質の良い睡眠をとることで日常生活を活動的にできるだけでなく体を無理なく痩せ体質に導く、何とも健康的な方法が「睡眠ダイエット」です。
今回は睡眠ダイエットの効果4つ、具体的な方法&ルール6つ、おすすめサプリを紹介します。
この記事の目次
睡眠ダイエットとは
睡眠ダイエットとは、質の良い睡眠を取ることによってスリムを目指すダイエット方法です。
人間の体は寝ている間もカロリーを消費して体の維持を行っています。ちょっとしたコツをつかんで上手に睡眠をとることによって、さまざまなホルモンにもポジティブな影響を与え、痩せ体質になることができるのです。
人間の体は本来はスリムになるように作られているのかもしれません。肥満が病気のカテゴリに入れられるようになった今、スリムになりたいのなら、本来の正しい生活のあり方を見直す必要がありそうですよね。詳しく見ていきましょう。
睡眠中にも!痩せるホルモン5種
まずは気になる痩せるホルモンについて見ていきましょう。具体的には5つのホルモンがあります。それぞれをざっくりとまとめてみました。
レプチン
レプチンとは、脂肪細胞によって作られるホルモンのことです。肥満の防止や体重増加の制御の役割を務めます。また、食欲と代謝の調整を行います。カロリーの消費量も高めてくれます。
具体的な仕組みとしては、食事を取ると血糖値が上がるわけですが、上がると脂肪細胞を刺激して、このレプチンが分泌されるようになります。分泌されたレプチンは、血流にのって、脳に信号を送ります。分泌されるのは、食事を始めてから20分後とされています。
成長ホルモン
成長ホルモンとは、脳下乗体前葉にある細胞から分泌されるホルモンのことです。体のさまざまな機能をコントロールする役割を務めます。
また、糖質を分解したり、筋肉の発達にもかかわっています。このホルモンが増えると、脂肪燃焼効果や基礎代謝アップなどが期待できると言われています。
GLP-1
GLP-1とは、インスリンの分泌を促進する働きを持つホルモンの1つです。GLP-1は、食事を取ると小腸から分泌されます。GLP-1の分泌量の多い人は、一般的に太りにくいという特徴を持っています。つまり、GLP-1の分泌を増やせば痩せることができるのです。
セロトニン
セロトニンとは、三大神経伝達物質の1つです。ここで断裁神経伝達物質のあとの2つは、ドーパミンとノルアドレナリンです。セロトニンは、人間の精神面に影響を与え、心身の安定や安らぎに関わり、別名「幸せホルモン」と呼ばれています。
具体的には、ダイエットに関して言うと、食欲をコントロールする機能を備えています。
メラトニン
メラトニンは、睡眠ホルモンの1つです。具体的には、体内時計に働きかけることによって、副交感神経系が優位になり、眠りにつく準備ができたことを脳に伝えます。これにより自然な眠りを促進することができるのです。
ダイエットに関して言うと、新陳代謝を活発にすることと、太りにくい体質になることが挙げられます。
睡眠ダイエットの4つの効果
睡眠ダイエットの効果について見ていきましょう。
アメリカで行われた睡眠ダイエットの実験によると、通常の生活をつづけながら睡眠の質を向上しただけで、10週間で1.5キロから3キロの減量が認められたそうです。つまり、他には何もしなくても、3か月程度でそれなりの減量が成功するのです。
具体的には、上質な睡眠を取ることによって、さまざまなホルモンが分泌されやすい状況を作り、それらのホルモンが分泌されることによって、痩せる体質へと変化していきます。なんだかずいぶん医学的なダイエット方法ですね。それだけ睡眠が重要ということかもしれません。
体重増加の制御効果
これは主に痩せるホルモンの1つであるレプチンの分泌によって行われます。体重が増えることを事前に制御し、肥満防止に役立ちます。
脂肪燃焼効果
これは主に痩せるホルモンの1つである成長ホルモンの分泌によって行われます。脂肪を燃焼し、基礎代謝のアップを実現させます。
太りにくい体質になる効果
これは主に痩せるホルモンの1つであるGLP-1とメラトニンの分泌によって行われます。2種類のホルモンからダブルでポジティブな影響を受けることにより、体質そのものが痩せる方向へとシフトしていきます。
食欲をコントロールする効果
これは主に痩せるホルモンの1つであらうセロトニンの分泌によって行われます。ダイエットに挫折する原因である食欲をコントロールすることができるようになり、食べ過ぎを事前に防ぐことができます。
睡眠ダイエットの方法は?6つのルール
睡眠ダイエットの具体的な方法について見ていきましょう。
ポイントは上質な睡眠を取ることです。では、その上質な睡眠とはどうやったら手に入るのでしょうか?上質な睡眠ができるようになるにはいくつかコツがあります。それらのコツをざっくりとご紹介しましょう。
夕方以降はカフェインを摂らない
コーヒーや紅茶、さらには烏龍茶にもカフェインが含まれています。このカフェインの特徴に、「覚醒作用」があります。覚醒作用は睡眠の対極にいなるもののため、寝る準備には好ましくない作用です。
この作成作用の影響を引きずらないために、夕方以降、カフェインの摂取を控えましょう。具体的には、カフェインを含んでいるものを飲むのをやめることです。可能なら、午後2時以降はやめた方が良いです。
夕食を食べすぎない
夕食を食べすぎることはありませんか。夕食を食べすぎると消化機能がフル回転する状態になります。これによって睡眠が妨げられる、もしくは上質な睡眠がとれない可能性が高いです。夕食は軽めにして、消化器官の負担にならないようによく噛んで食べましょう。
また、夜食ももちろんよくありません。控えるように心がけた方が良いです。
眠る直前までスマホやパソコンは使わない
スマホやパソコンでネットなどをしていると、光が刺激となり、一種の覚醒作用を及ぼします。これはもちろん睡眠に良くありません。具体的には、就寝1時間前の利用は避けるようにしましょう。
寝る直前にお風呂に入らない
上質な睡眠にお風呂は欠かせないと思っていませんか?ところが直前の入浴は逆効果になるのです。これは、入浴後は体温が上がっていることが原因です。睡眠は体温が下がっている状態で行われるもののため、就寝直前にお風呂に入ることはやめるようにしましょう。
少なくとも1時間前には済ませておき、体温が下がった状態を作っておくと良いでしょう。
直前に激しい運動をしない
こちらも体温の上昇を促してしまう行為です。また、覚醒作用も促すかもしれません。いずれにしても、就寝直前のエクササイズは避け、少なくとも1時間前には済ませておくようにしましょう。
就寝時に考え事をしない
ベッドに入ってから考え事をすることはありませんか。これは覚醒作用を生んでしまう行為です。考え事をしているとなかなか寝付けないのはある意味で当たり前のことなので、そういう習慣がある方はやめるように努力しましょう。
考え事は起きている間に済ませるようにしましょう。
おすすめの睡眠サプリ5選
睡眠ダイエットの情報を収集しているうちに、睡眠系のサプリメントがチラホラでてきたので、ざっくりとまとめてご紹介しておきましょう。
睡眠サプリを探している方は多いようですよ。本来なら自然の方法で工夫して眠れるようにするのが良いですが、どうしても眠れない、寝付けない、などという不眠体質の方の場合は、サプリを活用するのもよいかもしれません。いくつかご紹介しましょう。
アサヒ ネナイト
ネットで購入することができる睡眠を誘うサプリメントで、主成分はL-テアニンです。このL-テアニンには睡眠の質を高める効果があります。
具体的には、日中の眠気を抑えたり、起床時の倦怠感を緩和してくれます。おだやかな睡眠系サプリと言えるでしょう。価格は楽天市場で1380円(2017/1/20時点)です。
【メール便!送料無料!】【アサヒ】ネナイト 60日分 240粒【機能性表示食品(テアニン)】
ココロのサプリ
ネットで購入することができる睡眠を誘うサプリメントで、主成分はトリプトファンです。トリプトファンは睡眠ホルモンの1つである「セロトニン」や「メラトニン」を作り出す材料になるそうです。つまり、睡眠ホルモンの分泌を促してくれるわけですね。
ダイレクトに上質な睡眠に影響を与えてくれそうです。効果が分かりやすいサプリと言えるでしょう。価格はDeNAショッピングで2700円(2017/2/20時点)です。
【クロネコDM便(送料105円)対応品】メイクトモロー ココロのサプリ 袋入 90粒入
Sleepy(スリーピー)
ネットで購入することができる睡眠を誘うサプリメントで、主成分は海藻などを中心に抽出されたものです。100%天然のミネラルサプリです。
一般的な睡眠系サプリとは全く違った新しい商品として注目されているそうです。睡眠系のサプリを試してみたいけど、なんとなく怖い、という方におすすめと言えるでしょう。価格は楽天市場で2611円(2017/1/20時点)です。
i-Nature sleepy スリーピー (旧名:マキシメラトーン) サポート サプリメント 30粒
DHCグースカ
ネットで購入することができる睡眠を誘うサプリメントで、主成分はラクティウムとハーブです。ラクティウムは乳タンパクを加水分解した成分です。
ベッドに入る30分から1時間程度前に飲むと、スムーズに寝付くことができます。価格はDeNAショッピングで4880円(2017/2/20時点)です。
グリシンナイト
ネットで購入することがえきる睡眠を誘うサプリメントで、主成分はグリシン、ギャバなどです。キャッチコピーが、「寝ながら理想のダイエット」と書いてあって、ダイエット効果にも着目したサプリのようです。
お値段もお手頃なので、はじめの一歩として良さそうです。価格は楽天市場(2017/1/20時点)で698円です。
睡眠ダイエットの口コミ
★痩せホルモンを増やす
— ダイエット de 女子力 (@Beautiful__Diet) 2017年1月17日
「3・3・7睡眠法」★
「3」夜中の3時には寝ている
「3」眠り始めの3時間はまとめて寝る
「7」1日トータルで7時間の睡眠を目指す
★夜10時頃~に寝るのがベスト
★痩せホルモンは寝て3時間内にまとめて分泌される
★睡眠時間が短いほど肥満率がUP
睡眠はしっかりしよう!
— 骨オヤジ (@honeoyaji) 2017年1月16日
これは実感!寝る前と寝起きで体重測ってみて。
ダイエットには睡眠と休憩が一番大事!
寝不足は肥満のもと、レム睡眠が関係 筑波大が研究:朝日新聞デジタル https://t.co/ehNv4P5u49
エアウェーブのアプリで睡眠効率とか調べたらとても良かった。布団に入って7分で寝ちょった。
— 羊子 (@youkoyokosuka) 2017年1月18日
でもじぶんではなかなか睡眠時間を管理するの難しい…と思って見つけたのがこれ!ぐっすり〜ニャというアプリだよ😊💕
— あまちゃんのクソヘボライフハック (@mnhr_LifeHack) 2017年1月10日
眠りを波形にして示してくれるアプリは他にもあるけど、これはぐっすり〜ニャ(アイコンの猫)の着せ替えアイテムが朝起きるたびにもらえて楽しい🙌🏻 pic.twitter.com/m8T0HKwnwa
【太ってしまう悪習感】 ①水分不足 ②清涼飲料水を毎日飲む ③睡眠不足 ④タンパク質不足 ⑤筋トレは必要ないと思っている ⑥すぐにあきらめる ⑦冷蔵庫が空 ⑧食べたものをメモしない ⑨朝ごはんを食べない ⑩買い物をスーパーだけで済ます
— 女子力UP簡単美容術 (@biyoutennsai) 2017年1月19日
【睡眠不足の解消方法】
— 少しだけ理想の生活へ (@Ideal_Idea_) 2017年1月19日
眠る数十分前に部屋の明かりを落して
少し薄暗くしておくと眠りに入りやすい
いきなり蛍光灯をバチンと消して寝る
というのは一番ダメ
睡眠ダイエットについてのまとめ
「体重増加の制御効果」「脂肪燃焼効果」「太りにくい体質になる」「食欲をコントロールする効果」
・睡眠ダイエットの方法
「夕方以降はカフェインを摂らない」「夕食を食べすぎない」「眠る直前までスマホやパソコンは使わない」「寝る直前にお風呂に入らない」「直前に激しい運動をしない」「就寝時に考え事をしない」
いかがでしたか?
睡眠は毎日必ず行うものであって、ついつい軽視しがちですが、実はダイエットにおいても非常に重要な要素のようです。
例えば、百獣の王であるライオンは、狩りの能力を発揮するために20時間ちかく寝て過ごすと言われています。活動時間たったの4時間なのですね!
どうやら睡眠の効果はすごいらしいです。せっかくなので、使わない手はありません。ぜひ上質な睡眠を取って、スリムボディを実現させてくださいね。身に着けたら一生使える宝物になりますよ!
以上、睡眠ダイエットについてのおまとめでした。