルに置き換えて、ベーグルダイエットをしましょう。
食前にはサラダがおすすめ
ベーグルダイエットをする時には、食前にサラダをたくさん食べましょう。先ほども説明しましたが、ベーグルは糖質が多いので、どうしても血糖値が急上昇して、脂肪がたまりやすくなります。
それを少しでも緩和させるために、食前にサラダを食べてください。野菜には食物繊維が豊富に含まれていますよね。
食物繊維が糖質を覆うことで、糖質の吸収を穏やかにしてくれる作用があります。そのため、血糖値の上昇が緩やかになって、インスリンの分泌量が少なくなり、脂肪が蓄積しにくくなるのです。
朝食には、サラダとベーグルを用意して、サラダを食べ終えてからベーグルを食べると良いですね。
クリームチーズを塗って食べるのがおすすめ
ベーグルの食べ方ですが、いくらカロリーが低いからと言って、ベーグルをそのまま食べるのは、ちょっときついですよね。
ベーグルは、ほかのパンに比べると、パサパサはしていないのですが、それでもベーグルを何も塗らずに、何も挟まずに食べるのは、なかなかつらいものがあります。
そういう時は、クリームチーズを塗って食べると良いですよ!クリームチーズがベーグルに合うのは、みなさんご存知だと思います。
クリームチーズには、タンパク質やビタミンA、ビタミンD、マグネシウム、カルシウムなどが含まれています。
タンパク質は筋肉や細胞の原料になる栄養素です。ダイエット中は筋肉量が低下しやすいので、タンパク質を積極的に摂って、筋肉量を減らさないようにしなければいけません。
また、ダイエット中は肌荒れを起こしやすいですよね。ビタミンAは皮膚や粘膜を正常に保つ効果があるので、美肌作りにつながるビタミンなのです。
そして、カルシウムは精神的な安定をもたらすミネラルです。ダイエット中は、好きなものを好きなだけ食べることができないので、どうしてもイライラしてしまいますが、カルシウムを摂取しておくと、そのイライラを鎮めやすくなると思います。
クリームチーズのカロリーは100gあたり342kcalです。大さじ1杯分だと51kcalになりますので、大さじ1杯程度のクリームチーズを、半分にスライスしたベーグルに塗って、サンドする形で食べることをおすすめします。
マヨネーズやベーコンなど太りやすいものはNG!
ベーグルでサンドイッチにすると、おしゃれですよね。栄養もたくさん摂れますし、食べごたえも抜群になります。
朝はサラダとベーグル1個、昼はベーグルサンドにすると、ダイエットはさらに効率的に進めることができると思います。
ただ、ベーグルサンドの中身には注意が必要です。サンドイッチにはマヨネーズを思わず使いたくなると思いますが、マヨネーズは油の塊のようなもので、超高カロリーですから、ダイエットには絶対に不向きな食品になります。
また、ベーコンも脂身が多いのでNGです。ツナはオイル漬けではなく、水煮タイプのものを使いましょう。卵は目玉焼きやスクランブルエッグよりも、ノンオイルのゆで卵の方が良いですね。
ベーグルサンドは具材によって、トマトやレタス、アボカド、キュウリなどの野菜を摂ることができますし、ダイエットには必須のタンパク質も摂ることができます。
見た目の豪華でオシャレになりますし、食べごたえも出ますのでおすすめなのですが、具材や調味料には気を遣って、できるだけ低カロリーでおいしいベーグルサンドを使うようにしましょう。
ベーグルを食べていれば痩せられるわけではない!
ダイエットでのベーグルの食べ方の注意点として、覚えておくべきことは、ベーグルを食べていれば痩せられるというわけではないことです。
1食分をベーグルに置き換えれば、カロリーをセーブすることができます。ただ、それ以外で食べ過ぎてしまっては、何の意味もありません。
また、ベーグルなら好きなだけ食べても良いというわけでもないのです。ベーグル1個のカロリーは約180kcalです。それなりにカロリーがあって、しかも糖質が多いですから、食べ過ぎるのは止めましょう。
ベーグルダイエットで覚えておいてもらいたいのは、ベーグルはダイエットを手伝ってくれるものであるということです。
「パンはダイエットに不向きな食品だけど、ベーグルなら低カロリーで腹持ちが良い」というだけで、ベーグルは魔法の食べ物ではありません。
そのため、本気でダイエットをするなら、1食をベーグルに置き換えるだけでなく、運動をしたり、昼食や夕食をいつもよりも量を控えめにしたり、低カロリーのものを選んだりしてください。
そうしないと、「ベーグルを食べているのに、全然痩せないなぁ。」ということになってしまうのです。
ベーグルのダイエット効果・カロリーや糖質についてのまとめ
・ベーグルは、ズッシリとした重みのあるパンなので、とても腹持ちが良いのが特徴
・ベーグルは、糖質が低いわけではないため、糖質制限をしている人は注意
・ベーグルダイエットの方法
「1食をベーグル1個に置き換える」「食前にサラダを食べる」「クリームチーズを塗って食べるとタンパク質やビタミンAなどが摂取できる」「マヨネーズやベーコンなど太りやすいものはNG」「食べているだけでは痩せられないので、運動などにも気を遣う」
ベーグルのダイエット効果、カロリーや糖質について、ベーグルの食べ方のコツをまとめました。ベーグルはパンの中ではダイエットに向いているパンですが、ベーグルを食べていれば痩せるというわけではないので、注意が必要です。
ただ、ベーグルダイエットはパンが好きな人にとっては、ストレスが溜まりにくく、しかも腹持ちが良いのでおすすめですよ!