昔から体を温める効果が期待できる野菜として知られている生姜(しょうが)。しょうがに含まれる成分が体を温める効果があることが話題になってから、しょうが紅茶やしょうがパウダー、蒸ししょうが、しょうがサプリなどいろいろなしょうがアイテムが充実しています。
そんな生姜ももちろん、ダイエットに活用していくことが可能です。メインのダイエットにすることも可能だし、ダイエットサポートに役立てることも可能です。効果の高い方法を理解して、上手にダイエットに組み込んでいきましょう!
生姜がダイエットに効果的な理由
生姜がダイエットに役立つ理由は生姜独自の成分、「ショウガオール」と「ジンゲロール」です。
加熱される前の生姜に多く含まれるジンゲロールには、高い殺菌作用と免疫力向上作用、体の末端を温める効果が期待できるものの、そこまで体を芯から温める効果は期待できません。
でも、生姜が加熱、乾燥されると急激に増えるショウガオールは、体を芯から温め、痩せやすい体質作りにつなげていけるのです。
他にも、このショウガオールにはこんな働きが期待できます。
・体が温まると基礎代謝が上がる。痩せやすい体に
・血行が良くなる。老廃物を溜め込まずにむくみ解消にも
・運動前なら効率よく体脂肪を燃焼していくことができる
・血行が促進されてアレルギーの緩和にもつながる
・生理痛の原因になる原因物質の働きを弱めることも可能
・自律神経を落ち着かせてくれるとも言われる
そもそも、体温が1度上がると代謝は15%も向上するといわれています。体をしっかり温めるだけでも、十分ダイエット効果が期待できるのです。その上で効率よく血液もサラサラで健康的なダイエットを目指していくことができるでしょう。
最も効果が期待できる生姜ダイエットの方法
生姜ダイエットのポイントは、ショウガオールをたくさん摂れる状態に加工してしょうがを食べることです。加熱せず冷たいままの生姜を食べても、ジンゲロールばかり。あまり効率良く体を温めることはできません。ショウガオールを最大限に引き出せる加工を行う必要があります。
その効率が1番良いと言われているのが、蒸し生姜です。
いくつかのテレビで話題になって、かなり知られるようになりました。蒸し生姜は自分でも作ることができるし、購入することも可能です。まずは自分に合う方法で蒸し生姜を手に入れましょう!
蒸し生姜の基本的な作り方
蒸し生姜を手作りする場合は、この方法で作ることができます。
【1】生姜をしっかり洗う。汚れた部分だけ皮を剥く
【2】生姜を繊維に沿って1mm程度の薄さに切る(輪っか模様に沿って)
【3】オーブンの天板にクッキングシートを敷き、生姜を並べる
【4】オーブンを予熱なしで80度(100度まで)に設定。生姜を入れる
【5】生姜が黒っぽく完全に乾いたら完成!
もしまだ水分を含んでいそうな場合は、5分刻みで加熱していきましょう。油断するとあっという間に焦げてしまうので、できるだけ様子を見ながら作っていきましょう。
でき上がった蒸し生姜は、ミキサーにかけたりすり鉢ですりつぶしたりして粉末にしておくと便利です。この状態であれば、密封容器に入れて冷凍保存も可能です。
蒸し生姜の上手なとり方
できあがった蒸し生姜は1日2〜3g摂るのがおすすめです。
・はちみつと一緒に紅茶に入れて生姜紅茶にする
・昆布茶や白湯に入れて生姜湯にする
・味噌汁や鍋に入れて風味を楽しむ
温かい飲み物や食べ物に入れて食べると効果的です。体をじっくり温めたいなら寝る前に、脂肪を効率良く燃焼させたいなら運動の30分くらい前に飲むのがおすすめ。自分が美味しいと思える摂り方を探していってみてください。
蒸し生姜を食べるときの注意点
ただ、蒸し生姜は1つ難点があります。
それは、蒸し生姜に水分が含まれた状態で冷えると、せっかく増えたショウガオールがまたジンゲロールに戻ってしまうということ。乾燥した状態ならショウガオールのままでいられますが、水分を含むと冷めたら効果が半減します。
蒸し生姜を摂るなら絶対に温かいうちに。必ず覚えておきましょう。
生姜ダイエットで実際に痩せた人の口コミ
奥華子さん、生姜ダイエットして成功したらしい。
— かんちゃん (@kanchan) 2014年2月2日
この前生姜ダイエットで50kgの減量に成功したとかテレビでやってたな。
— KUGO (@95kugo) 2010年11月10日
生姜ダイエットで始めて半日で一キロちょい痩せたw
— なあな。 (@nanayu0227) 2010年11月14日
実際の口コミでは、大きく幅がありましたが、全体的に言えるのは、生姜ダイエットと他のダイエットをうまく組み合わせて実践していたということ。生姜でうまく代謝を上げながら、カロリーカットや運動で脂肪を燃やしていけることが成功の秘訣のようです。
生姜ダイエットの2つの注意点
蒸し生姜に限らず、生姜ダイエットには他にも注意点があります。ある意味香辛料のようなものなので、ルールは守って、自分の体の負担にならないように注意しましょう。
摂りすぎに注意!
蒸し生姜なら1日2〜3g。すりおろしなどの生姜なら1日10g程度までが限度です。生姜がいくら体を温めるからといって、摂りすぎはバランスを崩します。もし発汗が止まらなくなったり熱が出たり、食べ過ぎに注意していても何か異状を感じたら一度やめて様子を見ましょう。
妊婦さん、高血圧や糖尿病の方は1日1g程度に
影響の程度はわかりませんが、血行を良くする作用があるので、念のため、糖尿病や高血圧が気になっている方は摂りすぎないように注意する必要があります。
また、子供さん、妊婦さんも1日1g程度に抑えておいた方が安心です。妊婦さんは特に、極端に食べ過ぎたりすると流産の可能性もあります。妊娠初期は無理して食べず、中期以降に少しずつ、試してみるようにしてください。
生姜ダイエットについてのまとめ
「基本の作り方をマスターする」「1日2~3グラム摂る」「蒸し生姜は温かいうちに食べる」
・生姜ダイエットの注意点
「とり過ぎに注意する」「妊婦や高血圧、糖尿病の人は1日1gにする」
冷えは痩せにくいだけでなく、代謝や免疫力も下げ、血行も悪くなります。老廃物もたまりやすくなり、肌荒れやむくみも気になるようになるでしょう。そんな冷えを改善しながら取り組める生姜ダイエットは実はとても効率が良いダイエット方法です。
ポイントは加熱しないと増やせないショウガオールです。ぜひ、最大限に引き出せる蒸し生姜に加工してから毎日食べるようにしてみてください。きっと何かしら効果を実感できるはずです!