ダイエット中は体重測定をしなければいけません。体重を落とすためにダイエットをしているのですから、どのくらい落ちたかチェックする必要がありますよね。
ダイエット中の体重測定のタイミングは、一体いつが良いか知っていますか?また、体脂肪率を測る時のタイミングにも注意しなければいけません。
ダイエット中の体重測定のタイミングや体重測定の注意点をまとめました。
ダイエット中の体重測定のタイミング
ダイエット中の体重測定のタイミングは一体いつが良いのでしょうか?ダイエット中に体重測定をする時は、必ず毎日同じタイミングで計るようにしましょう。
私たちの体重は脂肪がつく・つかないに関係なく、1日の中でも変動しています。簡単に言えば、ご飯を食べた後は食べた分だけ体重が増えます。
ということは、朝食後・昼食後・夕食後は体重が重くなります。また、水を飲んだ後も、それだけ重くなりますね。
単純計算でも500mlのペットボトル飲料を1本飲んだ直後は、体重が500g重くなっています。逆に、トイレに行って排泄すれば、排泄した分だけ軽くなりますね。
ダイエット中の体重測定は、同じ条件で測るべきです。なぜなら、今日は夕食後に体重測定をして、翌日は昼食前に体重測定をする。その次の日は朝食前に体重測定をする。その次は、運動後に水をがぶ飲みした後に測る。
このように毎日体重測定の条件が違ったら、体重の増減を正しく把握できないからです。夕食後は1日の中で最も体重が重くなっていますし、朝食前は最も体重が軽くなっているはずです。
条件が違う中で体重測定をしていたら、「昨日は1kgも減っていたのに、今日は500gも増えた。なんだかよくわからないなぁ」ということになってしまいます。そうすると、ダイエットのモチベーションが下がってしまう可能性があります。
そのため、ダイエット中は毎日同じタイミングで体重測定をするようにしましょう。特に、「このタイミングでないといけない」というタイミングはありません。
ただ、同じタイミングであればOKです。あなた自身が測りやすいタイミングで測るようにしましょう。
とにかく、朝食前とか就寝前、夕食後などいつも同じタイミングで測るようにしてください。そうすれば、ダイエット中の体重の増減を追っていくことができます。おすすめは起床後トイレに行った後のタイミングです。
起床後にトイレに行った後が、1日で最も体重が軽く、さらに体重が安定していますので、朝起きたら、トイレに行って、それから体重計に乗る癖をつけると良いでしょう。
ダイエット中には体脂肪率も測りましょう!
ダイエット中は、体重測定も大切ですが、体脂肪率を測ることも大切ですよね。最近の体重計は体脂肪率も一緒に測れるものが多いので、体脂肪率も一緒に測っておきましょう。
体脂肪率は体の中の脂肪の割合を示したものですので、体重よりも「肥満かどうか」を正確に表してくれるものです。
体脂肪率の基準値は、次のようになります。
判定 | 男性 | 女性 |
低い | 5.0~9.9% | 5.0~19.9% |
普通 | 10.0~19.9% | 20.0~29.9% |
やや高い | 20.0~24.9% | 30.0~34.9% |
高い | 25.0%~ | 35%~ |
出典:体重体組成計でわかること | 商品情報 | オムロン ヘルスケア
筋肉が多くて、脂肪が少ないと、肥満にはなりませんよね。でも、筋肉は脂肪よりも重いので、脂肪よりも筋肉が多くなると、体重が増えます。
ということは、体重だけでは肥満かどうかを正確には判断できないのです。そのため、ダイエット中に体重測定をするなら、体脂肪率も一緒に測っておきましょう。
体脂肪率を測るタイミングは?
体脂肪率を測る時のタイミングはいつが良いのでしょう?体脂肪率を測る時は、注意すべきことがあります。
体脂肪率は身体に弱い電流を流して、電気抵抗を測定して、脂肪の量を割り出しています。脂肪は電流を通しにくいのですが、筋肉や骨などの脂肪以外の組織は電気が流れやすいので、まずは電気が流れる筋肉や骨などの除脂肪組織を割り出します。
そして、次のような式で、体脂肪量を割り出すのです。
体重ー除脂肪組織=体脂肪量
体脂肪量がわかれば、体脂肪率はすぐに割り出せますね。体脂肪率は水分量や体温で変わります。
つまり体脂肪率も常に一定で測る必要がありますし、体に水分を取り込んだ後やサウナなどで汗をかいた後など、体の水分量や体温が大きく変わった直後は、体脂肪を測るのは止めておいた方が良いでしょう。
体脂肪率を測定する時は、必ず次のことを守りましょう。
1.食後2時間を経過していること
2. 測定前に排尿、排便を済ませる
3. 運動直後の測定は避ける
4. 脱水やむくみのある場合の測定は避ける
5. 気温低下時や低体温時での測定は避ける
6. 発熱時の測定は避ける
7. 原則として入浴直後の測定は避ける
これらの条件を考えると、やはり起床後にトイレに行ってから体重と一緒に体脂肪率を測るのが、体脂肪率を測るベストのタイミングと言えるでしょう。
ダイエット中の体重測定は一喜一憂しない
ダイエット中の体重測定と体脂肪率の測定は、毎日行うようにしましょう。毎日体重測定を行うことで、日々の体重変化をチェックすることができます。
ただ、毎日体重測定をする中で、気をつけなければいけないことがあります。それはちょっとくらいの体重増減があったからと言って、一喜一憂しないことです。
100~200g程度の増減は、許容範囲です。たまたまむくんでいれば、そのくらいは増えるでしょう。また、女性の場合は、生理前になると1~3kg 増えてしまうのは普通のことです。
そのため、体重100gの増減、体脂肪率0.1%の増減で一喜一憂しないようにしましょう。ほんの少しの体重の増減に振り回されていたら、精神的に疲れてしまいます。
たとえば、100gという数字。体重50kgの人にとって、100gはたったの500分の1です。500分の1の増減、許容範囲だと思いませんか?
毎日体重測定をしている以上、毎日の体重変化は気になるものです。「あれ?増えちゃった」と思うこともあるでしょう。
でも、そこで「なんで~!!!」と思ってしまっては精神的なストレスになります。「まぁ、こんな日もあるよね」という程度に軽く流すようにしましょう。
そして、体重の増減は1週間単位、1ヶ月単位の長い目で見るようにしてください。そうすれば、確実にダイエットの成果、努力の結果が見えてきます。
ダイエット中の体重測定タイミングについてのまとめ
・ダイエット中は体脂肪も測るのがおすすめ
・体重の増減は1週間単位と1ヶ月単位の長い目でみる
ダイエット中の体重測定のタイミングや体脂肪率を測定する注意点をまとめました。体重測定・体脂肪率測定は、いつも同じ条件で行いましょう。特に、起床後トイレに行った後に測定すると、正確に測定できると思います。
また、一喜一憂しないように心がけてください。たった100gの増減に惑わされると、ストレスでダイエットが嫌になってしまいます。そのため、長い目で見て体重が減っているかどうかを見るようにしましょう。