多くの人たちが叶えたい夢の一つが、ダイエットの成功なのではないでしょうか。様々なダイエット方法があり、皆さん試行錯誤をしていることと思います。運動療法や糖質制限などもありますが、ハイパーナイフというダイエットに関連した言葉を聞いた事はありませんか?
今回はそのハイパーナイフのダイエット効果や副作用、そして適切な頻度などについて掘り下げてみようと思います。
この記事の目次
ハイパーナイフとは?
ハイパーナイフとはエステで受けられる施術で、使用する専用機器のことをいいます。
エステで痩身を行っている多くの店が、他店との差別化を図るためにより良い効果のある専用機器を取り入れているのですが、その中で最近最も注目されている最新機器がHyper Knife=ハイパーナイフです。
脂肪燃焼とほぐしの同時施術で脂肪を撃退することを目的とした、高周波(ラジオ波)痩身機器になります。これまでのエステ痩身機器では、ラジオ波などを用いて脂肪を温めたうえで、マッサージを行い脂肪を流すようにして痩身効果を得ていました。
それに対しハイパーナイフは、この温め+マッサージの2工程を1度で出来るようになった新しい痩身技術です。
ハイパーナイフの効果
特殊な形状をしているハンドピース(プローブ)と呼ばれるマイク大のヘッド部分から、高周波を用いて脂肪を温め、直接アプローチをすることができるようになっています。
対極板のあるラジオ波より直接的に脂肪層へアプローチできるので、ほぐしの効果によって小さくなった脂肪細胞や、老廃物を身体の外へと排出させることができます。
ハンドピースにある6つの突起のもたらす効果はなんと、脂肪層4cm、部位によっては最大5cm~7cmまで直接温めることができるそうです。他の痩身機器と比較しても脂肪の温め効果は早いスピードで行われます。
痩身を行う事をメインに作り出されていますが、ほかにも温め効果による肩こりや腰痛、足のむくみ、顔のむくみ、エイジングケアにも効果を発揮します。ラジオ波とLEDの相乗効果で細胞を活性化し、痩身効果、殺菌効果、沈静効果を得ることも可能です。
ハイパーナイフを使用出来る箇所
顔、首、お腹周り、背中全体、両腕、お尻、脚全体とかなり広範囲に施術を行う事ができます。
電磁波を使用している痩身機器の場合、機種によって顔に用いることができないものもありますが、ハイパーナイフの場合は顔に使用することでアンチエイジング効果が得られるなど、顔の使用にも向いているというのが特徴です。
電極版を使用せずに稼働する機器の為、安心かつ安全に施術を受けることができるだけではなく、施術を受ける人がどんな体勢になっていても施術を行えるので、痩身を受ける側の体や精神的なストレスも他の機器と比較してかなり軽減されます。
ハイパーナイフの施術手順
先ずは脂肪を除去したい箇所にハイパーナイフ専用クリームを塗布し、リンパの流れに沿って照射しながらマッサージを行います。次に電気刺激を利用して筋肉運動を促すEMSで筋肉を鍛えていきます。最後は体を軽く動かして施術終了です。
施術前の注意点
ラジオ波と呼ばれる光を照射して脂肪を乳化させる効果を持つハイパーナイフは、施術前に安全を考慮して金属のアクセサリー、時計などは外しておく必要があります。
施術後の注意点
ハイパーナイフの施術後は基礎代謝が上がると同時に、通常よりも栄養吸収率が高くなります。そのため施術後2時間程度は食事を避けるようにしなければいけません。
また、施術後3日程度は脂肪が燃焼しやすい状態にありますので、運動や筋トレなどでよりダイエットに力を入れるとより高い効果を発揮してくれます。
ハイパーナイフの5つのダイエット効果
セルライト除去
脂肪が過剰についた箇所の皮膚がぼこぼこしているように見える物、それがセルライトです。脂肪細胞同士がくっつき、そこへ老廃物などが一緒に付着してしまっている状態です。
実はこのセルライト、運動や食事療法ではなかなか減らすことがでず、とても厄介な代物です。ハイパーナイフはこのセルライトに対しても、脂肪に直接熱を加えてアプローチを行い、乳化させたうえで体の外へ排出させる力があります。
ピンポイントの部分痩せ
とても小回りの利くハイパーナイフのハンドピースは、ヘッド部分に6つの突起が付いた大きいものと、3つの突起が付いた小さなものとがあります。
そのため例えば二重あごが気になっている人なら、あごのような範囲の狭い部分でも、直接ハンドピースを当てて施術することが可能です。
二の腕のたるんだ脂肪や背中の脂肪、ふくらはぎなど、ハンドピースを使い分けることによって、全身の殆どの部分に使用出来ます。自分が気になっていた部分を、ピンポイントで狙い撃ち出来るのです。
肩こりや腰痛改善
ラジオ波とLEDを用いた光を使用しているハイパーナイフは、4cmもの脂肪の層に直接アタックします。脂肪を温める作用があるため、肩や腰痛など、冷えから来る体調不良を軽減させることができます。
また、脂肪のつきやすい下腹にも問題なく使えますから、女性にとって辛い生理不順などの改善効果も期待が持てます。
小顔
先ほども少し紹介しましたが、ハイパーナイフのハンドピースは大小2つのサイズがあり、フェイシャル用として小さなハンドピースを使用することができます。特にあごの下などについた脂肪を落とすことは容易ではありませんが、ハイパーナイフなら楽にすっきりさせることが可能です。
アンチエイジング
単に小顔になればいいというのは一昔前までの痩身機器の話です。ハイパーナイフには肌の中でコラーゲン生成を促す効果もありますから、失った肌のハリを取り戻すことができます。更にエラスチン生成向上にも効果があり、よりハリのある肌を手に入れることが可能です。
嬉しい事に顔の血行を向上させる事、むくみの解消などの相乗効果によって、ガンコに取れずしつこくアピールしてくるクマの解消にも繋がります。
ハイパーナイフの副作用
ハイパーナイフの副作用について、ハイパーナイフを販売している業者を見てみると、副作用が全くないとは言えませんと案内されています。ここではハイパーナイフの副作用や安全について、実際にはどうなのかについてご説明したいと思います。
セルライトの除去に驚異的な効果があると言われているハイパーナイフは、ラジオ波を使用した痩身機器になります。1度体温が上がると免疫機能が向上する、と言われている身体にラジオ波を照射させる事で、体内分子が細かく振動をします。
その振動によって発生する摩擦熱によって細胞の奥深くまで体を温めることができるのですが、0.1%ほどの確率でやけどや内出血、むくみのリスクがあるそうです。他にも軽い痛みを感じる、照射後数時間経過してから赤みが発生したという事例も挙がっていました。
また、これまでのラジオ波を使用した痩身機器を使用した際、金属アレルギーを起こす可能性もあることが分かっています。
そこでハイパーナイフでは金属アレルギーを起こしやすいニッケル、コバルト、クロム、亜鉛、マンガン、銅などの金属を使用せず、金属アレルギーの起こさないと言われているチタンを使用し、金属アレルギーへの配慮を行っています。
ハイパーナイフを使用する頻度について
ハイパーナイフを用いた痩身では、一つの部位に対して約10分程度の施術となります。僅か10分ですが、ウエストや太ももなど、特に脂肪の分厚い箇所は目に見えたサイズダウンを実現できます。
ハイパーナイフの痩身を受ける頻度は、集中して痩せたい方は週に2~3回の施術を2~3ヶ月繰り返すことで効果を得られます。通常は週に1度が理想的と言われていますが、少なくても2週間に1度は施術を受けるようにした方が良いでしょう。
ハイパーナイフ施術を受けることができない方
ハイパーナイフを受けられない、避けた方が良い方について以下にまとめました。自分が該当していないかどうか、確認しておきましょう。
・血圧に異常がある方
・38度以上の熱がある方
・感染症にかかっている方
・糖尿病を患っている方
・ペースメーカーなどの体に埋め込むタイプの電子機器を日頃から使用されている方
・妊婦や妊娠の恐れのある方及び授乳中の方
・血行障害をお持ちの方
・心臓などの疾患を抱えている方
・脳神経に疾患を抱えている方
・インプラントをされている方
・精神や肉体に著しい疲労を負っている方
・悪性の腫瘍を抱えている方
・皮膚疾患を抱えている方
以上に当てはまる方は施術を受けることができません。ほかにも細かな制約が入る可能性もありますので、まずはハイパーナイフを使用しているエステ店などに問い合わせを行って確認してから施術を受けるようにしてくださいね。
持病をお持ちの場合は、必要に応じて医師の診断の元で受けるようにすると安心です。
特に妊娠は病気ではありませんが、とても体調が不安定な時期ですので注意が必要です。体の中にある不要な物を排出する効果を持つ機器を、体の中に新しい命を宿した方が使用するのは適切ではありませんし、妊娠、出産に適した体作りは出来ません。
ハイパーナイフのラジオ波は体の内部深くまで照射威力が届きます。胎児に全く影響がないか?と言われれば何らかの影響があることも考えられますので、妊娠中の方には使用控えるようにしましょう。
ハイパーナイフのダイエット効果・頻度についてのまとめ
・ハイパーナイフの効果・ダイエット効果
「ほぐしと温めによるデトックス効果」「エイジングケア」「セルライト除去」「ピンポイントな部分痩せ」「肩こりや腰痛を改善」「小顔効果」「アンチエイジング効果」
・ハイパーナイフを使用できる箇所
「首」「顔」「お腹周り」「背中」「両腕」「お尻」「脚」
・ハイパーナイフの注意点
「施術後2時間は食事を避けるようにする」「施術後3日程度は、脂肪が燃焼しやすいので、運動や筋トレが効果的」
・ハイパーナイフの副作用
「0.1%ほどの確率で内出血やむくみの可能性がある」「金属アレルギーの人は注意」
・ハイパーナイフを使用する頻度
「週1回~2程度」「集中して痩せたい場合は週に2~3回を2~3ヶ月」
・ハイパーナイフの施術を受けられない人
「体に不調がある人」「ペースメーカーなどが入っている」「妊娠や妊婦授乳中の人」
ハイパーナイフ、2013年頃に開発されたまだまだ新しい痩身機器ではありますが、新しい分これまでにあった痩身機器と比べると、ずっと性能も効果も向上しています。本気で痩せたいとお考えの方は、ハイパーナイフで素敵な美ボディを手に入れてみませんか?