お風呂に入ってダイエットできたら良いなぁと思いませんか?運動するのは面倒だし、食事制限するのはストレスが溜まるから、お風呂に入ってダイエットできたら、こんなに良いことはありませんよね。
お風呂でダイエットするには、高温反復浴がおすすめです。高温反復浴の消費カロリーや効果、正しいやり方、注意点をまとめました。
この記事の目次 [目次を非表示]
高温反復浴とは何?
高温反復浴という入浴方法をご存知でしょうか?高温反復浴は、ダイエットに適した入浴法なんです。
ダイエットに良い入浴法というと、半身浴を思い浮かべる人が多いかもしれませんね。でも、残念ながら、半身浴はダイエットに向いていません。
半身浴はダイエットできないというわけではありませんが、半身浴はダイエットにピッタリというわけではありません。半身浴はどちらかというと、心臓に負担をかけないための入浴法で、脂肪燃焼できるわけではないんですね。
高温反復浴は熱めのお湯に休憩を挟みながら繰り返し入ることで、脂肪燃焼を促すための入浴法ですので、普通に入浴するよりも消費カロリーが多く、脂肪が燃焼しやすくなるのです。
高温反復浴の正しいやり方
ダイエットにピッタリの高温反復浴の正しいやり方をご紹介します。お風呂に入るだけで、脂肪燃焼効果がある高温反復浴。
簡単に痩せられるおすすめの入浴法ですが、正しいやり方で入浴しないと、ダイエット効果が得られないこともありますし、心臓に負担がかかることもあります。
そのため、高温反復浴の正しいやり方を確認しておきましょう。
<高温反復浴の正しいやり方>
1.お風呂を42~43℃に沸かす
2.ぬるめのシャワーを浴びてから、お風呂の熱いお湯をかけ湯する
3.首の下まで全身お湯に3分入る
4.浴槽から上がって5分休憩。(シャンプーや体を洗ってOK)
5.再び首の下まで3分間、お湯に入る
6.浴槽から上がって5分休憩する(シャンプーや体を洗ってOK)
7.最後に、首の下までお湯に3分間入って、入浴終了。
8.入浴後は水分補給をしてゆっくり休みましょう。
これが基本の高温反復浴のやり方になります。熱いお湯は体に負担をかけますので、これ以上は入浴時間を長くしたり、浴槽に入る回数を増やすのは止めたほうが良いでしょう。
また、休憩中はシャンプーをしたり体を洗ってOKです。1回目の休憩はシャンプーをして、2回目の休憩は体を洗うと良いと思います。
また、休憩中に冷水シャワーを浴びるのもおすすめです。冷水シャワーを浴びると、寒冷刺激で褐色脂肪細胞が活性化して、熱を産生し、カロリーの消費量が多くなります。
そのため、高温反復浴によるダイエット効果が高くなるのです。ただ、冷水シャワーを浴びると、さらに体に負担をかけることになりますので、注意してください。
高温反復浴の消費カロリーは?
ダイエットにピッタリの高温反復浴は、一体どのくらいの消費カロリーが期待できるのでしょうか?
インターネット上には、高温反復浴を1回すると300~400kcalを消費するという情報もありますが、これは残念ながら間違いだと思います。
高温反復浴は、3分の入浴、5分の休憩、3分の入浴、5分の休憩、3分の入浴で合計19分です。これで、300~400kcalを消費するということは、1時間で1000kcal以上を消費できる運動と同じ効果があるということです。
消費カロリーが多い水泳でも、1時間泳ぎ続けて700kcalですので、高温反復浴1回で300~400kcalするというのは、事実上不可能なのです。
また、1回高温反復浴で300~400kcalを消費できると書いてあるHPには、なぜそれだけのカロリーを消費できるのかの根拠は書いてありませんでした。
では、どのくらいのカロリーを消費できるのでしょうか?
高温反復浴は10分間で約80kcalの消費カロリーがあり、これは10分間のジョギングや20分間のウォーキングと同じくらいの消費カロリーに匹敵するのでお得です。
引用:かわらばん1|特定医療法人秦玄会秦玄会病院
この情報は、病院からの情報ですので、信ぴょう性が高いです。しかも、10分間で80kcalというのも消費カロリーとしては妥当です。
高温反復浴1回は19分ですので、1回の高温反復浴で150kcal程度は消費できると考えて良いでしょう。
それでも20分のジョギングや40分のウォーキングと同じだけの消費カロリーですから、十分にダイエットに適した入浴法と言えるのではないでしょうか?
高温反復浴の4つの効果
何度も説明していますが、高温反復浴はダイエットにピッタリの入浴法です。でも、ダイエット以外にも効果があります。高温反復浴の効果をダイエット効果も含めて、詳しく説明していきます。
ダイエット効果
高温反復浴の効果の1つ目は、ダイエット効果です。高温反復浴1回(19分)で150kcalを消費することができます。これを、朝晩1日2回行えば、それだけで300kcalも消費できるということになります。
42℃で脂肪は最も燃焼しやすくなります。高温反復浴は熱めのお湯に入ることで、体温を42℃に一時的に近づけ、さらに心拍数を上げて、脂肪燃焼を促すことができるんです。
デトックス効果
高温反復浴の効果の2つ目は、デトックス効果です。高温反復浴をすると、汗をかきますので、老廃物を排出でき、デトックスをすることができます、
また、入浴をすると水圧の効果で、リンパ管が外側から圧縮されて、リンパの流れが良くなります。
リンパの流れが良くなると、細胞の老廃物を回収できますし、細胞間の余分のな水分を回収できますので、むくみを改善・予防することができるんです。
血行促進効果
高温反復浴の効果の3つ目は、血行促進効果です。高温反復浴は、肩までしっかりつかりますので、顔以外の全身に水圧がかかります。そうすると、血行が良くなるのです。
血行が良くなれば、全身の細胞に酸素や栄養が届きやすくなりますし、冷え性を改善することができます。
冷え性に悩む女性は多いと思いますが、高温反復浴でダイエットをすると、簡単に痩せられるだけでなく、冷え性を改善することもできるんですね!
冷え性を改善できれば、基礎代謝が上がって、痩せやすい体を作ることができますので、ダイエットが終わった後も、リバウンドしにくい体になることができるのです。
ストレス解消効果
高温反復浴の効果、最後はストレス解消効果です。高温反復浴では汗をかきます。汗をかくと、スッキリしますよね。そのため、ストレス解消効果も期待できるんです。
また、就寝前に高温反復浴をすると、体温が上がった状態で眠りにつきます。人間は体温が下がる時に深い眠りにつきますので、体温が上がった状態で寝ると、体温が下がりやすく、熟睡することができるのです。
良質な睡眠は最大のストレス解消になりますので、高温反復浴はストレス解消にもなるものなんです。
高温反復浴は危険?3つの注意点
高温反復浴はダイエットに効果のある入浴法です。約20分の入浴で150kcalを消費できるのですから、効率が良く楽なダイエット方法であることは間違いありません。
ただ、高温反復浴を行う時には注意が必要です。高温反復浴をする時の注意点を3つご紹介します。
水を飲んでから行う
高温反復浴をする時には、入浴をする前に必ず水を飲んでから行うようにしましょう。高温反復浴は汗をかきますので、脱水にならないようにしっかりと水分を補給してから行うようにしましょう。
そうしないと、高温反復浴の途中で脳梗塞を起こしたとか、意識消失したなどの事態になってしまいます。
入浴中に意識を消失したら、そのまま溺れてしまって、溺死なんてことになりかねません。そうなったら、ダイエットどころの話ではありませんので、高温反復浴をする前には、必ずコップ1杯の水を飲む習慣をつけるようにしましょう。
心臓や血圧の持病がある人は絶対にNG!
高温反復浴の注意点の2つ目は、心臓や血圧の持病がある人はNGであることです。高温反復浴は、簡単に脂肪を燃焼させることができますが、その分体への負担が大きい入浴法になります。
高温のお湯に入ると、それだけ血圧が上がりますし、心臓に負担をかけることになります。また、肩までしっかりお湯に入ることで、それだけ水圧が体にかかりますので、さらに心臓に負担をかけることになるんです。
血圧は上がるだけでなく、湯船から出たら、水圧がなくなって一気に血圧が低下することがありますので危険です。
そのため、心臓の持病がある人や血圧の持病がある人、降圧剤を飲んでいる人などは、高温反復浴は危険ですので、違う方法でダイエットをするようにしましょう。
また、入浴する時には、肩まで入らずに、半身浴をするようにしてください。半身浴なら、心臓に負担がかかりにくいので安心です。
体調が悪い日は止めておく
高温反復浴の注意点の3つ目は、体調が悪い日は止めておくことです。毎日高温反復浴をすると、それだけ高い効果が得られます。
そのため、ダイエットをしたい人は、毎日高温反復浴をすると良いのですが、体調が悪い日は無理して行う必要はありません。
先ほども言いましたが、高温反復浴は体への負担が大きいので、体調が悪い日に無理して行うと、体調がさらに悪化する可能性があるのです。
また、お酒に酔った状態での高温反復浴も止めてください。体調が悪い日、お酒を飲んでいる時には、さっとシャワーを浴びるだけにして、また体調が良くなったら、高温反復浴を始めるようにしてください。
高温反復浴の消費カロリーと正しいやり方・注意点についてのまとめ
・高温反復浴のやり方
「休憩中はシャンプーをしたり体を洗ってもOK」「冷水シャワーを浴びるのもOK」「高温反復浴の1回の消費カロリーは、150kcal程度」
・高温反復浴の効果
「ダイエット効果」「リンパの流れが良くなり、デトックス効果がある」「冷え性を改善できる」「ストレス解消にもなる」
・高温反復浴を行う時の注意点
「水を飲んでから行う」「心臓や血圧などの持病がある人はNG」「体調が悪い日はやめておく」
高温反復浴の消費カロリーや正しいやり方、4つの効果、3つの注意点をまとめました。高温反復浴は、運動をしなくても簡単にカロリーを消費できる入浴法です。
ただ、高温反復浴は消費カロリーが高い分、体への負担が大きい入浴法法になりますので、体調を考慮して、無理のない範囲で行うようにしましょう。
1
名無し
2018/12/15 03:00
返信