お正月のおせちでしか食べないという方もいる「黒豆」ですがダイエットはもちろん美容効果や健康増進効果もあり作り置きもできるおすすめ食品です。
今回は黒豆ダイエットの効果6つ、具体的な方法、注意点3つ、体験談を紹介します。
黒豆ダイエットとは?
黒豆ダイエットとは、黒豆を食べることによってスリムを目指すダイエット方法です。もともとは韓国でブームになったダイエットで、100キログラムの肥満体質だった男性チョンジュヨンさんが、黒豆ダイエットによって4か月で54キロに痩せたのだそうです。約50キロの減量ですよね。
たった4カ月で50キロやせてしまうスーパーダイエット。1カ月当たり12キロじゃないですか。食品系ダイエットで果たしてそんなことが可能でしょうか。
このダイエットのやり方そのものも難しいものではありません。1日に決められた量の黒豆をひたすら食べていくだけです。コツコツと行う継続型ダイエットなのですが、効果においては短期間で10キロ以上の即効性も狙えるのです。
ちなみに、黒豆は非常に栄養価の高い食材のため、栄養面においても問題のないダイエットです。
黒豆に含まれている栄養素を見ていくと、たんぱく質はもちろんのこと、ポリフェノール(シアニジン、アントシアニン、イソフラボン、サポニン)、食物繊維、ビタミン(ビタミンE、B1、B2)、ミネラル(鉄、亜鉛、カルシウム)など美容効果の高いものがずらりと入っています。
ダイエット面、美容面、健康面の全方位において効果の高いダイエット方法と言えるでしょう。
黒豆ダイエットの6つの効果
黒豆ダイエットの具体的な効果についてみていきましょう。主にダイエット効果、美容効果をあげてみました。
短期間で痩せられる
もちろん食事を控えたり、多少の運動を試みたりと併用したりした方が良いのですが、場合によっては数か月で数十キロの短期大幅減量も狙えるダイエット方法です。達成した後のリバウンドも、比較的しにくい傾向があります。
体に脂肪がつきにくい
ポリフェーノールの一種であるシアニジンには、脂肪の吸収をブロックする働きがあります。黒豆にはこのアントシアニンが豊富に含まれています。
食事の量が減らせる
黒豆には食物繊維も豊富に含まれています。この食物繊維が胃の中で水分を吸収して膨らむため、満腹感があり、食事の量を減らすことができます。
デトックス効果
食物繊維は、もちろん体内の老廃物をスムーズに体外に排出させる効果があります。お通じがよくなり、便秘解消やむくみ改善につながります。
アンチエイジング効果
ポリフェノールの一種のイソフラボンには、女性ホルモンによく似た働きがあるので、抗酸化作用があり、シミやシワの改善にも役立ちます。特に更年期の女性にうれしい効果です。
代謝アップ効果
ポリフェノールの一種のシアニジンには、代謝アップの効果が期待できます。これにより基礎代謝が上がり、痩せやすい体質になることができます。
黒豆ダイエットの方法
黒豆ダイエットの具体的な方法について見ていきましょう。基本的なルール、下ごしらえ方法、調理法、保存方法についてまとめてみました。
基本的なルール
黒豆ダイエットの基本的なルールはとても簡単です。乾燥黒豆を1日70グラム使ってお料理を作り、食べること。これだけです。砂糖などカロリーの高くなるお料理は避けた方がよいですが、1日70グラムの量を守れば、あとは比較的ゆる~いダイエット方法です。
ゆる~いので、どれだけ痩せるかはダイエッター本人次第といえるかもしれません。しかし、このダイエットの第一人者が4カ月で約50キロ痩せたわけですから、努力する価値は十分あるといえるでしょう。
黒豆の下ごしらえ方法
黒豆を水で戻す時間は、最低5時間以上、できれば一晩になります。水につけて冷暗所において戻します。黒豆は戻すと約2倍に膨らみます。これで下ごしらえは終了です。
黒豆の調理法
黒豆の調理法はいろいろありますが、イメージのわりには特に難しいものでもありません。蒸し器で15分蒸すか、またはフライパンで煎るか、もしくは鍋で5分ほど煮るかのいずれかが基本です。
黒豆の保存方法
黒豆の保存方法は、乾燥状態の場合は、冷暗所もしくは冷蔵庫で保存します。煮豆の場合は、数日であれば冷蔵庫に入れ、3日以上であれば冷凍庫で保存するのがよいでしょう。
黒豆ダイエットの3つの注意点
黒豆ダイエットの注意点についてみていきましょう。食品系ダイエットのため難しい注意点はありません。基本的なものをあげてみました。
味付けは濃くしない
黒豆の味付けはできるだけ濃くしないように気を付けましょう。味が濃いと食欲が増す危険性があります。豆らしい素朴な味を生かすことを心がけましょう。
甘くしすぎない
黒豆を甘くするのも控えましょう。特に煮豆の場合、必要以上に砂糖を使ってしまう傾向が強いです。お正月の煮豆は常温保存のものなので、昔から砂糖を多量する習慣があります。ダイエットとおせちは別物と考えるのがよいでしょう。
長期スパンで考える
このダイエットの考案者が短期間で大幅減量をしたため、短期決戦型ダイエットと勘違いされることがあります。もちろん可能ではありますが、食品系ダイエットのため効果が出るまでに時間がかかる傾向が強いです。
目に見える効果が得られなくても、すぐに諦めてしまうのではなく、コツコツ長期スパンで考えて続けましょう。
黒豆ダイエットの体験談
黒豆ダイエットの体験談がありましたので、ご紹介します。
「黒豆ダイエットをしています。週末に1週間分の豆をふやかして、調理して、冷凍保存にしています。あとは毎日チンして食べるだけ。手軽にできるので、暴食もなく、食費の節約にもなります。体重もじわじわですが痩せはじめています。(30代女性)」
「去年、3か月間ほど黒豆ダイエットをしました。黒豆ってあまりおいしそうなレシピがなく、まんねりになってしまい、味に飽きてリタイアしました。体重もたいして痩せませんでした。どう考えても短期で50キロの減量は無理だと思います。」
「黒豆ダイエットにハマっています。黒豆からはじまって、現在はいろんな豆を使っています。大豆、ヒヨコ豆などがお気に入りです。レパートリーが広がるし、安上がりだと思います。便秘が治り、おなか周りから痩せてきました。(20代女性)」
最後に
「短期間で痩せられる」「脂肪がつきにくい」「食事の量が減らせる」「デトックス効果」「アンチエイジング効果」「代謝アップ」
・黒豆ダイエットの方法
「1日70グラムを使って料理を作って食べる」「黒豆を水で戻す時は5時間~一晩」「蒸す・炒る・煮るのどれかにする」「保存する時は冷蔵庫か冷凍する」
・黒豆ダイエットの注意点
「味付けは濃くしない」「甘くしすぎない」「長期スパンで考える」
黒豆ダイエットというより、豆ダイエットでよいかもしれませんね。
豆類なら含まれている栄養素も似通っていると思います。黒豆はおせちのイメージが強いので煮ものばかり作ってしまいそうですよね。ぜひいろんな豆でチャレンジしてみて下さいね。
以上、黒豆ダイエットのおまとめでした。