ダイエットするならレタスからはじめよう!という方もいるくらい、ダイエットの定番食材であるレタス。食物繊維も豊富で糖質も低く、ビタミンやミネラルも豊富で確かにダイエット向きの食材だというのは間違いではありません。
でもレタスでダイエットするのは、辛くて大変な思いをしてしまうことも多いのです。正しい方法で行わないと失敗する可能性も高く、成功率の高いダイエットとは言い難いところがあります。どうすればちゃんとレタスダイエットで痩せられる?失敗しないやり方は?レタスダイエットの気になるポイントをあらためてまとめてみました。
この記事の目次
レタスがダイエットに効果的と言われる理由
もうご存知の方も多い通り、レタスは食物繊維がとても多い食べ物です。しかも1玉食べても約60kcalととてもローカロリー。水分と食物繊維が豊富なおかげで、満腹感も得られやすいです。
さらに、ビタミンCやビタミンEに加えて、カルシウムやカリウムなどのミネラルも豊富。体の老廃物や水分を運び出そうとする栄養素も豊富です。
カロリーカットしながら便秘やむくみ解消にも役立てていける野菜なので、これはダイエット向き!と考えられるようになったのにもうなずけます。
野菜をたくさん食べると痩せられる、というイメージにぴったり当てはめることができることもまた、レタスが痩せられる食材だと考えられるようになった大きな理由でしょう。
レタスダイエットで失敗しがちなポイント
でも、実際にレタスで痩せられるかというとそれはなかなか難しい部分が多いです。
まず、食物繊維と同じく水分も多い野菜です。食べれば食べるほど体が冷えやすくなります。体が冷えるともちろん代謝も落ちるので、効率よく痩せるには不向きです。
また、レタスは確かにローカロリーですが、そればかり食べていると栄養バランスが偏ります。すると、徐々に筋肉量が減っていってしまうので、さらに代謝が落ちやすくなるのです。
ビタミン類も多く含まれているものの、水に溶けるとそのビタミン類も流れ出ていってしまうので、調理法に気をつけないとレタスの栄養素をほとんど摂取することができないという事態にも陥りがち。
確かに糖質も低くてカロリーも少ない、夢のような食材に思えますが、実際はデメリットを上手にカバーしないとダイエットの効率を落としてしまいがちな要注意の野菜でもあります。過信しすぎず、上手に活用していくのがとても大切です。
正しいレタスダイエットの方法は?2つのポイント
それでは、実際にどうやってレタスをダイエットに活用していけば良いのでしょうか?
基本はやはり、食事の前にレタスを食べてカロリーカットをしていくのが1番ですが、重要なのはその食べ方です。生のまま大量に食べれば良いというわけにはいきません。
レタスの食べ方を工夫する
まず、サラダのままで食べるなら、このルールを守ると良いです。
・無理にノンオイルドレッシングを使わない
・ささみや豆腐など低脂質なたんぱく質と組み合わせて食べる
サラダならレタスだけを食べるのではなく、他の緑黄色野菜を組み合わせるとレタスの栄養をより効率的に吸収することが可能です。また、適度な油分は満腹感を増すのにも役立ちますし、便秘解消にも欠かせません。
無理にノンオイルドレッシングを使うと無駄に糖質を上げてしまうことが多いので、適度な油分はOKとしてしまいましょう。適度なたんぱく質は体を冷えから守ります。できるだけ毎回取り入れるようにしてください。
・レタスを1玉まるごとスープにする
・電子レンジでたんぱく質と一緒に蒸してしまう
生のままレタスを食べるのが苦痛になってきたなら、加熱調理もしてしまいましょう。ポイントは、水を使うならその水分も一緒に食べる調理法にすること、加熱しすぎて食感を失わないように注意することです。
美味しく食べるには軽く加熱する程度に抑えるのが大切です。オリーブオイルを使って蒸し焼きにすると、ビタミンEの吸収率が上げられるのでとてもおすすめです。
レタスだけのダイエットは絶対にNG!
ダイエットを成功させるレタスの食べ方は食事の最初にレタスを食べて、全体的なカロリーカットを目指す方法です。特に炭水化物を減らしてたんぱく質をたくさん摂ることを意識すると良いです。
やってはいけないのが、レタスだけで1食済ませてしまうなど食事を完全に置き換えるやり方です。食事のバランスが偏ると体が冷えて代謝が落ち、せっかくカロリーカットしても痩せにくい状態に陥ってしまいます。
それを避けるためにも、できるだけ食事のバランスは崩さないようにすることが大切。
レタスでお腹をいっぱいにしても良いですが、できるだけたんぱく質やカロテン、ビタミン、もちろん糖質も一緒に摂れるようにしておきましょう。
レタスダイエットの効果をアップさせる方法
レタスダイエットで思ったように痩せない、いまいち効率よくダイエットできている気がしないという時は、ぜひ取り入れてほしい食べ物があります。それはズバリ、ごはんです。
糖質は体のエネルギー源です。中でもお米は消化もしやすく他の食事の消化を助ける役割も担ってくれます。しかも、レタスと一緒にチャーハンにしてしまえば、油でコーティングされて血糖値の上昇を抑えることも可能。ダイエットがうまくいかない時の加速剤になってくれるのです。
特におすすめなのが夜のご飯です。レタスと少量のご飯で疲れてきている体をいたわってあげてください。
キャベツダイエットとレタスダイエット、どっちが良い?
よく悩まれるのが、キャベツダイエットとレタスダイエット、結局どちらが効率良いの?ということ。
キャベツダイエットもレタスと同じく、食事の前によく噛んで食べて食事量を減らして痩せるという仕組みのダイエットです。同じような野菜で方法もほとんど同じなので、悩む方が多いようです。実際にダイエット効果がどれだけ違うのかというと、そこまで大きな差はありません。
ただ、ダイエット効果以外のところに少し違いがあります。
・レタスならストレス対策や睡眠の質向上にも役立つ
・キャベツなら胃腸の調子を整える効果も期待できる
当然ながら入っている栄養素が異なるので、期待できる作用も少し変わります。このメリットを考慮した上で、自分の好みや手に入れやすさ、コストパフォーマンスなどで選ぶと納得して続けられると思います。
レタスダイエットについてのまとめ
・レタスは食べれば食べるほど体が冷えやすくなってしまう
・レタスダイエットの方法
「レタスの食べ方を工夫する」「レタスだけのダイエットはNG」
・レタスダイエットの効果をアップさせる方法
「レタスチャーハンにする」
レタスダイエットは食べ方に注意すれば確かに大幅なダイエット成功も期待できる野菜です。でも、だからと言ってレタスを食べていれば痩せるというわけではないことをきちんと理解しておきましょう。
きちんとたんぱく質など他の栄養素も意識して摂って、糖質も少しは摂るようにしていけば効率よく痩せられます。自分なりに程よいバランスを見つけていってくださいね!