昼食を抜いてダイエットをする方法を「昼食抜きダイエット」と言います。昼食抜きダイエットは、簡単に確実に痩せることができるダイエット法です。特に、学生やサラリーマンにおすすめしたいダイエット法なんです。
昼食抜きダイエットの効果とデメリットをまとめました。ダイエットをしたいと考えている人は、昼食抜きダイエットを始めてみてはいかがですか?
この記事の目次
昼食抜きダイエットとは?
昼食抜きダイエットとは、その名前からもわかるとおり、昼食を抜くダイエットのことです。朝食と夕食はしっかり食べても、昼食は抜いて、1日2食にするダイエットのことですね。
昼食抜きダイエットは、昼食を抜いて1日2食にすることで、摂取カロリーを減らして体重を落とすことを目標としてます。
昼食を抜くこと以外は、特に制限はありません。これを食べないとダメ、あれを食べてはダメ、運動をしないとダメなどの決まりごとはなく、ただ昼食を抜けば良いので、簡単に誰でも今日からダイエットできるのです。
昼食抜きダイエットの効果は?
昼食抜きダイエットにはどんな効果があるか知っていますか?昼食抜きダイエットをすると次の2つの効果があります。
・カロリーコントロールしやすい
・血糖値が下がりにくい
それぞれ、具体的にどんな効果があるのかを確認していきましょう。
カロリーコントロールしやすい
昼食抜きダイエットの効果の1つ目は、カロリーコントロールがしやすいことです。ダイエットをする時は、カロリー計算が面倒ですよね。
1日の目標摂取カロリーはこのくらいだから、朝食の摂取カロリーは○○kcal、昼食は○○kcal、夕食が○○kcalにしよう。でも、これを食べたいから、夕食は少なめにすべき?なとど、いろいろ悩んでしまうことが多いと思います。
ダイエット中はこの摂取カロリーの計算が、とにかく面倒なんです。でも、カロリーコントロールをしないと、痩せません。
昼食抜きダイエットをすれば、面倒なカロリー計算をせずに、カロリーコントロールができます。昼食の摂取カロリーは人によって異なりますが、600~800kcalが平均だと思います。
昼食を抜けば、自然に600~800kcalをセーブできますので、カロリー計算は不要なんです。1日600~800kcalをセーブできれば、10日で6000~8000kcalをセーブしたことになります。
体脂肪1kgを燃やすためには、7000kcalを消費しなければいけませんから、昼食抜きダイエットをすれば、10日間で1kg痩せることができるのです。
血糖値が下がりにくい
昼食抜きダイエットの効果の2つ目は、血糖値が下がりにくいことです。1日2食ダイエットで、朝食を抜いた場合、夕食から翌日の昼食まで何も食べませんので、食事と食事の間が18時間程度空いてしまいます。
夕食抜きダイエットも同じです。食事と食事の間が18時間程度空いてしまうのです。そうすると、エネルギーが入ってこないため、血糖値を上げにくくなり、血糖値が下がりすぎてしまうことがあります。
でも、昼食抜きダイエットなら、朝食と夕食の間は12時間程度となりますので、血糖値が下がりにくくなるのです。
血糖値が下がってしまうとどうなるでしょうか?脳は「飢餓状態かも?もっとエネルギーを摂らなければ!」と思って、食欲をアップさせるのです。そうすると、ついつい食べ過ぎてしまいます。
また、体内に入ったエネルギーを脂肪として溜めこもうとしますので、血糖値が下がりすぎると、太る原因になります。
昼食抜きダイエットは仕事にも良い?午後の眠気がなくなる?
昼食抜きダイエットの効果をご紹介しましたが、昼食抜きダイエットはダイエット以外にも効果を発揮するって知っていますか?
昼食抜きダイエットの効果は、午後に眠くなりにくいことです。昼食を食べると、ウトウトして眠くなる人は多いですよね。
昼食後に眠くなる原因は、血糖値です。食後に血糖値が上がると、オキレシンという覚醒に関係した物質が作られなくなりますので、覚醒状態が悪くなり、眠気を感じるようになります。
また、満腹になることで、満足感が出て覚醒状態が低くなります。あなたはお腹が空いて眠れないという経験がありませんか?あれは、お腹がすくことで、覚醒状態が高まるため、眠れなくなるのです。
逆に、昼食を食べてお腹がいっぱいになると、満足して眠くなってしまうんです。昼食後に眠くなると、午後の仕事や勉強の効率が悪くなってしまいます。ウトウトしながら仕事をしていても、仕事ははかどりませんし、ミスが多くなります。
でも、昼食抜きダイエットをすると、午後でも眠くなりませんので、仕事や勉強の効率が上がるんです。
昼食抜きダイエットの3つのデメリット
昼食抜きダイエットのデメリットも確認しておきましょう。昼食抜きダイエットのデメリットは基礎代謝が下がることと、午後にお腹がすくことです。
基礎代謝が下がりやすい
昼食抜きダイエットをすると、1日600~800kcalをセーブすることができます。このペースだと、1ヶ月で3~4kgを食事だけで落とすことになります。
食事だけで1ヶ月3~4kgを落とすのは、ダイエットとしては少しペースが速すぎます。このペースでダイエットをすると、脳が「エネルギーが入ってこない。このままでは危険だ」と思って、基礎代謝を落として、エネルギーを脂肪に変えて溜めこもうとするのです。
また、運動をせずに体重を落としているので、筋肉も一緒に落ちていきます。筋肉は基礎代謝の消費割合が多い部位ですので、筋肉量が減ると基礎代謝量が下がってしまうのです。
基礎代謝が下がれば、当然太りやすくなります。昼食抜きダイエットを止めた途端に、リバウンドすることもあります。
午後にお腹がすく
昼食抜きダイエットは午後に眠くならないものの、お腹が空いてしまうことがあります。お腹がすくと、眠くなるのとはまた違った意味で、集中力が低下します。
栄養不足になりやすい
昼食抜きダイエットのデメリットの3つ目は、栄養不足になりやすいことです。本来なら、昼食で摂るべき栄養素を摂ることができませんので、朝食や夕食でその分を補うように意識しておかないと、栄養不足になってしまいます。
特に、タンパク質やビタミン、ミネラル類はダイエット中に不足しやすいですので、栄養不足にならないように気を付けてください。
昼食抜きダイエットの注意点
昼食抜きダイエットの効果やデメリットを説明してきました。ちょっとした工夫でデメリットを最小限にすることができますので、昼食抜きダイエットをする時は、今から説明する注意点を守って実践しましょう。
・タンパク質を摂る
・サプリメントの力を借りる
・長期間続けない
・どうしてもお腹がすいたらナッツ類
・筋トレも一緒に行う
・夕食は早めに食べ終える
昼食抜きダイエットをする時は、先ほども言いましたが、タンパク質をしっかり摂りましょう。朝から納豆や卵、魚などでタンパク質を摂取したいですね。
タンパク質は筋肉を作る原料となる栄養素です。また、タンパク質は血糖値をゆっくりと上昇させてくれる効果がありますので、昼食を抜いても、血糖値が下がりにくく、夕食まで血糖値を一定に保ちやすくしてくれます。
ビタミンやミネラル類がどうしても不足してしまう時は、サプリメントを使って、栄養不足にならないように気を付けてください。
昼食抜きダイエットは、長期間続けるのはあまりおすすめできません。なぜなら、デメリットでもお話した通り、基礎代謝が下がりやすいからです。1~2kgをサクッと落としたら、あとは1日3食食べて、運動をしながら痩せると良いでしょう。
昼食抜きダイエットをしていると、午後にお腹が空いてしまうことがあると思います。そうすると、集中力がなくなって、仕事に身が入らないこともあるでしょう。
そういう時は、ナッツ類を食べると良いですよ。ナッツ類は調理せずにそのまますぐに、オフィスで食べることができますし、歯ごたえがあるので、満足感があります。
また、タンパク質や食物繊維が豊富なので腹持ちが良いですし、血糖値がゆっくりと上がってくれるんです。
昼食抜きダイエットをする時には、筋トレを行うようにしましょう。筋トレをして筋肉をつければ、基礎代謝が上がりますので、昼食抜きダイエットをしても基礎代謝が下がりにくく、リバウンドしにくいのです。
また、夕食は早めに食べましょう。夕食をセーブする必要はなく、栄養たっぷりのものを食べるべきですが、寝る前3時間前には食べ終えてください。
夜遅くに食べる習慣があると、レプチンの作用が低下してしまいます。レプチンは食欲を抑えて、代謝を亢進するホルモンですので、このレプチンの作用が低下すると、太りやすくなってしまうのです
いくら昼食抜きダイエットをしても、夜遅くに食べて太りやすくなってしまっては意味がありませんので、夕食は早めに食べ終えるようにしてください。
昼食抜きダイエットについてのまとめ
「カロリーコントロールしやすい」「血糖値が上がりにくい」「午後に眠くなりにくい」
・昼食抜きダイエットのデメリット
「基礎代謝が下がりやすい」「午後にお腹がすく」「栄養不足になりやすい」
・昼食抜きダイエットの注意点
「たんぱく質を摂る」「サプリメントの力も借りる」「長期間続けない」「どうしてもお腹がすいたらナッツを食べる」「夕食は寝る3時間前に食べ終える」
昼食抜きダイエットの効果やデメリット、注意点をまとめました。昼食抜きダイエットは簡単にカロリーコントロールができて、確実に痩せることができるダイエット法ですが、基礎代謝が落ちてリバウンドしやすいので、長期間は行わず、筋トレを行うようにしましょう。
昼食抜きダイエットを終えた後は、1日3食食べて、運動を中心としたダイエット法に切り替えると良いでしょう。