あなたは早食いではないですか?食事をあまり噛まずに、飲み込むようにして食べていないでしょうか?早食いはダイエットの大敵です。早食いはそれだけで太る原因なのです。
早食いはなぜ太るのか、早食いのデメリットと早食いを治す方法をまとめました。
早食いは太る?早食いの3つのデメリット
早食いは太るって知っていますか?忙しくて、急いで食事をする習慣のある人、あまり噛まずに飲み込むように食事をする人、いつも自分1人だけ早く食べ終わってしまう人は、早食いのデメリットを知って、早食いを治すきっかけを作りましょう。
食べ過ぎる
早食いのデメリットの1つ目は、食べ過ぎることです。食べ過ぎてしまえば、当然カロリーオーバーになりますので、早食いが太る原因になるのです。
これは満腹中枢が関係しています。満腹中枢が刺激されると、「お腹いっぱい」と思って、食べるのを止めます。
食べ物を食べて、消化吸収されると、血糖値が上がります。そして、血糖値が上がるとインスリンが分泌されます。そうすると、満腹中枢が刺激されて、「お腹がいっぱい」と感じるのです。
血糖値が上がって、満腹中枢が刺激されるのは、食事を始めて15~20分後なので、早食いの人はどんどん食べても満腹を感じにくく、1人前の量では物足りなさを感じ、さらに食べてしまいます。
そして、15~20分経つと、ようやく「あぁ、お腹がいっぱい」と感じるようになります。そのころには、2人前以上も食べていることもあります。
早食いは満腹中枢が刺激される前に食べ過ぎてしまうので、太る原因になるんです。
血糖値が急上昇する
早食いのデメリットの2つ目は、血糖値が急上昇することです。早食いの人は、一気に食事をしますので、糖質が一度にたくさん消化・吸収されて、血糖値が急上昇します。
そうすると、インスリンが多量に分泌されて、血液中のブドウ糖と結びついて、細胞に取り込まれるのですが、この細胞に取り込まれる時には、脂肪に変わります。
インスリンとは、血液中の余分な糖を脂肪に変える物質。そして早食いした後は血糖値が急上昇しているので、血液中には余分な糖がいっぱい。インスリンによりその多くが脂肪に変えられるため、結果として太りやすくなります。
血糖値が急上昇し、インスリンが多量に分泌されると、それだけ体内の脂肪が増えることになるので、太ってしまうのです。
胃腸に負担がかかる
早食いのデメリットの3つ目は、胃腸に負担がかかることです。早食いの人は、よく噛まずに飲み込むようにして食べますよね。しかも、一度にたくさん食べます。
そうすると、きちんと咀嚼されていないものが、一度にドバっと腸に送られることになります。胃腸は消化吸収のためにフル回転で働かなければいけませんし、咀嚼されていない分、消化が遅くなりますので、胃腸に負担がかかります。
胃腸に負担がかかると、胸やけや悪心の原因になりますし、便秘になって腸内環境が悪化します。腸内環境が悪化すると、代謝が下がって太りやすい体質になりますので、胃腸に負担がかかることも、間接的に太る原因になっているんです。
早食いを治す8つの方法
早食いは太る原因になること、デメリットが多いことがわかったところで、早食いを治す方法を実践していきましょう。
早食いは、今までの食習慣による「癖」のようなものですので、意識してゆっくり食べることで、早食いを治すことができます。早食いを治す方法を8つご紹介します。
よく噛むことを意識する
早食いを治すためには、よく噛んで食べることを意識しましょう。これは基本中の基本ですね。早食いの人は、よく噛まずに飲み込むようにして食べていますので、よく噛むことを心がけて下さい。
噛む回数の目安は30回!と言いたいところですが、早食いの人が突然30回も噛むのはストレスになりかねないので、とりあえず1口20回は噛むようにしましょう。
歯ごたえ&噛みごたえのあるもの食べる
歯ごたえや噛みごたえのあるものを食べることも、早食いを治すことができます。軟らかいものを食べていると、あまり噛まずに飲み込めてしまうので、どうしても早食いになるのです。
しっかり噛めるもの、歯ごたえ&噛みごたえがあるものを食べれば、自然と噛むのに時間がかかり、ゆっくり食べることができます。
またしっかり噛むことで、少量の食事でも満足感が出ますので、ダイエットにもなるんです。
品数を用意する
早食いの人は丼物や麺類など、1品ものだけを食べていませんか?1品物を食べているとお箸を置いたり、器を持ち替えたりすることがないので、ひたすら食べ続けることができます。
そのため、1品物ではなく、ごはんと味噌汁、主菜、副菜2品のように品数を用意しましょう。そうすれば、ご飯を持って食べて、テーブルに置いて、次は味噌汁を持って、のように食べるのに時間がかかりますので、早食いを治すことができるのです。
誰かと一緒に食べる
早食いの人は誰かと一緒に食べましょう。1人ではなく、誰かと一緒に食べることで、会話をしながら食べるので、自然とゆっくり食べることができるのです。会話を楽しみながら食べると、食事をおいしく感じることができるはずです。
また、誰かと一緒に食べる時は、一緒に食べる人に食べるペースを合わせるように意識すると、早食いを防止してゆっくり食べることができるでしょう。
できるだけお箸を使う
早食いを治すためには、できるだけお箸を使うようにしましょう。お箸を使うと食べにくいものってありますよね。できれば、スプーンやフォークを使いたいと思うような時です。
そのような時でも、マナー違反にならないようなシーンでは、できるだけお箸を使って食べるようにしましょう。
スプーンを使うと簡単に食べられるので、早食いになってしまうのですが、お箸を使うと、ゆっくり少しずつしか食べられないので、物理的に早食いができなくなります。
少しストレスになるかもしれませんが、ゆっくり食べてダイエットするためです。慣れれば、違和感はなくなりますので、最初だけは頑張りましょう。
スプーンを使うなら小さいものを
スプーンを使う場合は、小さいものを選んでください。カレーライスやスープなどを食べる時は、どうしてもスプーンが必要ですよね。
大きなスプーンを使うと、一口が大きくなりますので、小さなスプーンを使って一口分を少なくしましょう。
一口分を少なくすれば、自然に早食いは治りますので、カレーを食べる時もティースプーンを使って見てはいかがですか?
スープやサラダを先に食べる
早食いを治す方法、次はスープやサラダを先に食べることです。食事の最初から、ご飯やメインディッシュを食べてしまうと、満腹になる前にそれらを食べ終わってしまうので、もっと食べようとしてしまいます。
まずはスープやサラダを、意識してゆっくり食べましょう。そうすると、スープやらサラダを食べ終わる頃には、食事開始からある程度時間が経っていますので、満腹中枢が刺激されて、満腹感を得られて、食べ過ぎを防いでくれます。
食べ始めと食べ終わりの時間をチェックする
早食いを治すためには、食べ始めと食べ終わりの時間をチェックしましょう。あなたは食事に何分くらい時間をかけているか、把握していますか?
満腹中枢は食べ始めてから15~20分後に刺激されますので、食事の時間は最低でもそのくらいはかけたいものです。
まずは自分で意識してゆっくり食べてみて、どのくらい食事に時間をかけたかをチェックしてみましょう。15分以上かかっていたら、これからもそのままそのペースで食事を続けましょう。
もし、15分以内だったら、次はもっとゆっくり食べるようにしてください。これを続けていけば、どのくらいのペースで食事をするのが良いのかがわかってきます。
そして、それを意識的に続けていけば、それが癖になって、いつの間にか早食いが治っているはずです。
早食いのデメリットと治す方法についてのまとめ
「食べ過ぎてしまう」「血糖値が急上昇」「胃腸に負担がかかりやすくなる」
・早食いを治す方法
「よく噛んで食べることを意識する」「歯ごたえのある物や噛みごたえがある物を食べる」「おかずの品数を増やす」「誰かと一緒に会話しながら食べる」「できるだけお箸を使って食べる」「スプーンを使うなら小さい物を使う」「スープやサラダを先に食べる」
「食べ始めと食べ終わりの時間をチェックしておく」
早食いのデメリットと治す方法をまとめました。早食いは太ります。さらい、早食いは不健康になります。あなたが太っているのは、もしかしたら早食いが原因かもしれません。
ダイエットをしようと思うなら、まずは早食いを治すことから始めましょう。そうしないと、食べる量を減らすことができませんし、太る原因を排除できませんから。
よく噛んでゆっくり食べる。これが、ダイエット成功のための第一歩ですので、まずは早食いを治して、ゆっくり食べる癖をつけましょう。