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生理前の出血の4つの原因、不正出血が起こる病気・対処法まとめ

生理前に出血が起こると、「あれ?生理周期が乱れたかな?」と不安になりますよね。生理前の出血には4つの原因があります。

 

どんな原因で生理前に出血が起こるのか、生理前に出血が起こったらどうすれば良いのかなどの対処法をまとめました。

生理前の出血が起こる原因

生理前に出血が起こる原因は、次の4つがあります。

 

・着床出血

・排卵出血

・ホルモンバランスの乱れ(機能性出血)

・不正出血(器質性出血)

 

それぞれどんな出血なのかを詳しく解説していきます。

 

 

着床出血

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着床出血とは、受精卵が子宮内膜に着床したことで起こる出血のことです。つまり、妊娠したサインですね。

 

受精卵が子宮内に着床すると、子宮内膜を溶かしながら奥に潜り込み、根を張ります。この着床した時に溶かされた子宮内膜が膣から出てくるものが、着床出血になります。

 

この着床出血は生理的な現象の1つですから、心配する必要はありません。

 

着床出血はピンク~茶褐色のおりものが少量出ることが多く、出血の期間は2~3日となっています。ただ、個人差がありますので、生理のような鮮血が出ることもありますし、1ヶ月程度ダラダラと出血が続く人もいます。

 

着床出血は生理予定日の1週間前から生理予定日にかけて起こり、特に生理予定日の2~3日前に起こることが多くなっています。ただ、妊娠した女性全員に着床出血が起こるわけではありません。

 

 

排卵出血

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出典:sofy.jp

 

生理前に起こる出血には、排卵出血があります。排卵出血とは、卵巣から卵子が排卵されたことで起こる出血のことです。

 

排卵期は一時的にエストロゲンの分泌量が減ることで、子宮内膜が少し剥がれて、出血が起こるのです。

 

排卵があるのは、生理予定日の約14日前なので、生理直前に起こるわけではありません。でも、生理周期が乱れて、排卵がいつもよりも遅めだった場合、生理予定日だと思っていた日の数日前に排卵出血が起こることもあります。

 

排卵出血は病気ではなく、身体の反応として正常なものですから、心配する必要はありません。

 

 

ホルモンバランスの乱れ

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ホルモンバランスが乱れることも、生理前に出血が起こる原因になります。特に、黄体機能不全や更年期障害では生理前に出血が起こりやすくなるんです。

 

 

【黄体機能不全】

黄体とは卵巣の中で卵子を包んでいた卵胞が、排卵後に変化したもので、プロゲステロンという女性ホルモンを分泌する役割を持っています。

 

この黄体がホルモンバランスの乱れて、きちんと機能していない状態が黄体機能不全です。黄体機能不全になると、十分な量のプロゲステロンが分泌されませんので、生理前に少量の出血が起こることがあります。

 

黄体機能不全は、生活リズムの乱れやストレスで起こることもありますし、ホルモンの分泌に関わる甲状腺に異常が生じた場合でも起こることがあります。

 

 

【更年期障害】

更年期になると、女性ホルモンの分泌量が減少しますので、生理周期が一定ではなくなり、生理予定日前に生理が起こるということも珍しくありません。

 

 

器質性出血

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生理前に出血が起こるのは、器質性出血の可能性があります。器質性出血とは子宮や膣に病変があることで起こる出血のことです。

 

不正出血は必ず生理前に起こるというわけではなく、生理が終わった直後でも、生理前でも、排卵期付近でもいつでも起こる可能性があります。

 

器質性出血を起こす病気は、特に心配の必要がないものから、命に関わるものまでさまざまなものがあります。

 

 

 

生理前に出血が起こる原因~器質性出血を起こす病気~

生理前に出血が起こる原因の中で、子宮や膣に病変があって器質性出血を起こす病気は8個もあります。どんな病気が器質性出血を起こすのか、1つ1つ確認していきましょう。

 

 

子宮膣部びらん

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生理前に出血が起こる可能性がある病気は、子宮膣部びらんです。子宮膣部びらんは子宮の入り口の粘膜が、赤く変化してしまう病気です。

 

びらんといってもただれて炎症を起こしているわけではないので、積極的な治療の必要はないのですが、びらんを起こしている部分は少しの刺激で出血しやすいので、性交やタンポン等の刺激ですぐに出血します。

 

 

子宮頸管ポリープ

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子宮頸管ポリープも、生理前に出血を起こす原因となる病気です。子宮頸管ポリープは子宮頸部に良性の腫瘍ができて、それが子宮口に垂れ下がってくる病気です。

 

ポリープは良性ですのでがんの心配はないのですが、ポリープの組織は脆くて崩れやすく、出血しやすいので、生理前にこのポリープからの出血があることがあります。特に、性交後や激しいスポーツをした後は、出血が起こりやすくなります。

 

 

子宮頸管炎

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出典:tomoko-lc.com

 

子宮頸管炎は、細菌が子宮頸部に侵入して炎症を起こす病気です。子宮頸部に炎症を起こす原因には、膣の自浄作用が弱くなったことで大腸菌やブドウ球菌が子宮頸部で増殖したり、トリコモナス原虫やクラミジア、淋病などの性感染症に感染することがなどがあります。

 

子宮頸部の粘膜が炎症を起こしてただれた状態になっていますので、不正出血を起こしやすいのです。不正出血のほかは、おりものが黄色で膿のような状態になったり、悪臭がする、下腹部痛があるなどの症状があります。

 

 

子宮内膜炎

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子宮内膜炎は、子宮頸管炎の炎症がさらに広がり、子宮体部の子宮内膜にまで感染が起こった状態です。

 

子宮内膜は生理のたびに剥がれ落ちますので、通常だと炎症を起こす前に体外に排出されるのですが、免疫力が落ちていたり、感染力が免疫力を上回ると、子宮内膜炎を起こします。

 

子宮内膜炎の原因は、子宮頸管炎と同じように、大腸菌やブドウ球菌やトリコモナス原虫、クラミジア、淋病などです。

 

子宮内膜炎は経血となる子宮内膜に炎症が起こるので、不正出血が起こりやすくなります。また、子宮頸管炎のようなおりものの変化以外に、激しい腹痛や発熱、頭痛などの症状が現れます。

 

 

子宮内膜症

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出典:herbyoga.jp

 

子宮内膜症は子宮内膜が子宮内部以外にできてしまう病気です。子宮内膜症は20~30代の女性に多く、不妊の主な原因となる病気ですが、原因はまだわかっていません。

 

子宮内膜症は卵巣や卵管、ダグラス窩などに子宮内膜が発生しますので、炎症を起こして、周囲の臓器と癒着を起こします。

 

子宮内膜症は不正出血を起こす以外に、重い生理痛や月経過多、性交痛、排便痛、生理日以外の下腹部痛や腰痛などを引き起こします。また、子宮内膜症は不妊の原因となる病気です。

 

 

子宮筋腫

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出典:jsog.or.jp

 

子宮筋腫も生理前の不正出血を起こす原因になります。子宮筋腫の中でも、子宮内部の粘膜に筋腫ができる粘膜下筋腫ができると、不正出血が起こりやすいんです。

 

粘膜下筋腫ができると、子宮内膜ができる面積が広くなりますし、子宮内部の形状が変わりますので、子宮内膜が剥がれやすくなって不正出血が起こるのです。

 

子宮筋腫は不正出血や月経過多、重い生理痛、貧血、腰痛、下腹部のしこりなどの症状が現れます。

 

 

子宮頸がん

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出典:jsog.or.jp

 

子宮頸がんは子宮頸部にできるがんで、30代の女性に多いがんです。子宮頸がんはヒトパピローマウイルスに感染することが原因で発症します。

 

子宮頸がんは子宮頸部にがん組織ができて、そこから出血することがありますので、生理前に出血が起こりやすくなります。特に、性交後に出血が見られることが多いですね。

 

子宮頸がんは初期症状はほとんどなく、不正出血などの自覚症状が出てきたら、がんが進行している可能性があります。

 

 

子宮体癌

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出典:jsog.or.jp

 

子宮体癌は子宮体部の子宮内膜にできるがんで、子宮内膜がんとも言われます。

 

子宮頸がんが若い人にも多く見られるのに対し、子宮体がんは更年期以降の40~60代の女性に多いがんです。

 

引用:【主な子宮の病気】 花王 ロリエ

 

子宮体癌の主な症状が不正出血です。不正出血で婦人科を受診して、子宮体癌が判明したというケースもよくあります。

 

子宮体癌は更年期の女性に多く、ホルモンバランスの変化での不正出血と勘違いしやすいので、更年期に不正出血があった場合は、きちんと検査をする必要があります。

 

 

生理前の出血が起こった時の対処法

生理前に出血が起こった時には、どうすれば良いのでしょうか?生理前に出血が起こる可能性がある病気などを知っていても、自分ではどの現象や病気が原因で出血が起こったのかはわかりませんよね。

 

生理前に出血が起こった時の対処法を紹介します。

 

 

生理周期を計算する

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生理前に出血が起こったら、生理周期を計算してみましょう。次の生理予定日はいつですか?生理予定日を計算してみて、出血した日が次の生理日まで14日間前後あったら、排卵出血の可能性があります。

 

また、排卵日前後に性交をしていて、出血があった日が次の生理予定日まで1週間を切っていたら、着床出血の可能性があります。

 

基礎体温をつけている人は、基礎体温表を見ると、排卵期なのか、生理予定日までどのくらいなのかがすぐに分かります。

 

普段は基礎体温のつけていない人は、これを機に毎日基礎体温を測るようにすると良いでしょう。

 

 

妊娠検査薬を使う

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生理周期を計算して、着床出血の可能性がある人は、生理予定日に生理が来なかったら、妊娠検査薬を使うと良いでしょう。

 

一般の妊娠検査薬を使えるのは生理予定日の1週間後からになりますので、生理予定日1週間を過ぎても生理が来なかったら、妊娠検査薬を使って、妊娠しているかどうかを確認してください。

 

もし、できるだけ早く妊娠しているか知りたいという人は、早期妊娠検査薬を使うと良いでしょう。早期妊娠検査薬は生理予定日には99%の精度で判定できますので、検査して妊娠しているかをチェックしてみましょう。

 

 

婦人科を受診する

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排卵出血や着床出血ではなかった場合は、ホルモンバランスの乱れや器質性出血による不正出血の可能性がありますので、婦人科を受診しましょう。

 

たとえ、子宮膣部びらんのようにすぐに治療の必要はない病気が原因でも、本当に子宮膣部びらんによる出血なのかを確認しなければいけません。子宮頸がんや子宮体癌が原因で、生理前に出血している可能性があるのです。

 

また、子宮頸管炎や子宮内膜炎、子宮筋腫、子宮内膜炎を放っておくと、卵管が癒着したり、子宮内膜に受精卵が着床しにくくなりますので、不妊になってしまいます。

 

そのため、確実に排卵出血や着床出血であるという確信がない場合は、早めに婦人科を受診して、生理前の不正出血の原因を突き止めるようにしましょう。

 

また、生理前の出血が着床出血だった場合も、子宮外妊娠の可能性を否定して、正常な妊娠であることを確認するためにも、妊娠5~6週には産婦人科を受診するようにしましょう。

 

 

ホルモンバランスの乱れは生活習慣を見直して!

生理前に出血があった場合、ホルモンバランスが乱れることで、黄体機能不全になっている可能性があります。婦人科を受診して、黄体機能不全といわれたり、ホルモンバランスが乱れていると言われたら、生活習慣を見直してみましょう。

 

生活習慣を見直すことで、ホルモンバランスを整えて、黄体機能不全を治すことができるんです。

 

 

規則正しい生活を

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ホルモンバランスの乱れを治すためには、まずは規則正しい生活を送るようにしましょう。早寝早起きを心がけて、1日3食きちんと食べると良いでしょう。時間があれば、無理のない範囲での運動もおすすめです。

 

また、ストレスは溜めこまないようにしてください。

 

規則正しい生活を送ると、自律神経のバランスが整います。自律神経のバランスが整うと、ホルモンバランスも整いますので、プロゲステロンがきちんと分泌されるようになります。

 

 

冷え性を改善

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ホルモンバランスを整えるためには、冷え性を改善しましょう。冷え性に悩む女性は多いですよね。冷え性の女性は、ホルモンバランスが乱れていることが多いんです。なぜなら、冷え性の人は卵巣機能が低下しているからです。

 

そのため、身体を温める生活を送りましょう。具体的には、運動をして筋肉量を増やしましょう。筋肉は熱を産生しますので、筋肉量が増えると冷え性を改善することができます。

 

また、冷たい飲み物は控えめにして、身体を温める食べ物を食べる、夏のエアコンの設定温度は下げすぎない、エアコンの効いている場所では1枚羽織るものを用意するなどの工夫をすると良いでしょう。

 

卵巣の機能がアップすれば、女性ホルモンの分泌量が増えますので、ホルモンバランスが整います。

 

 

漢方薬を利用

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漢方薬を飲むことでも、女性ホルモンを整えることができます。女性ホルモンを整えて、生理不順に効果がある漢方薬は、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)、加味逍遥散(かみしょうようさん)、桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)などです。

 

漢方薬は体質によって選ぶ薬が違いますので、薬剤師さんに相談して、漢方薬を選ぶと良いでしょう。

 

 

まとめ

生理前の出血の原因と対処法をまとめました。生理前の出血は生理的なものだったり、妊娠したサインなど心配ないものもありますが、ホルモンバランスの乱れや不妊の原因となる病気、命に関わる病気の可能性もあります。

 

そのため、排卵出血という確証がない限りは、必ず婦人科を受診して、生理前の出血の原因を検査するようにしましょう。

 

また、ホルモンバランスは生活習慣やストレスなどで、すぐに乱れてしまいますので、生活習慣を見直して、ホルモンバランスを整えるようにしましょうね。

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