ストレッチをする時、ヨガをする時、筋トレをする時、あなたはストレッチマットを使っていますか?「別に、ストレッチマットなんてなくても良いでしょ?」と思っているかもしれませんが、それは大きな間違いです!
ストレッチマットの効果や選び方、ケース別おすすめのストレッチマットをまとめました。
ストレッチマットとは何?
ストレッチマットとは、ストレッチや筋トレをする時に、下に敷いて行うものです。
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これがストレッチマットです。ストレッチマットは、ヨガマットやトレーニングマット、筋トレマットと呼ばれることもありますね。
ストレッチマットだからストレッチ以外では使えない、ヨガマットはヨガ以外には使えないというわけではなく、1枚持っているとストレッチにもヨガにも、筋トレにも使うことができます。
このストレッチマットは、1回使ってみると、「これなしにはストレッチできない!トレーニングできない!」と実感して、手放せなくなる人が多いんです。
毎日の習慣として、ストレッチやヨガ、筋トレをする人は、ぜひ1枚は持っておきたい物ですね。
ストレッチマットの4つの効果
ストレッチマットって、単なるペラペラのものだから、使っても使わなくてもそんなに変りないものでしょ?と思っている人もいるかもしれません。でも、それは大きな誤解です。
ストレッチマットは、4つも効果があるんです。ストレッチマットを使うことで、どんな効果があるのかを説明していきます。
体への負担が少ない
ストレッチマットの効果の1つ目は、体への負担が少ないことです。ストレッチマットは、クッションの役割を持っています。
そのため、手足をはじめ体が床に直接つくことなく、ストレッチやトレーニングができるのです。硬い床に手や足、肘などに体重を長時間かけると、痛みが出てきますよね。
関節に体重が過度にかかると、関節を痛めてケガの原因にもなります。でも、ストレッチマットを使うと、マットがクッションの役割を果たしてくれますので、ケガのリスクが少なくなるんです。
例えば、筋トレだったらヨガマットを使うことで、体の痛みを気にすることなく、徹底的に筋肉を追い込むことができます。効率よく&リスクは少なく筋トレができるということですね。
滑り止めの効果が高い
ストレッチマットの2つ目の効果は、滑り止めです。床でストレッチやヨガ、筋トレを行うと、結構滑りませんか?最初の頃は、滑らなくても、時間が経って汗をかくようになると、手のひらや足の裏に汗をかいて、それが原因でツルっと滑りやすくなります。
滑ると体をきちんと支えられなくなりますので、ケガのリスクが高くなります。また、正しいフォームを保ちにくくなるので、ヨガは難しいポーズを取ることができませんし、筋トレは効果が弱くなってしまいますよね。
ストレッチマットは、手や足の裏に汗をかいても滑りにくいので、安全にトレーニングができるんです。
床を傷つけない
ストレッチマットは、床を傷つけない効果もあります。ストレッチやヨガは体1つで行いますので、床を傷つける心配はありませんが、器具を使う筋トレはそういうわけにはいきません。
例えば、腹筋ローラー。腹筋ローラーを使って腹筋を鍛える場合、フローリングの床で行うと、ローラーのせいでフローリングが傷ついてしまうことがあります。
でも、ストレッチマットを使って、そのうえで腹筋ローラーを使えば、床を傷つける心配がないのです。
騒音防止にも!
ストレッチマットの効果、4つ目は騒音防止です。アパートやマンションの場合、ガツガツ筋トレをすると、床をドンドンと鳴らしてしまって、下の階の人の迷惑になる可能性があります。
そういう時に、ストレッチマットを使って、その上で筋トレを行うと、クッション効果で床への衝撃を和らげてくれるので、騒音を軽減してくれるんです。
ストレッチマットの選び方のポイント6つ
ストレッチマットはたくさん販売されています。あまりにもいろいろなものがあって、どれを選べば良いか迷ってしまうことも多いと思います。
ストレッチマットの選び方のポイントをご紹介していきます。
素材
ストレッチマットの選び方のポイント、1つ目は素材です。ストレッチマットは、いろいろな素材で作られています。それぞれ特徴がありますので、どれが良いか選ぶ時の参考にしてください。
■ポリ塩化ビニール(PVC)
ポリ塩化ビニールは、最も一般的なストレッチマットの素材です。安価で入手しやすいというメリットがありますが、濡らすと乾きにくいので、水洗いできません。
■熱可塑性エラストマー(TPE)
熱可塑性エラストマーは軽く臭いがほとんどないことがデメリットですが、熱に弱く、耐久性はないことがデメリットです。
■ポリマー環境樹脂(PER)
ポリマー環境樹脂は燃やしてもダイオキシンを発生させないエコ素材です。基本的にはPVCと同じ性質ですが、プラスチック特有の臭いは少ないのがメリットです。
■ニトリルゴム
ニトリルゴムは耐久性が高く、弾力性があるため、筋トレなど激しい運動をする時におすすめのストレッチマットです。
■天然ゴム
天然ゴム製のストレッチマットは、安定性や弾力性に優れていますが、ゴム特有のにおいがきつく、重いことがデメリットになります。
■エチレン酢酸ビニルコポリマー(EVA)
エチレン酢酸ビニルコポリマーのストレッチマットは、軽くて柔軟性・弾力性がありますが、耐久性にやや難があります。
このほか麻や畳でできた天然素材由来のストレッチマットもあります。どのような素材が良いか検討してみると良いでしょう。
厚さ
ストレッチマットの選び方、次は厚さです。ストレッチマットは厚さ1mmのものから10mm以上のものまでいろいろな厚みのものがあります。
薄いストレッチマットは軽くかさばりませんが、クッション性・安定性に欠けます。厚いストレッチマットは、クッション性・弾力性・安定性に優れていますが、重くかさばります。
・普通=4~6mm
・厚手=7mm以上
大体このような分類になります。一番人気があって、使い勝手が良いとされるのは、やはり普通の厚さのもの、5~6mmのストレッチマットですね。
簡単なストレッチなどを目的にする人は、薄手のストレッチマットでも良いですが、ダンベルなどを使って激しく筋トレをする場合は、厚手のものを使ったほうが良いでしょう。
収納方法(丸められるか)
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ストレッチマットの選び方のポイント、3つ目は収納方法です。ストレッチマットは、一般的にクルクルと丸めて収納します。ただ、厚みによって、丸めた時にどのくらいの直径になるかは変わりますので、収納に必要なスペースも変わります。
また、厚みがあってクッション性が高いものは折り畳み式のものもあるんです。4~5mmのストレッチマットも折り畳み式のものがありますね。
折り畳み式は、収納しやすいこともありますが、持ち運びには不便です。
お手入れ方法
ストレッチマットの選び方、4つ目のポイントは、お手入れ方法です。ストレッチマットには、自分でも気づかないうちに、あなたの汗が染みこんでいます。
それをそのまま放置しておくと、雑菌が繁殖して嫌なにおいを発することがありますし、何より衛生的ではありません。
そのため、お手入れ方法は確認しておきましょう。少しでも衛生的に使いたい人は、丸洗いできるタイプのものをおすすめします。
ただ、丸洗いできなくても、水拭きは可能ですので、ヨガマットクリーナーなどを使って清潔な状態を保つようにして下さい。
大きさ
ストレッチマットの選び方、最後のポイントは大きさです。ストレッチマットは、基本的に170~185cmとなっています。
平均身長くらいの女性なら、170㎝サイズのもので十分だと思いますが、高身長の女性や男性は180cm以上あるストレッチマットを選んだほうが良いでしょう。
全身を使ってヨガのポーズを取ったら、足先がマットから出てしまったなんてことになったら、ストレッチマットを使っている意味がありませんから。
色
ストレッチマットは、たくさんの色があり、落ち着いた色からカラフルなものまであります。どの色を選べば良いか迷ってしまうかもしれませんが、あなたの好きな色、直感的に気に入った色でOKです。
好きな色のストレッチマットを使えば、きついトレーニングも楽しくなりますし、モチベーションを保ちやすくなりますよね。
ケース別おすすめのストレッチマット
ストレッチマットの選び方のポイントをまとめましたが、次はケース別におすすめのストレッチマットをご紹介します。
ストレッチやヨガ中心に使う場合
ストレッチマットをヨガやストレッチで使う場合は、次のようなことを念頭に置いて、ストレッチマットを選ぶと良いでしょう。
・厚さはそれほど必要ない
・かさばらないほうが良い
<おすすめストレッチマットの一例>
・Active Winner ヨガマット
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・厚さ=6mm
・素材=ポリ塩化ビニール
・重さ=1.6kg
筋トレ中心に使う場合
筋トレを中心にストレッチマットを使う場合は、厚みがあり、安定性が高いものをおすすめします。筋トレをする時にはダンベルなどの器具を使いますので、衝撃をしっかり吸収してくれるものが良いのです。
・安定性がある
・耐久性がある
<おすすめのストレッチマットの一例>
・OYOGAヨガマット
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厚さ=10mm
素材=ニトリルゴム
持ち運びをする場合
自宅だけでなくジムやヨガ教室でもストレッチマットを使う場合は、次の条件を重視して選ぶようにしましょう。
・薄い
・丸められる
<おすすめのストレッチマットの一例>
・La-VIEヨガマット
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素材=ポリ塩化ビニール
厚さ=3mm
重さ=700g
持ち歩かないならもう少し厚みが欲しいところですが、持ち歩くことを考えると、この厚みと重さがベストかと思います。
ストレッチマットの効果・選び方のポイントについてのまとめ
「体への負担が少ない」「滑り止めの効果が高い」「床を傷つけない」「騒音防止にもなる」
・ストレッチマットの選び方
「素材で選ぶ」「厚さを選ぶ」「丸められる」「お手入れ方法」「大きさ」「色」
ストレッチマットの効果や選び方のポイント、ケース別おすすめのストレッチマットをまとめました。
ストレッチやヨガ、筋トレを自宅でするなら、ストレッチマットは1枚は持っておきたいところです。ストレッチマットは安いものなら、1500円程度で購入できますので、これを機会に1枚購入してみてはいかがでしょうか?きっと手放せなくなりますよ!