体型の種類は遺伝子で決まるって知っていますか?体型の種類は、大きく3つの種類に分けることができます。そして、体型の種類によって、おすすめのダイエット方法は異なります。
女性の理想の体型になるため、自分の体型の種類を知って、適したダイエット方法を実践しましょう。
今までいまいちダイエットが上手くいかなかった人は、自分の体型にダイエット方法が合っていなかったのかもしれません!
遺伝子別の3つの体型の種類
人によって体型は少しずつ違います。体型に個人差があるのは当たり前のことです。でも、体型を大まかに分けると、リンゴ型と洋ナシ型、バナナ型の3種類に分けることができます。
そして、この3つの体型の種類は、どんな遺伝子を持っているかで決まるんです。あなたは、どの体型に当てはまるでしょうか?
リンゴ型
体型の種類の1つ目は、リンゴ型です。リンゴ型の体型はお腹周りに脂肪がつきやすいという特徴があります。リンゴ型の体型の人は、β3AR遺伝子を持っているタイプです。
お腹周りに脂肪がついて、全体的に丸い体型になるので、リンゴ型体型と言われています。お腹周りに脂肪がつくということは、内臓脂肪が溜まりやすいということです。
内臓脂肪は糖尿病や高血圧、脂質異常症(高脂血症)などの生活習慣病を発症しやすいというリスクがありますので、注意が必要です。このリンゴ型体型の人は、女性よりも男性に多いという特徴があります。
洋ナシ型
体型の種類の2つ目は、洋ナシ型です。洋ナシ型は、お尻や太ももなどに脂肪がつきやすく、いわゆる「下半身太り」になりやすい体型です。洋ナシ型はUCP1遺伝子を持っているタイプになります。
洋ナシ型の体型の人は、下半身に脂肪がつきやすく、脂肪の種類は皮下脂肪になります。皮下脂肪は、内臓脂肪に比べて生活習慣病の発症リスクは少ないものの、落としにくい(燃焼しにくい)という特徴があります。洋ナシ型の体型の人は、ほとんどが女性になります。
バナナ型
体型の種類の3つ目は、バナナ型です。バナナ型の体型の人は、β2AR遺伝子を持っているタイプになります。
バナナ型は基本的に手足がほっそりとしていて、細身の人が多いんです。ただ、筋肉も少ないという特徴があります。脂肪は少なくほっそりとしているものの、筋肉も少ないので、一度太ってしまうと、痩せにくいことが特徴です。
そのため、気を抜いて太ってしまった場合、なかなか痩せない厄介な体型と言えるでしょう。
女性の理想の体型は?
体型の種類を3つご紹介しましたが、女性の理想の体型とは、どんな体型なのでしょうか?女性の理想の体型は、基本的には細いけれど、バストとヒップはそれなりにあって、メリハリがある体型ですよね。
女性が理想の体型を目指すなら、BMIだけではなく体脂肪率も気にするようにしましょう。理想の体型というと、スーパーモデルのような体型を思い浮かべるかもしれませんが、あれは、洋服をきれいに見せるための体型であって、健康的な美しさのための体型ではありません。
また、理想の体型を追い求めた結果、不健康になってしまっては意味がありませんよね。そのため、女性の理想の体型はBMIを参考にしましょう。
BMI=体重(kg)÷(身長(m)×身長(m))
BMIの基準値は18.5~25未満です。これが普通体型に入ります。ですから、最低でもBMI18.5は維持したいところです。女性の理想の体重はBMI20と言われています。
そして、引き締まったカッコいい体型になるには、筋肉も必要です。キュッとあがったお尻、キュッとくびれたウエストのくびれを作るためには、筋肉が必要なのです。
女性の体脂肪率は20~29%が標準とされています。
このように体脂肪別の体型を見ると、体重だけでなく体脂肪がいかに大切かがわかりますよね。画像の体脂肪別の体型で、女性の理想の体型は20~22%か25%の体型でしょうか。
ということは、BMI=18.5~20、体脂肪率は20~25%にすると、女性の理想の体型になると言えるでしょう。
体型の種類別のおすすめのダイエット方法
女性の理想の体型の目標が、BMI=18.5~20、体脂肪率は20~25%であると分かったところで、次は体型別のおすすめのダイエット方法をご紹介します。
リンゴ型、洋ナシ型、バナナ型はそれぞれ遺伝子で決まるんですよね。また、特徴も違いました。ということは、それぞれおすすめのダイエット方法も違うんです。効率よくダイエットをするためにも、それぞれの体型の種類別のおすすめのダイエット方法を知っておきましょう。
リンゴ型の体型の人におすすめのダイエット方法
リンゴ型の体型の人は、炭水化物を控えめにしましょう。糖質を摂取すると、内臓脂肪がつきやすいのです。
そのため、野菜やたんぱく質を中心とした食事をして、玄米やライ麦などから炭水化物を摂取すると良いでしょう。
また、リンゴ型の人の内臓脂肪は、有酸素運動をすることで、燃焼しやすいですから、ウォーキングやジョギング、水泳、サイクリングなどの有酸素運動をするようにしましょう。
リンゴ型の体型の人は、糖質は控えめに、さらに有酸素運動をすると、理想の体型に近づけるはずです。リンゴ型体型の人は、有酸素運動をすれば、脂肪が落ちやすいですので、頑張って運動をしましょう!
洋ナシ型の体型の人におすすめのダイエット方法
洋ナシ型の体型の人は、脂質を控えめにしましょう。ただ、脂質は健康維持のために必要な栄養素ですので、脂質を完全にカットした食事はおすすめできません。
そのため、動物性の脂質は避けて、オリーブオイルやエゴマ油、青魚などから脂質を摂取するようにすると、中性脂肪や悪玉コレステロールを減らして、脂肪がつきにくくなります。
また、肉類を食べるなら、赤身肉や鶏の胸肉、ささみなどを中心に食べるようにしてください。
そして、洋ナシ型の体型の人は、お尻や太ももに皮下脂肪がついてしまいますあ。皮下脂肪は内臓脂肪に比べると、落ちにくいという特徴があります。そして、脂肪細胞が巨大化して、ボコボコのセルライトができてしまうんです。
そのため、コツコツとダイエットを続けながら、太ももやお尻のマッサージをして、セルライトが凝り固まらないように気を付けてください。
セルライトを溜めないためには、お風呂に入りながらマッサージしたり、お風呂上がりにリンパマッサージをすることをおすすめします。
バナナ型の体型の人におすすめのダイエット方法
バナナ型の体型の人におすすめのダイエット方法は、筋肉をつけることです。バナナ型の体型の人は遺伝子の影響で、どうしても筋肉がつきにくいのです。
そのため、一度太ってしまうと、なかなか脂肪が落ちないので、バナナ型の体型の人は、とにかく筋肉をつけるようにしましょう。
筋肉をつけるためには、筋トレが大切ですが、タンパク質を摂取することも大切です。肉類や乳製品、卵、大豆製品などを積極的に摂りましょう。もし、本格的に筋トレをするなら、プロテインを利用するのも良いと思います。
また、太りにくい体質ではあるものの、一度太ると痩せにくいですから、日ごろから食べ過ぎないように体重管理には気を付けてください。
遺伝子別の体型の種類・おすすめのダイエット方法についてのまとめ
「リンゴ型」「洋ナシ型」「バナナ型」
・女性の理想の体型は「BMI20」を目指す
・リンゴ型の体型の人におすすめのダイエット方法
「炭水化物を控えめにした食事」「ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動」
・洋ナシ型体型の人におすすめのダイエット方法
「脂質を控えめにした食事」「風呂上がりなどにマッサージすると良い」
・バナナ体型の人におすすめのダイエット方法
「筋肉をつける」「たんぱく質を摂取する」「筋トレ」
体型の種類と女性の理想の体型、種類別のおすすめのダイエット方法をまとめました。体型の種類は、どんな遺伝子を持っているかで決まってくるのです。いわゆる「体質」ですね。
そのため、理想の体型になるためには、体型の特徴を踏まえたダイエットをすると、効率よくダイエットすることができます。女性の理想の体型は、痩せすぎであることが多いので、BMIと体脂肪率を参考にして、健康的に痩せるようにしてくださいね。