「痩せたい。とにかく痩せたい。しかも、できるだけ簡単にダイエットしたい!」、こんなことを思っている女性は多いと思います。簡単に楽して痩せたい。これは、すべての女性の願いですよね。
簡単に楽してダイエットしたいなら、まずは痩せる脳を作りましょう。痩せる脳を作ってダイエットするんです。
痩せる脳のダイエット効果や痩せる脳のダイエットのやり方をまとめました。
痩せる脳を作るダイエットの3つの効果
痩せる脳を作ると、楽にダイエットをすることができるんです。「痩せる脳になれば、ダイエットできるなんて本当?」と疑っている人も多いかもしれませんね。
痩せる脳になれば、痩せやすい体になりますので、楽に効率よくダイエットができます。ところで、「痩せる脳」とは、どんな脳なのでしょうか?
痩せる脳とは、セロトニンがドバドバ出ている脳のことです。セロトニンは幸せホルモンと呼ばれている脳内の神経伝達物質の1つです。
セロトニンが多く出ている脳は、痩せる脳であり、ダイエットしやすい脳になるんです。
精神を安定させて、ドカ食いを防ぐ
セロトニンは幸せホルンと呼ばれています。つまり、セロトニンが多く分泌されていると、精神的に落ち着いていて、幸福を感じやすいということですね。
セロトニンは精神安定剤の役割を果たしているんです。
私たちは、ストレスを感じると、ついついドカ食いをしてしまいますよね。おなか一杯になると、幸福感を感じやすいため、ストレスを感じるとドカ食いしてしまうんです。
でも、精神的に落ち着いていて、いつもハッピーな気分で生活できれば、ドカ食いをするリスクはとても低くなります。
また、食事制限をしても、「あ~!イライラする!!!」ということもなく、ダイエットを長続きさせやすいんです。
ダイエット中はいかに食欲を落ち着かせるか、ストレスからのドカ食いを防ぐかがポイントになりますので、セロトニンがたくさん分泌される痩せる脳を作ることはとても大切なことなんです。
満腹中枢を刺激しやすい
痩せる脳のダイエット効果の2つ目は、満腹中枢を刺激しやすいことです。セロトニンと満腹中枢は、とても密接な関係があるって知っていますか?
私たちは食事をして血糖値が上がると、脳がそれを感知して、満腹中枢を刺激し、「おなか一杯!」と感じるようになります。
この血糖値が上昇してから、それを脳が感知するという過程の中に、セロトニンがかかわっているんです。セロトニンは脳の神経伝達物質ですから、血糖値が上昇したことを受けて、満腹中枢を刺激するのは、セロトニンの役割になっています。
つまり、痩せる脳でセロトニンが十分に分泌されていると、すぐに満腹中枢が刺激されるので、食べ過ぎを防ぐことができますし、「おなかいっぱいだな。」という幸福感を感じやすくなるのです。
成長ホルモンで代謝アップ
痩せる脳のダイエット効果の3つ目は、成長ホルモンによる代謝のアップです。痩せる脳には、セロトニンがたくさん分泌されています。セロトニンは脳内神経伝達物質であり、幸せホルモンなのですが、もう1つ役割があります。それは、メラトニンの元になることです。
セロトニンから睡眠ホルモンのメラトニンが作られます。メラトニンがしっかり分泌されるようになると、深い眠りにつくことができます。
そうすると、成長ホルモンがドバドバ分泌されるんです。成長ホルモンは体の代謝を促すホルモンですので、成長ホルモンの分泌量がアップすると、基礎代謝が上がって、痩せやすい体になるんです。
痩せる脳を作ることは、成長ホルモンの分泌増加につながり、ダイエットの効率を上げてくれるものになるんです。
太る脳のままダイエットをすると…?
セロトニンがどんどん分泌される痩せる脳を作ると、効率よくダイエットができることがお分かりいただけたと思います。セロトニンは幸せを感じやすくなるだけでなく、簡単に痩せることができる大切なホルモンなんです。
では、逆にセロトニンの分泌量が少ない「太る脳」のままダイエットをすると、どういう結果になるのでしょうか?
太る脳のままダイエットをすると、ダイエットに失敗するリスクが高くなります。
太る脳の人は、イライラしやすくなりますので、ついついドカ食いしてしまいます。また、満腹中枢が刺激されにくいので、気がついたら食べ過ぎていたなんてこともよくあります。
また、イライラしていると交感神経が優位になって、睡眠障害になってしまいます。なかなか寝付けなかったり、途中で目が覚めてしまったり、眠りが浅かったり。
そうすると、成長ホルモンの分泌量が少なくなるので、基礎代謝が下がって、太りやすい体になってしまうんです。
同じようなダイエットをしているのに、痩せる脳と太る脳では、こんなにもダイエット効果が違ってくるんです。
ダイエットをしようと思っている女性は、ダイエットをする前に、まずは痩せる脳を作ることが、ダイエット成功の一番の秘訣と言えるでしょう。
痩せる脳を作るダイエットの8つのやり方
痩せる脳を作ってダイエットをすると、ダイエットを簡単に効率よく進めることができます。では、痩せる脳ダイエットはどうやれば良いのでしょう?セロトニンの分泌量を増やすには、どうしたら良いのでしょうか?
痩せる脳ダイエットのやり方をご紹介します。
食事でセロトニンを増やす
痩せる脳のダイエットのやり方の1つ目は、食事でセロトニンを増やすことです。セロトニンは、トリプトファンというアミノ酸が原料となっていますので、食事からトリプトファンをたくさん摂取すれば、それだけ体内のセロトニンの量が増えることになります。
トリプトファンを多く含む食品は、次のようなものです。
・乳製品(チーズ、ヨーグルト、牛乳)
・大豆製品(豆腐、大豆の水煮、納豆)
・ナッツ類(アーモンド、ピーナッツ)
・卵
・肉
・バナナ
食事の中にこのようなものを取り入れて、トリプトファンを積極的に摂取するようにしましょう。
リズム運動をする
痩せる脳のダイエットのやり方の2つ目は、リズム運動をすることです。リズミカルに一定のリズムで運動をすると、セロトニンの分泌量が増えることがわかっています。
一定のリズムを刻む運動が良いのですから、ウォーキングやジョギングなどはセロトニンを増やすためには最適です。また、踏み台昇降のような運動も良いですね。
これらの運動は有酸素運動ですから、脂肪の燃焼にも効果があります。ウォーキングやジョギング、踏み台昇降などの運動は、セロトニンを増やして、痩せる脳を作ることができ、さらに脂肪燃焼にも効果があるので、ぜひダイエットをするなら取り入れるようにしましょう。
スキンシップをとる
痩せる脳を作るダイエットのやり方、次はスキンシップを取りましょう。これは、一見ダイエットに何の関係もないように思えますよね。
でも、スキンシップを取ると、セロトニンが増えて、痩せる脳を作ることができるのです。
セロトニンを増やすためのスキンシップは、専門的にはグルーミングと言います。猿がお互いに毛づくろいをしていたりしますよね。あれが、グルーミングです。
グルーミングをして、お互いに触れあっていると、幸福感を感じて、セロトニンの分泌量が増えるのです。
家族や恋人とハグをしたり、ちょっとしたスキンシップをするだけでもOKです。ペットと触れ合うのも良いですね。
太陽の光を浴びる
痩せる脳を作るためには、太陽の光を浴びましょう。太陽の光を浴びることも、ダイエットのやり方の1つなんです。
朝の光を浴びると、それまで分泌されていたメラトニンの分泌がストップし、セロトニンの分泌が多くなります。
起床したら、まずはカーテンを開けて、朝の光をしっかり浴びるようにしましょう。ちなみに、朝の光を浴びる時間が早いだけで、痩せやすくなるというアメリカの研究もありますので、朝の光はしっかり浴びておきましょう。
ストレスを溜めない
痩せる脳でダイエットをするやり方、次はストレスを溜めないことです。ダイエット中はどうしてもストレスが溜まりやすくなりますよね。
ストレスが溜まると、太る脳になって、セロトニンの分泌量が少なくなってしまいます。
そのため、ダイエット中はいつも以上にストレスを溜めないように注意しましょう。ストレスを感じたら、早めにドカ食い以外の方法でストレスを解消するようにしてください。
運動するのも良いですし、お風呂にゆっくり入るのも良いでしょう。アラームをかけずに寝る、アロマの力を借りる、泣ける映画やドラマを見る、ドライブに行く、大声で歌うなど、自分なりのストレス解消法を見つけておくことをおすすめします。
質の高い睡眠をとる
痩せる脳を作るやり方、6つ目は質の高い睡眠をとることです。質の高い睡眠をとって、ぐっすり眠ると、ストレスが溜まりにくいので、セロトニンがどんどん分泌されるのです。
セロトニンと睡眠は深い関係があります。セロトニンは体内時計のリズムを整えてくれているので、規則正しい生活を送り、さらに質の高い睡眠をとっておくと、セロトニンが分泌されやすくなります。
痩せる脳を作るためには、質の高い睡眠をとって、ぐっすり眠るようにしましょう。ぐっすり眠れば、成長ホルモンの分泌も促せるので、一石二鳥です。
腸内環境を整える
腸内環境を整えることも、痩せる脳を作るやり方の1つです。痩せる脳のポイントであるセロトニンは、実は腸でたくさん作られています。
脳で作られるセロトニンはたったの5%、残りの95%は腸で作られているんです。そのため、腸内環境を整えると、腸で作られるセロトニンの量が増えます。
ただ、セロトニンは血液脳関門を通ることができないので、腸のセロトニンが脳で働くことはないのですが、それでも腸で作られたセロトニンは消化管の機能を正常にして、便秘を解消してくれたりします。
ダイエット中は便秘になりやすく、それがストレスになって、脳のセロトニンを減らしてしまうこともありますので、腸内環境を整えておくようにしましょう。
腸内環境を整えるためには、食物繊維や発酵食品を摂ると良いですよ!
首のストレッチをする
セロトニンの分泌量を増やして痩せる脳を作るためには、首のストレッチをすることもおすすめです。首のストレッチをすると、脳への血流が良くなりますし、ストレッチが刺激になって、セロトニンの分泌量がアップするんです。
首のストレッチは首を横に倒して、手で側頭部を押さえるようにするだけでもOKです。「気持ち良い」くらいの強さを目安にして、首のストレッチをするようにしましょう。
特に、デスクワークで首がこっている人は、しっかりと首のストレッチをして、痩せる方を作るようにしてください。
痩せる脳のダイエット効果とやり方についてのまとめ
・痩せる脳を作るダイエットの効果
「精神を安定させてドカ食いを防ぐ」「満腹中枢を刺激しやすい」「成長ホルモンで代謝をアップ」
・太る脳のままダイエットをすると、ダイエットに失敗するリスクが高くなる
・痩せる脳を作るダイエットのやり方
「食事でセロトニンを増やす」「リズム運動をするとセロトニン分泌量がアップ」「スキンシップをとる」「太陽の光を浴びる」「ストレスを溜めない」「質の高い睡眠をとる」「腸内環境を整える」「首のストレッチをする」
痩せる脳のダイエット効果と痩せる脳のダイエットのやり方をまとめました。楽して効率よく痩せるためには、痩せる脳を作ることから始めましょう。
太る脳のままダイエットをしても、なかなか痩せることができません。痩せないと悩んでいる女性は、まずは痩せる脳を作ることをダイエットの第一歩すると良いですよ!