リンゴ体型とは、お腹に脂肪がたっぷりついて、お腹がポッコリ&デップリしている体型のことです。お腹周りがリンゴのように丸いために、「リンゴ体型」と呼ばれています。
リンゴ体型の原因とおすすめのダイエット方法をまとめました。リンゴ体型に悩んでいる人は、必見ですよ!
リンゴ体型の3つの原因
リンゴ体型の人は、お腹周りだけ太ってしまって、「くびれがない」、「スカートのボタンが留められない」などの悩みを持っていると思います。
リンゴ体型を解消するためには、まずはリンゴ体型の原因を知らなければいけません。リンゴ体型の3つの原因をまとめました。
リンゴ体型の原因は遺伝子
リンゴ体型の原因の1つ目は、遺伝子です。実は、リンゴ体型は肥満遺伝子と関係があるのです。リンゴ体型の人は「β3AR」という遺伝子を持っています。肥満遺伝子の1つですね。
この遺伝子を持つ人は、持たない人に比べて、基礎代謝が200kcal程度低いことがわかっています。日本人の3割はこの遺伝子を持っているとされています。
基礎代謝が200kcalも低いなら、他の人よりも毎日200kcalもセーブしなければいけないので、太りやすく、リンゴ体型になってしまうのは納得ですよね。
糖質の摂り過ぎ
リンゴ体型の原因の2つ目は、糖質の摂り過ぎです。リンゴ体型で悩んでいるあなたは、丼物や麺類が好きではないでしょうか?糖質を摂りすぎると、一気に血糖値が上がり、血糖値を下げるためにインスリンが分泌されます。
血液中の糖とインスリンが結びつくと、中性脂肪として脂肪細胞内に取り込まれるのですが、この時皮下脂肪ではなく、内臓脂肪として溜めこまれますので、内臓周囲に脂肪がついて、リンゴ体型になってしまうのです。
性別・年齢
リンゴ体型の原因の3つ目は、性別と年齢です。リンゴ体型の人は男性が圧倒的に多いんです。なぜなら、女性はエストロゲンが分泌されているからです。
女性ホルモンのエストロゲンは、女性らしい丸みを帯びた体型を作るために、余ったエネルギーを皮下脂肪として蓄える性質があります。
男性はこのエストロゲンがほとんどありませんので、皮下脂肪ではなく内臓脂肪として蓄積されてしまうのです。
また、閉経後の女性はエストロゲンの分泌量が激減しますので、それまでは下半身に皮下脂肪がついていた洋ナシ体型だった人も、リンゴ体型になってしまうことがあります。
閉経は平均50歳、更年期はその前から始まっていますので、45歳以降の女性はリンゴ体型になりやすいので注意が必要です。
リンゴ体型の人は生活習慣病のリスクが!
リンゴ体型の人は、お腹がポッコリ出てしまって、スタイルが良く見えない、太って見えるというデメリットだけではなく、生活習慣病になるリスクが高いですので注意が必要です。
太っていない人の脂肪細胞からは、アディポサイトカインが分泌されています。このアディポサイトカインという物質は動脈硬化を防いで、体脂肪を燃焼させる働きがあるんです。
でも、内臓脂肪が蓄積されてくると、アディポサイトカインの分泌が減少し、動脈硬化が促進し、脳卒中や心筋梗塞の発症リスクが高くなってしまいます。
メタボリックシンドロームの原因である内臓脂肪が蓄積すると、脂肪細胞が肥大・増殖し、アディポサイトカインの分泌異常が起こります。これが動脈硬化を促進し、糖尿病・高血圧・脂質異常症を発症させ、悪化させる原因です。
そのため、リンゴ体型の人は洋ナシ体型の人に比べて、生活習慣病を発症しやすいので、注意しなければいけませんし、できるだけ早くダイエットをしてリンゴ体型を解消しなければいけないのです。
リンゴ体型の人におすすめの4つのダイエット方法
リンゴ体型の人は、生活習慣病を予防して、スリムな体型になるためにダイエットをしましょう。リンゴ体型は洋ナシ体型に比べると、ダイエットしやすい体型ですので、ダイエット効果を実感できて、ダイエットのモチベーションを保ちやすいのです。
有酸素運動が大切!
リンゴ体型の人におすすめのダイエット方法の1つ目は、有酸素運動です。内臓脂肪は皮下脂肪に比べると燃焼しやすいのです。
なぜなら、皮下脂肪はいざという時のエネルギー源として使われますので、最後の最後まで燃焼されません。でも、内臓脂肪はまず最初に使われるエネルギー源となる脂肪です。
そのため、脂肪を燃焼できる有酸素運動を行えば、どんどん脂肪を燃焼させることができるのです。
有酸素運動には次のようなものがあります。
・ウォーキング
・ジョギング
・サイクリング
・ランニング
・水泳
・エアロビクス
・アクアビクス
・踏み台昇降
この中からあなたにとってやりやすい運動を選んで、内臓脂肪を燃焼させましょう。そうすれば、リンゴ体型からスッキリした体型にダイエットできるはずです。
糖質を制限して
リンゴ体型の人のダイエット方法、2つ目は糖質を制限することです。リンゴ体型の人は肥満遺伝子の関係で、糖質の代謝が苦手で、糖質を摂りすぎると、すぐに内臓脂肪がついてしまします。
そのため、糖質の摂り過ぎには気をつけなければいけません。ダイエットしたい人は、糖質を制限する必要がありますね。
ダイエットのためには普段の糖質の半分~3分の2だけを摂るようにしましょう。そうすれば、内臓脂肪がつきにくくなりますし、カロリーコントロールができますので、お腹周りの脂肪がスルスル減っていくはずです。
糖質=炭水化物―食物繊維ですので、ご飯や麺類、パン、小麦粉、砂糖などを控えると良いでしょう。
食べる順番にこだわろう
リンゴ体型の人におすすめのダイエット方法は、食べる順番にこだわることです。リンゴ体型の人は、糖質は控えるべきでしたよね。また、できればカロリー制限もしたいところです。
そのため、食べる順番は野菜→タンパク質→糖質の順にしましょう。そうすれば、野菜で食物繊維とビタミンを取り、低カロリーでもお腹いっぱいになり、肉や魚などの主菜を食べて、タンパク質を摂取できます。
最後に糖質を取ることで、糖質の摂取を控えめにできるだけでなく、血糖値の急上昇を避けることができるのです。血糖値の急上昇を避けられれば、糖尿病を予防することができますね。
食物繊維はたっぷりと
リンゴ体型の人におすすめのダイエット方法、4つ目は食物繊維をたっぷり摂ることです。食物繊維は糖質の吸収を穏やかにしてくれますので、糖質の代謝が苦手なリンゴ体型の人にとって、脂肪を溜めにくくしてくれるものなのです。
食物繊維がたっぷり入っているものは、次のような食品です。
・野菜類
・果物
・きのこ類
・海藻類
・こんにゃく
・玄米
このような食品から食物繊維をたっぷり摂れば、リンゴ体型の人のお腹もスッキリ引っ込むと思います。
また、食物繊維を摂取すると、便秘解消にもなりますので、さらにお腹がスッキリを凹みますよ!
リンゴ体型の原因・おすすめダイエット方法についてのまとめ
「遺伝子」「糖質の摂りすぎ」「男性や45歳以降の女性はなりやすい」
・リンゴ体型の人におすすめのダイエット方法
「有酸素運動が大切」「糖質制限をする」「食べる順番にこだわる」「食物繊維はたっぷりとる」
リンゴ体型の原因とおすすめのダイエット方法をまとめました。リンゴ体型の人は、どうしても生活習慣病の発症リスクが上がります。ただ、リンゴ体型の原因である内臓脂肪は、皮下脂肪よりも燃焼しやすいので、正しいダイエット方法を実践すれば、必ず成果は現れます。
リンゴ体型の人は、健康になるためにもすっきりスリムになって理想の体型を手に入れるためにも、早めにダイエットすると良いでしょう。