サクサクとした食感が美味しいクロワッサン。朝食やおやつにぴったりですよね!
でも、どうしても気になってしまうのがカロリーです。バターをふんだんに使うクロワッサンはどうしてもカロリーが高くなりがちです。
クロワッサンは太るのか、ダイエットに不向きなのか、そしてダイエット中に食べる方法などまとめたのでご紹介します。
この記事の目次
クロワッサンってどんなパン?
クロワッサンとは?
クロワッサンとは、三日月のようなパン形をしたフランス発祥のパンです。クロワッサンにはフランス語で「三日月」という意味があります。
クロワッサンの大きな特徴はサクサクとした食感とバターの風味です。生地を伸ばしてバターを折り込み、またそれを延ばしてバターを折り込むという作業を何回も行っていきます。こうすることで、幾つも生地の層ができて独特のサクサク食感が生まれるのです。
クロワッサンとデニッシュの違い
クロワッサンと同じようにサクサクとした食感が特徴のデニッシュ。クロワッサンとデニツシュにはどのような違いがあるのでしょうか?
原料として、小麦、イースト、牛乳、卵、多量のバターを含む。その他の油脂類を含む場合もある。イーストの入ったパン生地を薄く延ばし、バターを塗り込み何重にも重ね、巻き込む。
引用:wikipedia
上記がデニッシュの定義です。この説明を見てもクロワッサンとの違いがよく分かりませんよね。材料も工程もよく似ていますが、一般的には以下のような違いがあります。
クロワッサン | デニッシュ | |
形 | 三日月形やひし形が多い | 正方形や渦巻状など |
生地の甘さ | 控えめ | 甘い |
トッピング | 基本的になし | 果物、ジャム、チョコ、マヨネーズなど |
クロワッサンはシンプルなので食事向きのパンです。サラダやおかずとの愛称も抜群!デニッシュはトッピングが乗っていることが多く、単品でおやつや食事として成立しやすいです。
クロワッサンのカロリー
では、気になるクロワッサンのカロリーは?
一般的なクロワッサンのカロリー
クロワッサンのカロリーは100gあたり448kcalです。平均的なクロワッサンの重さは1個40g程度。よって、クロワッサン1個のカロリーは179kcalです。これは一般的な材料と分量で作った場合のカロリーなので、お店によって多少の差があります。
179kcalというカロリーを見て「意外と低いんだなぁ」と感じたかもしれませんね。しかし、1個40g程度しかないので1個では物足りないと感じる人が多いと思います。2個、3個と食べることを考えるとやはり気になるカロリーです。
市販のクロワッサンのカロリー
では、有名パンメーカーから販売されているクロワッサンのカロリーはどうなっているのでしょうか?大量生産するため、ベーカリーとは材料や製造工程が異なってきます。
今回は山崎製パンの「シュガーロール」という商品に注目してみます。「シュガーロール」はクロワッサンにストライプ状の砂糖を掛けた菓子パンです。気になるカロリーは100gあたり429kcal、1個176kcalとなっています。
クロワッサンの栄養成分
クロワッサンにはどのような栄養素が含まれているのでしょうか?ついカロリーばかりを気にしがちですが、同じくらい重要なのが栄養成分なのです。
炭水化物
クロワッサン1個(40g)あたりに含まれる炭水化物の量は17.56gです。他のパン同様、主原料が小麦粉なのでどうしても炭水化物の量が多くなります。炭水化物は糖質と食物繊維を足したものと考えてください。
脂質
クロワッサン1個(40g)あたりに含まれる脂質の量は10.72gです。バターやマーガリンを大量に使うため、他のパンと比べても脂質が高めとなっています。
たんぱく質
クロワッサン1個(40g)あたりに含まれるたんぱく質の量は3.16gです。人間の皮膚、臓器、髪の毛などは全てたんぱく質でできています。重要な栄養素ですが、残念ながらクロワッサンにはあまり多くのたんぱく質が含まれてません。
その他の栄養素
クロワッサンに含まれるその他の栄養素です。ナトリウムとビタミンEの含有量が多くなってます。
主な栄養素 | 40g(1個)あたりの栄養価 |
ビタミンE | 0.76mg |
ビタミンB1 | 0.03mg |
ビタミンB2 | 0.01mg |
ナイアシン | 0.4mg |
葉酸 | 13.2μg |
ナトリウム | 188mg |
カリウム | 36mg |
カルシウ | 8.4mg |
クロワッサンを食べると太る?
クロワッサンはカロリーが高い上に、炭水化物と脂質が多いのでダイエットには不向きな食べ物と言えるでしょう。炭水化物は私たちが生きていく上で欠かせない栄養素ですが、摂りすぎると血糖値が急上昇して肥満の原因となります。脂質の摂りすぎも肥満へと繋がりやすいです。
一方でクロワッサンは腹持ちが良いという特徴があります。腹持ちが良いので、他の食品よりも少ない量で済む可能性があるのです。少量で我慢できるのであれば、必ずしもダイエットの敵とは言えないかもしれませんね。
ダイエット中にクロワッサンを食べる方法は?3つの注意点
「ダイエット中だけどクロワッサンを食べたい!」という人もいるかもしれませんね。どうしても我慢できない時は、以下のことに注意しながら食べましょう。
食事として食べる
ダイエット中の間食は控えめにする必要があります。特にクロワッサンはおやつとしてはヘビーすぎるので避けたほうが無難です。おやつとしてではなく、食事の主食として食べるようにしましょう。
食べる量に気をつける
クロワッサン1個(40g)あたりのカロリーは179kcalです。意外と低いからといって何個も食べてしまうと、あっという間にカロリーオーバーとなってしまいます。1食あたり1~2個に抑えておくようにしましょう。
単品で食べない
クロワッサンのみの食事はNGです。クロワッサンは炭水化物に偏っているので、血糖値を急上昇させてしまうリスクがあります。栄養バランスを考えてサラダ、おかず、スープなどを一緒に食べたほうが肥満防止に繋がります。特に血糖値の上昇を防ぐ食物繊維を意識的に摂りましょう。
クロワッサンのカロリー・ダイエット中の食べ方についてのまとめ
・クロワッサンとデニッシュの違いは、生地の甘さ、形、トッピング
・クロワッサンのカロリーは、1個あたり179kcal(100gあたり448kcal)
・クロワッサンの栄養は、炭水化物(17.56g)脂質(10.72g)たんぱく質(3.16g)
・クロワッサンは、カロリーが高く炭水化物と脂質が多いのでダイエットには不向き
・ダイエット中にクロワッサンを食べる方法
「食事として食べる」「食べる量は1食あたり1~2個にする」「単品で食べずにスープやサラダを付けて食べる」
クロワッサンはバターやマーガリンをたっぷりと使用しているので、どうしてもカロリーや脂質が高くなってしまいます。ダイエットに良い食品とは言えませんが、脂質を多く含むので腹持ちが良いという利点があります。
他の食品を大量に食べるよりも、1~2個のクロワッサンで満足できればそのほうが太りにくいかもしれません。ダイエット中でもちょっとした工夫をすることでクロワッサンを楽しむことができそうです。